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けいりう堂日記

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2024-12-16 [長年日記]

_ 日中ずっと鼻水が出続けていて干からびるかと思った。だいぶ良くなってきたのだが、匂いがまるで感じられないのだ。でも何か食えば味はわかる。普段より美味しく感じないということもない。今のうちに匂いの気になる作業はやってしまったほうが良いのだろうか。子供のおしめ洗うとか。子供いないけど。早く寝て治すに限る。匂いに気付けずに災いが降りかかるということもあながちないとは言えないのだ。いや、もしや既にこれはスタンド攻撃か何かなのか?とするとこのスタンドは遠隔制御型か?風邪のウイルスはほとんどそれと変わりが無いか。


2024-12-14 [長年日記]

_ 筑前煮も食べ尽くして今はラタトゥーユの日々。今宵は鶏鍋を肩肉を安く売っていたので。結構食べてしまった。

もも肉よりもヘルシーで胸肉よりもパサパサしてない、という感想。あまり売ってないと思うのだから何故に今日は売られていたのか?きっと、肩筋の隆々な鶏達が大量に屠殺されたのだろう。

_ [漫画] 『ふしぎの国のバード』12、佐々大河、KADOKAWA、2024。

最新刊である。だいぶ長く続いてると思ったら2015からだ。9年。この間には当然作者の考え方にも幾つもの変化があった事だろうと思う。それを追うのは大変だが、その最新刊も面白いということは驚異なのだ。ピピチャリという、一度同化政策の対象者となったアイヌ青年が話に強烈なアクセントを与えた。イザベラ・バードの『日本奥地紀行』たしか読んだはずなんだけどなあ。北海道の記述全く覚えていない。


2024-12-11 [長年日記]

_ 毎日筑前煮食べてる。そろそろ切れるからラタトゥーユでも作ることにしよう。この季節は作り置きの煮物類がほっといても腐らずそこに在り続けている、ということが何より良い。朝にちょいと温めればすぐ食えるなんて高温多湿の夏には思いもよらないことだ。まあうちは寒い、というだけのことなんだけど。
ところで長年猫部屋だったり物置部屋だったりした和室が現在は朝のヨーガ&瞑想部屋かつ在宅勤務の執務場所となっているのである。家の中でシルシャーサナ(逆立ち)ができるというのはとても良いのである。長く痛みを感じていた左の股関節が調子良くなってきているのは嬉しい限りだ。それはそれとして。
この部屋の暖房は石油ストーブである。ファンヒーターではなくストーブである、というのがポイントなのである。学生時代の赤貧時代に北海道で住んでた物凄くボロいアパートには、先人の置いていったホヤのある石油ストーブがあった。これがなんとなく良かった。どこで買ったろうか、水の入った土瓶を置いておけばおのずと湯になり、コーヒーやお茶を淹れたり酒の燗を付けたりとなかなか重宝だったのである。あれから随分経ったが、そんな懐かしい思い出に繋がる季節である。そろそろこの街にキミと近づける季節がくる(中島美嘉『雪の華』)。この場合のキミが則ち石油ストーブなのだが、あまり近づきすぎると火傷する。今は土瓶が無くて薬缶を掛けている訳だが、在宅勤務中にコイツが背中の方でシュンシュンと音を立てて湯気を出している。乾燥も和らぐ。白湯もお茶も淹れ放題。沸いたのを魔法瓶に詰めておけば昼飯の支度にも役立つし夜は湯たんぽに使える。良い事づくめだ。これでさらに炬燵が参入したらもう外なんて出られない。

_ 湯たんぽにお湯を入れると、シュウーッとかジーッというような小さな音がずっと続けて聞こえている、ということに最近気づいた。朝になっても冷え切っていなければ音がしている。何の音なんだろう。面白くてちょっと不気味だ。


2024-12-05 [長年日記]

_ なんとなく思いついて学生時代によく飲んでたニッカ・ブラックを買ってきてストレート+チェイサーで少し飲む。旨い。あの時の味、と言っていいかもしれない。暮れも押しせまって参りましたなあ。筑前煮作ろう。


2024-11-28 [長年日記]

_ 放送大学の通信課題提出も面接授業のレポート提出も無事終わったのであとは参考図書をできるだけ紐解きつつ暗記用のカードでも作ろうかな…という霜月も終わり頃である。『触れることの科学』というエッチな本読みながら居酒屋でダラダラするわけで。早くこたつが出せるくらいに家を片付けたい。


2024-11-21 [長年日記]

