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2025-07-03 [長年日記]
_ [漫画] 『児玉まりあ文学集成 4』三島芳治、リイド社、2025。
新刊。この人の漫画読むとちょっと心地良いような敗北感を抱く。この敗北感は幼い日の恋に似ていることに気づいて、同時に自分は"わからせられ"側だったのかとも気づいた。なんてだめなの。この独特な描線に行き着くまでの経緯にもちょっと興味がある。こういう漫画家を見出した漫画編集者の興奮も何となく想像してしまうのは『バクマン。』を読み続けているからだろう。
_ [音楽] アントニオ古賀『十円チョーダイ!』
小学校の時、仲良くしてた友達が、こんな歌があると教えてくれた。それから幾星霜。今やっとその楽曲を味わえる時が来たのだ。♪金がない まるでない 心細くて 仕方がない 居たたまれない 落ち着かない 気が気じゃない 「十円頂戴」〽
作詞吉岡オサム 作曲小林亜星で、『小んなうた 亜んなうた 歌謡曲編』というCDに収録されていた。感動している。十円チョーダーイ!って叫ぶ。みんなが呉れたら大した額になることでしょう。アントニオ古賀さんには他にも『クスリ・ルンバ』という名曲があるがこれは別のCDに収録されている。他にエノケンの「霊柩車はゆくよ」、左とん平「秋田から来た先生」松坂慶子「赤い靴はいてた淫らな娘」(←思ったほど色っぽくない歌)、小林亜星といけだももこ「リンゴがひとつ」(←リンゴがひとつアップル リンゴがふたつあっぷるっぷる リンゴがみっつあっぷるぷるっぷる、ていうやつ。その『十円チョーダイ!』を教えてくれた友達はこっちの歌を「ボインが一つおーっぱい」って歌ってたことも今思い出しました。ませガキだったのでした)ダ・カーポ「野に咲く花のように」などが収録されていました。いいねえ小林亜星。