RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2005-09-20 『今に生きる朝河貫一 その生涯と業績』/『コドモのコドモ』第3巻 さそうあきら
_ [読書] 『今に生きる朝河貫一 その生涯と業績』安積歴史博物館、2004。
これは83頁の小冊子で、先の二本松(福島)歴史資料館で入手したもの。朝河貫一、1873-1948、歴史学者でありその活躍の場はアメリカ。日露開戦の際は日本の正義を主張し第二次大戦においては開戦を避けるべくルーズベルト米大統領の昭和天皇宛親書を起草したとある。博士論文は大化の改新に関するものだったというので読んでみたい。これは早稲田大学から英文が出ているようだが、読むとなると国会図書館か東京大学図書館辺りに行く必要がありそう。
そんなことよりも一番驚いたのは、この朝河貫一博士という人こそ、英語の辞書を覚えるのにページを破っては食べたという、あの伝説のその人であったということだったのである。
2007-09-20 食べたことのない魚を食べるシリーズ6:したびらめ
そんなことより、今日の料理のメインはこっちです。
ナイフでビールの缶の上のほうを切り取って、アルミホイルでふたを作って炊いた玄米ご飯です。無洗米なのでアウトドアで使うときには水の節約になるよね。昨日から読んでいるサバイバル関係の本にこういうものでお米を炊く方法が載ってたので、実験してみたわけです。水加減に失敗してちょっと硬めだったけど普通に食べられました。 こんな感じでいざというときのための練習をやってみるのも楽しいです。あと知っておきたいのは、火のおこし方・水の濾過の仕方・ロープの結び方、なんかでしょうかね。 なんかのめりこんじゃいそうで怖いです。無茶してしくじってもそれが許されるような若さじゃありませんから。とりあえず知識だけ、ね。
ところで、シュンペーターという人は、強い軍隊を持った国家の元首は問題を武力で解決しようとする傾向が強くなる、なんてことを唱えたそうな。
知識が身についたらどうしても実践したくなるというのはしょうがない事なのかもしれないよねえ。。。路上の困難をサバイバル術で解決する傾向が強くなっちゃうかもしれません。今の私は、火のおこし方を練習するのに都合のいい場所を探そうなんて思ってるのです、ヤバイヤバイ。
2011-09-20
_ 今朝がたからなまら涼しいんでないかい。東海地方は水浸しだそうでたいへんなようですが。
_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#17
「黒猫館」。悪魔くんのレビュー、いつも実物を見ながら書いてるため気がせくせいか誤字脱字の類が多い。あとで気になったら直すかもしれないけどとりあえずどんどん行くZ!夜道で美女の拾ったタクシーの運転手はノートルダムの人を思わせるような不気味な形相の男(ユウキチと呼ばれている)である。道が間違っているという美女の言うことなんか無視して催眠ガスで眠らせてさみしいとこに連れてくんだもんね。というわけで呼び鈴が般若の形をしててお洒落な館に到着。美女を連れていく先にはかなり雑なつくりのじゃじゃ丸くんのような化け猫がいて、美女は冷凍しておけと命じるのである。おお、出た。冷凍されていることを表現するビニールに包まれた人・人・人。
場面変わりいつもの井戸の底。こないだの地獄がエレキブームだとかいう話を蒸し返している悪魔くん。さすが一万年に一人の天才児、記憶力は抜群だ。しかし、今日は年に一度の地獄のお祭りの日だと言ってサボろうとするメフィストを使役しようとして、家にソロモンの笛を忘れてきたことに気づいて愕然とする悪魔くん。鬼の首を取ったように「笛がなければ天下だ」とか言って調子づく大人げないメフィスト。すると突然メフィストのおつむが煙を吐き出す。家に置いてきた笛を悪魔くんの妹がいたずらして吹いているのだが、これがいたずらにしてはかなり上手に吹いているのである。仰天したメフィストは「油断のならないガキだな いつのまに新しい術を覚えやがったんだ」などと自分の尺度で物言いをするのである。
とまれ連続する失踪事件を解かんと館に忍び込む二人である。なんでここまで事件の概要を知っているのか今一つ説明が足りないように思うが、「こんな大事件がひっきりなしに起こっているのに」という悪魔くんの一言だけで事件の全容の説明に代えられている省エネ脚本なのである。そういうことで黒猫館に忍び込む。ちょうどヨウキチさんは次の獲物を連れてきたところ。館に住むおばばと呼ばれる老婆がそれを迎えつつユウキチさんに耳打ちする。どうやら悪魔くんたちの侵入に気づいたらしく、手裏剣で攻撃してきたのち迫りくる壁に押しつぶされんとする悪魔くんたち。しかしこんな仕掛けもメフィストの魔力・脱出の前には無力である。両側から迫る壁の一方を通り抜けているように見せかけているんだが、壁と壁の間を撮るシーンの画面奥は明らかに隙間のあるスペースであり、上から見ると
_ な感じになっているのを横から覗くように撮影すると
_ となっているのである。すごい特撮だ!