_ [音楽] 「ジューシィ・フルーツ ゴールデン・ベスト多汁果実 品質特撰」

そんなわけで今日は昨日よりさらに寒いのであった。机に向かってなぜかジューシィ・フルーツのベストアルバムを聴いておる。一番有名なのはもちろん「ジェニーはご機嫌ななめ」なはずで、イリヤさんのファルセットには賛否両論だったことだと思う。けど改めて聴くとなかなか良いのだった。リアタイしてた頃はあまり好きだと思ってなかったが、あれから長い時間が経ってこちらの許容範囲がガバガバに広がったのでとても楽しめている。それで「恋はベンチシート」にはアンサーソングっぽいのが2曲ある(ほんとはもっとたくさんあるのかも)。この歌の詩を意訳するとクーペじゃあカーセックスするには狭すぎるからベンチシートの車に買い替えろ、と言う女性のメッセージである。その後の「ベンチシート・その後」の歌詞を意訳すると、まさかほんとにベンチシートの車に買い替えるなんてお前何考えてるんだスケベ、という女性のメッセージである。そして「渚のベンチシート」を適当に意訳すると、みんなベンチでセックスしてて局部が蚊に刺されるのが心配じゃないのかという女性のメッセージに対して男性が、いやそこただのベンチだから、とツッコむという楽し気な内容である。こういうことが知れるのも生きててこそだ。実に良かった。


2024-11-20 [長年日記]

_ そして火野正平さんもお亡くなりになったのだった。こころ旅に出られなくなって復帰を待っていたのだけど。まあ誰に引き継がれたとしても、余程のことが無い限り、これを機会にもう録画するのは止めよう(って、録ってたんかーい)。毎回録画登録してる番組はいろんな機会で何とかして減らしたい。なのに俺に断りもなく録画されているMBLだの大相撲だのがムカつく。キーワード登録したら該当項目を録画"しない"ようにする機能、はやく録画機に搭載されて欲しいなあ。って、出来ないかハハ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ きだ [北の富士さんも亡くなられたそうで訃報が続きますね。 ところでうちのPCの録画ソフトは、キーワードを正規表現で登録し..]

_ けい [それは良いかも!調べてみますわ。]


2024-11-19 [長年日記]

_ 谷川俊太郎さんが亡くなった。今頃はネリリしキルルしハララしているだろうか。この人の作品に僕は余り触れたことがないのだ。少なくとも先日亡くなった楳図かずおさんの作品よりも触れたものは少ない。まだ体験したことが無く、しかもそれが必ず価値ある体験となる事が保障されている作品が、世の中には沢山あるのだ。退屈なんて出来ないな、と思うのだ。


2024-11-17 [長年日記]

_ [放送大学] 二都物語。

社会学関連の講義を、前期に引き続いて受講している。僕は札幌・横浜という二つの都市に住んだ経験を持っている。都市は都市であるというだけでおおごとなのである。僕の愛する札幌と横浜。成立も気候も機能もまるで異なるものとして拓かれたこの二つの都市をどのように説明したら良いのだろう。僕の愛する二つの都市は、その都市の機能ゆえに愛すべきものなのか。或いはその都市としての利便性と同時にそこに含まれている「都市ならざるもの」への容易なアクセスの両立ゆえに愛すべきものなのか。もしもそれが愛すべき都市の要件だというのなら、都市は都市としての共通性にくわえてその都市ならでわの特異性を孕んでいなくてはならないということになるのだ。都市社会学と称される色々な学説に触れるひと時。普遍的なものと特異的なものの共存。何より解析的には導きえない解釈と、そこで用いられる言葉は説明も定義も無しに、多義であることを認めつつ交わされて果たして議論をする気があるのかどうかすらわからない対話。記憶装置としての都市と、記憶を呼び起こす仕掛けとしての香についても考えてみたいと思っているのだが、それにつけても思索に似合わないこの気候よ。ともあれ月に吠えてみるが良い。「この美しい都会を愛することはよいことだ!この美しい都会の建築を愛することはよいことだ!」。だが今宵の月はにじんだ傘をかぶっている。


2024-11-05 [長年日記]

_ [漫画] 楳図かずお先生、逝く。

逝く、と言っても先月お亡くなりになっていたとのことだ。NHKジャーナルでたった今聞いた。和歌山の生まれ。へび少女などで「ホラーの神様」と呼ばれた。他に『漂流教室』のこと、『まことちゃん』のことなど紹介していた。まことちゃんの得意なハンドサインとして紹介されたのは「サバラ」じゃなくて「中指と小指だけを曲げるグワシ」の方を紹介してた。サバラよりグワシの方を紹介しているのは不審である。何故難しい方を。また一つの時代が終わりましたなあ。まだ読んでない作品あるかな。デビュー作の『森の兄弟』とかは読んで無いな。

