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2024-08-05 [長年日記]
_ 月に一日くらい年休消化と兼ねてお片付け休みを取るよう心掛けているのです。最近ちょいちょい書いてる元・物置部屋のアウフヘーベンをおこなう。今日のターゲットは、8ビットパソコンのゲームを整理しつつ今は活躍機会の無い石油ストーブを隅にどけて、などと。それから、部屋に置いているクリアケースの中身を少し整理してみた。昔の実家から送っていた創元推理文庫・ハヤカワSF文庫なんかが出てくる。大学学部時代の僕はSF者を目指す青年だったので、有名どころを心掛けて読んでいた。シマック『都市』『中継ステーション』が出てきた。高校の時に出会ってすっかり恋に落ちた武部画伯描くデジャー・ソリスの表紙のバローズ『火星のプリンセス』、ペリー・ローダン・シリーズが2−3冊。RPGゲームにハマった頃に、とてもゲームだけでは足りなくて夢中になって読んだムアコックのコルムとエルリックの剣と魔法の物語。それからフレミングの007シリーズ。全部ほとんど中身を覚えていないから、読めばまた楽しめるはずなのである。経年変化に加えて、以前飼っていた猫の人々のストレス解消の対象となってボロボロのものが多い。それに文庫本は昔の版は実に活字が小さいのだ。でもそのうち読み返したい。フレドリック・ブラウンのエド・ハンターものなんかコンプリートしたい。ペリー・ローダンだって和訳されてる分くらいは読んどきたい。なのに僕は今、DVD『宇宙空母ギャラクティカ』を視聴し始めたりもしてるのだ。SF的な表現が全く前年公開の『スターウォーズ』だったりしてそのくせ脚本が浅くてたまらんこの作品を、それでもすべて視聴せねばならないのだろうか、僕は。とりあえずジェーン・シーモアの美しさは救いなのである。良かったこと。第二書斎にはかろうじてヨーガのできそうなスペースができました。これでジムに行かなくとも逆立ちが毎日できる。少しできたスペースにい草のマットを敷いてみたら匂いがたまりませんわん。
2024-08-10 [長年日記]
_ 女子ブレイキンAMIさんが金メダルでめでたし。ブレイキンとはいかないまでもひそかにダンスを習ってみたいとは思ってます。でも今日はQGISをいじってみた。街道行脚の趣味の人たちの中にもすでにGISを活用した地図情報つくりをしている人は何人もいるので負けられんw しっかしQGISは機能がたくさんあって使いこなしには時間がかかりそう。まずは消え去ってしまわないうちに自分のトラックデータを地図化しておきたいもんだ。
_ ここんとこ朝飯は茶漬けばかり。冷茶で漬けたり熱い茶で漬けたり。こないだ前日の残りの刺身を乗っけて熱い湯をかけて食べたらうまかった。ツマも一緒に食べた。夏の朝なんてこんなもんで良いさ。でも一応玄米だったりはする。飢餓感に苦しまずに腹筋割る方法とかないかなあ?
_ 映画が公開されるらしくてドクターXの再放送が盛んに流れている。謝っておかなくてはいけないことがある。米倉涼子様、貴女のふくらはぎの美しさをこれまで顧みることの無かったこの雑魚めをお許しくださいますように。。。まあ所詮邪眼で眺めてるだけさ、ドラマも、オリンピックも。
2024-08-13 [長年日記]
_ 旧盆なので迎え火を焚き、亡父母の遺影の前にいつもの盆グッズを飾るのだった。今は只、季節の風物として残っているだけの古の人々の信仰心の名残を、無信仰の自分はそれでも尊重して、楽しんでいる。苧殻を焚く脳裏には、和装の旅装束をした両親が着飾った馬に乗ってどこからかやって来る姿であったりもする。そんなもので乗り付けられても困るだけなのだが、想像するのは只だし気楽だ。
読み捨てた本に付箋をつけたところをノートに書き写したり、我楽多で歩けないスペースを片付けたら別のところが歩けなくなったり、テレビの録画には相変わらず埋もれてしまったり、これでは遺憾と朝から軽くジョギングして水風呂を浴びて「これでいいのだ」と悦に入ったり、ラジオの高校野球を嫌って聞いたNHKラジオ第二のハングル語講座がラップを取り入れていて面白かったり、手持無沙汰で流していた放送大学の『進化心理学』が予想以上に面白かったり(そもそもこのような学問分野を打ち立てること自体が優れて野心的と言わざるを得ない。”なんでそんなことわかるんだ”というような問題ばかりなのに、苦心してそれらの証を立てていくスタイルが好ましいのだ)、気になる分野の論文を読もうとしてつい午睡の魅力にあらがえなかったり。けれども気に入ったイラストが描きたいなんて思いながら全然ペンタブを起動すらできなかったり。そして夜の寝床でつまらないことを思いついては枕元のノートに書きつけているうちに夜は夜明けへと向かっていく。
ああ、これが夏休みなんだな。ことしもそういう夏休みが来て、そして名残惜しくもすぐに去っていくのだ。涼しいところにウォーキングに行きたい。でもそんな予定は全く無いのだ。それでいいのだ。
2024-08-16 [長年日記]
_ 台風、送り火、科目登録。
というわけで台風上陸のうわさもさておき盆の送り火を。素焼きの皿の上で苧殻を焼いて迎え、苧殻を焼いて送る。この儀式が終わってもしばらくは暑さが続くのだが、それでも何となく風が吹けば秋遠からずの感が湧いてくるものだ。そして上期の試験結果を確認。ほほう、2科目受講してどちらも〇Aとな(まあ自信はあった)。下期も関連する科目を受講することとした。1単位について6000円かかるというのは、卒業を目指していない者にとってはそれなりに贅沢な趣味と言えなくもない。
