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2025-08-27 [長年日記]
_ [秩父往還] 小前田から波久礼まで。
こないだの盆休みにはまた秩父往還の道を少し歩いたのでした。灼熱のお盆に、灼熱の埼玉。城跡を2つ訪ねたり五百羅漢+千体荒神を全部訪ねる少林寺の裏山を蠅にたかられながら上り下りしたりとか。真夏の埼玉の歩き旅というのは苦行感がいつにもまして強いなあなんて。でも今回、「五本指ソックス二枚重ねの計」が功を奏して足にはマメひとつできませなんだ。次の旅は9月だろうか。きっとまだ暑いだろうが、長瀞が近い。川で遊んでみたいなあ。
そういう夏の想い出を振り返りつつ、「ブラタモリ」のだいぶ前の録画の伊勢街道の1回目を見ていて、自分の東海道の旅のことを振り返りたくなって「今様膝栗毛」を眺めていた。誰このホームページ作った人。街道歩きの事何にもわかってないなあ。城跡には何にも残ってないから行って損したとか、お前ホントに何にもわかってないなあ、と昔の自分に突っ込んでみたり。27年くらい前の自分だ。それでも一応成人はしてたはずなのに。で、見てるうちに、先日思い出そうとして思い出せなかった小夜の中山にまつわる狂歌が書いてあったのでここに転載しておこうと思う:「一日に二度越ゆべしと思ひきや 命からがら佐夜の中山」(馬場金埒、狂歌師)ということである。多分当時参考にしてた東海道行脚のハンドブックに書いてあったんだと思う。なんかその旅をしてた頃によく見てた人のホームページへのリンクがまだ生きてたりして古い友人に会ったような気分になった。現在も東海道行脚している人々はいることと思うが、当時とはまた事情が変わったことだろう。東海道ルネッサンスの残滓は今も少しは残っているだろうけれど。