_ 追加。俺としたことが!『まことちゃん』全話読んで無いじゃん。ああ、しまったのら。


2024-11-04 [長年日記]

_ 三連休は銭湯行って銭湯行って銭湯行ったくらいであまり特別なことはせず。ただ、図書館で借りた『名子役の虚構 ケンちゃんの真実』というケンちゃんこと宮脇康之氏の自伝本がめちゃくちゃ面白くて良かった。


2024-11-02 読書について。 [長年日記]

_ [読書] 霜月になりました。

シモの月だから今月の記事は下ネタ大目にしようかなと。とりあえずスタイル換えてみたらなんかスッキリしてるなあ。リンクが真っ赤なのもちょっと気が引ける(赤いペンで文字を書くと別れの手紙になるってだれか言ってなかった?あれは緑のインクか?梓みちよか?)
 という訳で雑感。人と話をするのはできるだけ避けたいほうです。本は良く読むのだけど、その著者と語り合いたいという風にはあまり思わない。昔からそういう自分に謎のコンプレックスを感じている。自分の心を強く打つ著作の著者に実際に出会って話し合ったら自分はいたたまれなくなってしまうのではないかなどというちょっとした強迫概念だ。その人が人間的に優れていればこちらは引け目を感じるであろうし、逆にあまりにも尊大な人であればこの人からなぜこんな文章が、と戸惑うことだろう。でも考えを変えることにする。著者と著作は同じに見ることはできない。実際の発言の中にはちょっとした思い付きや思い込みで不適切な発言も生まれるだろうし、不確かな記憶を確かめることもできずに推論した結果を述べることもあるだろう。そういう、いわば”脊髄反射で発せられるような言葉”(こう表現すると、失言する人が何となく”脊髄ガエル”のように見えてきて哀れを誘うので時々良い)を発するのがその人である、と考えるべきなのかどうか。どちらがその人の本質であるかなどと考える必要など無い。そもそも「本質」と言う言葉は「これがあれの『本質』だ」と述べている人の『主観』に過ぎない。それがあたかも客観的な言葉のように見えてしまうのが大問題なのだ。こうして自分は不可知論の信奉者となる。その逆のケースはたとえばドビュッシーの人となりとその音楽とをごっちゃに評価してはならない、といった事例をいくつも見出すことができるだろう。ええ。話題が逸れました。
 著作は確かに著者の中から生まれたものではあるだろうが、かといって著者の一部を抜き出したものという訳ではない。ゴーストライターや生成系AIが作ったものでないなら、人に読んでもらうことを前提として書かれたものは様々な配慮や思惟や推敲や意図の結果であり、よほどの作為・悪意が無いならば、おそらく自らの良質な部分がその多くを占めるように書かれることを著者は願いつつ書くのではないだろうか。そうであって欲しい、と思うだけかもしれない。そう考える自分にとって、著述と言う作業は”大ごと”であり、成就できることは奇跡のように思える。古代ローマの詩人が詩の冒頭で物語の成就をミューズに祈ることには意味があるのだ。この思いは著述家・作家などと呼ばれる人たちにとってさえ重過ぎるものだろう。ともかく、著者がどんなに嫌な奴であっても、その著作に含まれる普遍的に正しいことまでその著者ごと否定してしまうような愚行には陥りたくない。だから、詩人が詩の冒頭に祈りを捧げるように、読者は読む前にその読書が幸せに終わることを祈らねばならない。それが面倒ならさっさと読み流して腕から時計を外すようにその本とさよならすれば良いのだ。と梓みちよなら言うだろう。言わないかハハ。


2024-10-30 [長年日記]

ウルトラ怪獣その2 こないだはケムール人をイメージしたので今回はバルタン星人。うまく行かんわ。、なので隣にスダール(イイダコ)を置いてみました。もっとうまくできるようになるのだろうか?続く。

2024-10-27 [長年日記]

_ 投票に行ってちょい買物をしただけで今日は他に外出せず。放送大学の受講は参加にも増して早いペースで、既に10回まで聴講。11回まで聴講したら関連の図書を読み漁ろうと思っている。漁るというほどには読み進められないだろうと思うが。自分の投票した候補は残念ながら接戦の末落選した。米大統領選はどうなるかなあ?


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