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2004-04-23 [長年日記]
_ [コンピュータ] 機械に数値計算をさせる仕事をしている。
このためには機械がわかるように計算の手順をプログラムするわけだが、自分の「させたい」想いを機械との仲立ちをする翻訳者にわかるように表現を与えるのがわたしの受け持ちである。
それで、自分の「想い」をまず数式の形であらわさなくてはならない。
その能力が、どうも3年ばかり前に比べて低下しているようだ。
もともと数学が得意というほどでもなかったのだが、肉体の衰えに比べて脳の衰えは時定数が長いものだと信じていただけに少なからずショックである。
もっとも、「頭は使っている限りはなかなか衰えないものだ」とよく言うこと自体が迷信でないという保証はない。
なにしろ脳が老化すると、過去の自分を過大評価したり、細かい困難さに立ち向かうことができなくなったり、今よりも昔のことの方を良く思い出す(実はこれは記憶力の良い証拠ではなくて、現役で活動する脳機能が衰えた結果古い記憶が表面に出てくる、ということなのだそうだ)わけだから、「年を経て頭が悪くなりました」ということはなかなか言われなくなる道理なのだろう。
なんかわかりにくい文章になった。