そして悪魔くんたちは小さくなってユウキチさんのバッグに忍び込む。この辺もあまり説明がないが、しかもユウキチさんは唐突に運転をミスして事故って倒れてしまう。今回はスピード感があるな。いちいち説明しないからついてこい!的な展開である。さてユウキチになりすまして館に戻る悪魔くんとメフィストは例の冷凍庫に閉じ込められてしまう。誘拐された人を冷凍庫に見出した二人は、犠牲者たちが凍っているにもかかわらず心臓が動いていることに(!)気付く。さて二人はどう逃げるか。ここは魔力・脱出だろと思ったら意表をついて魔力・電気洗濯機。しかも二層式で今は見なくなったが、すすいだ後に衣服をローラーに挟んで水を絞るタイプの奴。なんか見てて泣けてくる。で、どうしてこれを出したかというと、冷凍庫のドアにマントが挟まって隙間があいているので自分たちの体を洗濯機のローラーで薄っぺらく延ばしてペラペラになった体をマントを挟んでできた隙間から外に出すという見事な作戦なのである…。おばばとの死闘を経て、腕を負傷して逃げるおばばの運転する車のトランクに忍び込んだ悪魔くんは、車もろとも池に落ちる。おばばは車に仕掛けられている催眠ガスの噴射スイッチを誤って押してしまったのである。なんか誤動作による事故が連続して起こってるな、今回は。池に落ちた真悟に呼び掛けるメフィストが萌えである:
「こんなことって初めてだもんな。おまえがいないとどうしていいかわからないじゃないか。第一おれは金槌なんだよ。今にきっと泳げるようになるからな。真悟、死なんでくれよ」などとおろおろするんである。挙句の果て
「俺はお前と良く喧嘩するけどな、本当は、本当は真悟が大好きなんだ」と愛の告白をしてしまうメフィストである。そこに悪魔くんが登場。車をはい出してきたようだ。そしてメフィストを言葉責めする…。この辺の二人の心の交流をたっぷり撮るために他の部分がやや説明不足になってしまったのだろうか。
そして館の主人である化け猫との対決。捕まる二人だがタライとかそろばんとか出して悪あがきした挙句串刺しにされてしまう(真悟に、じゃなくてw)が、実は全然平気なメフィスト。やられたふりをして油断を誘ったのち見事化け猫を倒すのである。喜び合う二人を映してエンド。
というわけで今回はっきりした真悟×メフィスト。うん、ありだな。次回悪魔くん、怪奇雪女にご期待ください。
<今回の魔力>魔力・脱出(いや、それはただ普通に通路を通って行くだけだろ)/魔力・電気洗濯機(そういえば子供の頃よくこのタイプの洗濯機のローラーでいろんなものを挟んで延ばして遊んでたような記憶がある自分は存在自体が古い。後年、脱水機構はジャイロ・ツェペリの発明で回転式にとって代わられることとなる)/魔力・放水
2013-09-20
_ たまには真面目にやろうと思って、そうなったらできる限りのことをしようと決めたのだが、そのようなやり方がどうもかえって人の反感を買うことがあるように思われて仕方がない。人としてあるべき姿を求めんとして、かえって孤立感を深めることになるとしたら、それは一体何故なのか。このような現象を取り扱う学問領域は何なのだ。倫理学か?社会学か?経済学か?俺にはどうもそれは経済学の問題であるように思われる。だが、もしかしたらまだまだやり方が手ぬるいというだけのことなのかもしれない。とりあえず俺は俺の怒りでわが身を焼き焦がすことがないように、世界のありとあらゆるただ乗りの有様を記録していこうかな、などと思い始めている。
