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2015-03-17 [長年日記]
うちの玄関先にはWebカメラがついてて郵便の類が来ると反応して画像がスマホに送られてくるようになっている。スマホから電光掲示板にメッセージを流せるようにすればもっと双方向になっていいと思うんだがそれはまだやっていない。ところで、ときどき思わぬものが映るのだ。それは1万年以上前に死んだはずの縄文人の霊であったり(嘘じゃないぞ。こないだも枕元で『トコイトコイ…』って呪文唱えてたんだから)、何食わぬ顔で家の中から出て来てカメラに『だーむ、ですとろおい!』ってやってるピエロの格好の男とか(俺それ見て泣いたよ)、首の傷跡がパカッと開いてもの凄い歯の生えた怪物みたいになった俺が少女の生血を求めて飛び立つ瞬間とか、あるいは何となく見覚えのあるけど直接見たことは一度もない冴えない小男の薄い後頭部であったりとか、まあそんな感じのものがしょっちゅう映る。今日はこいつが映った。どうも通り道になってるみたいなんだがどうしてこんなところを。
_ [新聞を読んで] メリーさんと伍代さん。
伍代さんが加ト吉の宣伝に次ぐ大作としてハマのメリーさんを題材にした劇作を演じてはや20年とのこと。リアルメリーさんは何度か目撃して度肝を抜かれたのだが、今となれば、一度くらいは彼女のお客になってみるべきだったのではないかとも思われる。あの白塗りはドーランであり、もっとも安上がりの化粧と言うことで俺のみかけた90年代の彼女はそれを愛用していたのだったということだ。伍代さんは彼女に惹かれてほとんどストーカーのように、彼女の行きつけの化粧品店やあの白い衣装を扱っていたクリーニング店などで情報を得たのだそうだ。メリーさんはいろいろな作品にインスピレーションを与えた。村祖俊一の「娼婦マリー」なんていうのもある。濱マイクシリーズの「遥かな時代の階段を」には坂本スミ子扮する彼女があらわれる。メリーさんを見なくなって、日ノ出町のちょいの間が無くなって、東横線桜木町駅が無くなって、俺が酒を止めてしまった横浜の風景はこれからも変貌していくことだろう。
_ そういえば今日はセントパトリックディだったんだよな。特に緑と関係しなかったけどあとでヨモギ大福食うかも。