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2012-01-21 [長年日記]
_ 雪降って、なんだか次の歩き旅を始めたいななんて思い始めたのはどういうことなんだろう。さしあたり参考書が手元にあったので、江戸・虎ノ門から平塚に至る「中原街道」がいいんじゃないかと思って、神保町で地形図買った。全工程分で9枚。矢倉沢往還とか綱島街道とか東海道とか歩いた時に使ったものとほとんどかぶっているはずなのだが、新たに買い求めて赤で道程を記すというのが机上の旅の始まりと感じる。同じ書店で、堀淳一先生の「にっぽん地図歩きの旅 古道・旧道・旧街道」という本を見つけた。昨年出版されたもので、先生は1926年の生まれなので出版時84歳。児玉幸多先生もそうだったが、道歩きの達人たちは老いを知らないらしい。堀先生はもとは物理の世界の方で、物理においても歩きにおいても、及ばないなどとと言うことさえもおこがましいが、私にとっては両方の世界における偉大な先輩というか先人と言うべき人になる。一面識もないのだからますますずうずうしい物言いではあるが、でもこういう方がおられるというのが自分には大きな意味を持っている。
また地方の教育委員会に手紙でも書こうかな、と思っている。その内容は、「歴史の道調査報告書」の複写の許諾を乞うものとなるはずなのである。