2014-09-20
_ こないだ買ったと思ったティッシュとロールペーパー、家に無いんだよ。どこかに置き忘れてきたんだろうか?買った記憶がニセの記憶なんだろうか?ごきげんよう(←今『花子とアン』見てたとこ)
_ というわけで札幌。最終便の飛行機の出発遅れて最終電車に間に合うか微妙だったが、間に合った。流石に夜は冷えるね。吹く風が木枯らしみたい。
2016-09-20
_ 甥の者についていけずに少々カッチときたのでデュエルマスターズを調べてみる。タカラトミーの商品で、お父さんがこれを覚えると子供とのコミュニケーションが云々とか書いてあって最初はつまんないなあ、と思ってたのだが、眺めてるうちに何と無く懐かしい感情を思い出し始めた。それは、「火吹き山の魔法使い」とか、ムアコックの剣と魔法のファンタジーだったり、あるいはDQやFFに初めて出会った時の衝撃だったり、弟の人の遊んでいたタイガーマスクやサイボーグ1号なんかで遊ばせてもらった時の記憶に似ていた。この感じはちょっと危険だ。
_ 職場で。このご時世ゆえあちこちにセキュリティドアがあるのだが、その中の一つの操作を間違えて出るべきドアを出られなくなった。開錠権限を持ってると思しき女性(以下、鍵子さんと呼ぶ)にこれこれと事情話すと開けてくれることになったのだが、くだんのドアの前に来てその鍵子さんは言ったのだ:
「ちょっと向こうを向いていてくれませんか?」
私はこのようなセリフを過去にも聞いたことがある。そしてちょっとエロスな気分になったのだが、鍵子さんとの約束なのでチラ見もせずに後ろを向いて、そして五感を最大限に働かせていた。私は集中すると透視ができるのである。間違えた。まるで見たように鮮明な妄想が浮かぶのである。鍵子さんは何かをカチカチといじっている。それはブラのホックよりはもう少し硬く重い金属のようである。これはもしや、レトロSFに良く出てきたビキニアーマーを装備していたのか!悶々としているうちに「もういいですよ」との声が。つづく。
2017-09-20
_ けふもまあまあ早起き。夜、筋トレ。日曜よりは力が出た感じ。食べ物のせいではない、単にブランクが空いたせいだ、と考えることにした。トレーニング前にスーパーのイートインで軽く腹ごしらえ。ここで何を選ぶかは工夫が要る。カットフルーツ、おから、豆腐、豆乳。マカデミアナッツ少し。豆腐は水の溜まってないやつを選ぶ。もちろん水を捨てる必要がないように。なんか、豆腐美味いよ。カトラリーはスーパー2階の100均でスプーンとフォークを買った。そうだ、豆腐のぬか漬けどうなったかな。だいぶ水が出てるのでは。結局その後冷凍庫にスペースを作り、ゆっくり発酵させてるところ。
2018-09-20
_ 金カム買えた。数理科学も買った。なんか知らない言葉の多様体の特集。ついでに漫画コーナーで東陽片岡の新刊見つけてしまった。三度迷って結局買った。アマゾンの読み放題で「嗚呼花の応援団」も読める。いけだたかしの「ささめきこと」もまだ読みきってない。水木さんの全集もだいぶ溜まってる。いつしか漫画地獄だ。う、うれしいれすぅ。あへぇ。クェックェッ。ちょんわーちょんわー。
_ iPadの修理手続き完了。チャットで30分少々。こんなにチャットしたのは十年ぶり以上かな。ヤマトで引き取り。衝撃に強いケースを探しとこう。やれやれ。
