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2024-09-20 [長年日記]
_ [読書] 『恥知らずのパープルヘイズ』上遠野浩平・荒木飛呂彦、集英社、2011!2014。
ちまちまと読み続けてやっと今夜読了。荒木さんの描かなかった、ジョルノたちと別れてからのパンナコッタ・フーゴの物語。フーゴは物語の中でかつての仲間達を回想する。その回想のたびに、じん、と来たり、同じ漫画原作をこの作者はこう読んでいたんだなあ、なんて感じたりして、仲の良い人と漫画を語り合えたような気分に近しいものがあった。ブチャラティ亡き後のトリッシュの話はこの版で加筆されたものなのだろう。登場人物の内面を表わすのにはやはり文章が良いな、と思ったり、一方でこういう漫画的な構成(多彩なキャラクターが次々に登場して活躍するのがそう感じる)にはやはり漫画表現の方が良いなあ、とか思いながら楽しんだ。朝夜は少し涼しくなってきたから、夏の消耗を癒しつつ積読を消化していこう。でも街道歩きや最近気になるカモメの生態なんかもこなしていかねば。この連休もまた悔いの残る休暇となるであろう。もがく日々が終わらん。そういうスタイルだから仕方ない。