_ アップルサポートの人とチャットしながら久し振りに煮物。大根が硬くならないように水の状態から弱火でじっくり煮たら、思いのほか柔らかくなって嬉しい。他に蕗、筍、ちゃんとキッチンペーパーではさんでから水煮して油を抜いたがんもどき。もう風呂上がりに全裸で体重測ると寒い。じんわりと上手い煮物。母の人の遺影の前にもお供えしたりして。そうだ、もう彼岸の入りなんだった。しんみりと良い季節になってきた。
_ 魔窟の中で本を探していた。目を通したい本は…ああ、やはりどこかに埋もれているようだ。しかし、なんだここは。ランジュバンの伝記、シュレディンガーの伝記、ギリシァ語の教本、ランダウの量子力学、田口の実験計画法、スレーターの理論物理学入門、マルクス全集の第1巻(マルクスの博士論文が掲載されている)、アルゴリズム辞典、ヨガの教本数種、神奈川区史、港北区史、ケージの「サイレンス」、街道の日本史全巻、スミルノフ全巻、包装を解いてすらいない山尾悠子の箱入りの本…。その時々の問題意識のために買うしかなかった本たち。これらがみな、今、私の力になってくれようとしているように見えて、これらを購入した当時の自分を驚きの目で決して明るくはなかった過去に向かって見つめ返している。何てことしてくれたのだ。これらが本当に自分のリソースとなるのなら、そのような読解をする努力を続けられるのなら、この先の未来は明るいようにも見える。まるで欲すべき全てをすでに持っていたようにすら思えるのだ。
_ 今気づいたけど、それらに倍するインモラルな書物が山ほど紐解かれるのを待ってるということも慌てて付け足しておいた方が良いのかな。要らんか。
2023-09-20
_ ここ数日は不本意ながら就業時間が短いのである。で、いつもより早めのジム。なのにみっちりやって帰宅はあまりいつもと変わらない時刻に。あ、そうか。久々のスロトレだっんだ。なのでめっちゃくたびれて、もう今日は帰宅後何もできないと悟る。だからいっそ居酒屋メニューでタンパク質補給して早寝する、と決めたのだった。居酒屋メニューは冷奴と冷やしトマトと鳥串5本くらい。もちろんアルコールが入ってるので筋トレ後の行為としては望ましくは無いが、筋トレ直後もプロテイン飲んでるからまあ良いとしておこう。先日のモハン、川村屋訪問の影響はまだ続いてる。
2024-09-20
_ [読書] 『恥知らずのパープルヘイズ』上遠野浩平・荒木飛呂彦、集英社、2011!2014。
ちまちまと読み続けてやっと今夜読了。荒木さんの描かなかった、ジョルノたちと別れてからのパンナコッタ・フーゴの物語。フーゴは物語の中でかつての仲間達を回想する。その回想のたびに、じん、と来たり、同じ漫画原作をこの作者はこう読んでいたんだなあ、なんて感じたりして、仲の良い人と漫画を語り合えたような気分に近しいものがあった。ブチャラティ亡き後のトリッシュの話はこの版で加筆されたものなのだろう。登場人物の内面を表わすのにはやはり文章が良いな、と思ったり、一方でこういう漫画的な構成(多彩なキャラクターが次々に登場して活躍するのがそう感じる)にはやはり漫画表現の方が良いなあ、とか思いながら楽しんだ。朝夜は少し涼しくなってきたから、夏の消耗を癒しつつ積読を消化していこう。でも街道歩きや最近気になるカモメの生態なんかもこなしていかねば。この連休もまた悔いの残る休暇となるであろう。もがく日々が終わらん。そういうスタイルだから仕方ない。
_ うにゃ [野宿してるかな?]