2024-08-18 [長年日記]
_ [読書] 乱読記、発掘さる。
暑い暑いと思っているうちに秋の気配が忍び寄ってくるのだから気をつけねばならぬ。いや、まだ暑いんだけど。
という訳で魔窟のアウフヘーベンをやってる。読んだあとそのまま積み上げていた本を一冊ずつ取り出して、付箋の付いてるところ(もちろん付けたのは僕なんだが)をノートに書きとっては捨てるなりしまい込むなりというひたすら能率の悪い片づけと、机の前から押し入れに向かう動線を阻むゴミだか資源だか資源ゴミだかわからないものを片付ける。これが成功したら、押し入れの中が有効に活用できるようになる予定なのである。まあ先は長すぎるほど長いからちょっとの進展を日記とかに書き込んでそれでも進んでるんだよと自分に言い聞かせるのだ。これがシニアというか人間の経立(ふったち;動物が年を経て妖怪化したもの。柳田国男『遠野物語』参照)の狡猾さである。若い人も真似していいよ〜。
それで、大した効果は得られないのかと言えばそんなことも無くて、失ったとさえ思っていなかったお宝が続々と発掘されるので楽しいのである。お宅気質とお片付けは決して相性が悪いわけではなかったのだ。ただそれもため込むものがある程度の量になったうえでのことではあるのだろう。ちなみに、こんな活動の途上で以前母の人の遺品に含まれていた消しゴムを見つけて、それをつい2日ほど前に最後まで使い切ったのはとても快感だった。文房具でも食器でも今あるものをすべて使い切ったうえで最終的には気に入ったものだけを使って生きていけたら最高だろうと思う。
それはそうと。その読後のメモを記載するノートを高校の頃から「乱読記」と称して書き続けていた。初期のころのものは当然もはや散逸してしまっているのだが、上記のアウフヘーベン作業の過程で、なんと1995年頃からのものが発掘されたのである。これは自分にとっては大きな意味を持っている。なぜなら、1990年半ばと言えばインターネットは普及が始まったばかり。GeocitiesやNetscapeのサービスが始まったのは1994年あたりとのことだから、インターネット普及前後をつなぐ自分の知的活動(笑)に関する結構貴重な記録なのである。ミッシングリングなのである。で、その頃の内容を見てみると、まず、なぜかDe Gennes先生の”濡れ”に関するレビュー論文(あ、これエロじゃないですからね!物理の論文ですからね!全くもうw)の調べ読みとか、野口悠紀雄『「超」整理法』、『分類学からの出発』、澁澤龍彦『サド侯爵の生涯』、野村万作『太郎冠者を生きる』、カフカ『アメリカ』、『エッダ・グレティルのサガ』、フレーザー『火の起源の神話』、ボス『性的倒錯』、夏目房之介『マンガはなぜ面白いのか』(NHK人間大学のテキスト)、『スパイスの冒険』(会社の寮から借家に移転した頃で、カレーの自作をものすごく頑張ってたのでスパイスの勉強もした)、谷川健一『日本の神々』という具合。自分では「ああ、変わらずだなあ」という感じなんだけど、現在はこれらに加えてさらにヨーガだの筋トレだの街道行脚だのといった肉体系の読書が増えた。変わらず、っていうことでもないかな。。。
2024-08-25 [長年日記]
_ まだ暑い中を図書館に行ったりジムに行ったり学習センターに行ったり銭湯に行ったりして、なんか楽しかった。うだうだホッピー飲みながら音楽聞いてるんですが、童謡の『ピコットさん』が何者なのか全く分からなくて混乱している。服のボタンをはめたりコップにジュースを注いだりお父さんとソファに座ってるとこいつがやって来るのだ。全く油断も隙もねえ。誰なんだよピコットさん。こええよ。
2024-08-30 [長年日記]
_ [お絵描き] 『うのけんの爆発ウギャー』より赤フンのピーを描きました。
うのけんとはうのせけんいちという消えた漫画家さんである。自称漫画界のせんだみつお。なんとか面白くなるようなことなら芸能人をディスる(しかも大抵似顔絵が似てないところが良い)ことも少年誌で下ネタ描くことも厭わない。確かに『うわさのチャンネル』当時のせんだみつおのようだ。その代表作『爆発ウギャー!』(これ、少年サンデーで連載してたんだよな。いい時代だった)が、最近アウフヘーベンした物置部屋改め「檜の間」(←あくまでイメージです。檜成分は一切含まれていない部屋です)で発掘された。この人の漫画の中で僕は赤フンのピーという女性キャラが気に入っている。発掘されてめでたいのでピグマと水彩色鉛筆で描いてみました。そしたらいいことが。普通1個ずつしか入っていない個装プルーンなのに何故か2個入り。赤フンのピーは幸運の女神なのかもしれなかった:撮影してから、大事な尻文字を描き忘れてたことに気づきました:
涼しくなってきたからもっとお絵描きしたい。
_ 最近感じることなのだが、うちって何だか古本屋みたいな匂いがする。まあ古い本ばかり買い漁ってる(しかも古いと言っても稀覯本なんかは一冊も無い)訳だからそりゃそうだよね。特にアロマを焚かない寝床改め「白樺の間」(あくまでイメージです。白樺成分は全く含まれておりません。ただ、なんでもない部屋に名前をつけたら旅館みたいでちょっと変な感じがしていいんじゃないかと思っただけ)が古本屋みたいな匂いだ。以前は猫がいたので彼らの生活臭というのも強くあったが、それが無くなったせいでもあろう。枕元にも古い漫画が横積みになってるので「白樺の間」(書いててピンとこないがそのうち慣れるだろう)は古本屋成分8割くらいでできてると言って良い(残りは寝床成分)。古本屋で寝起きできるのって幸せなことなのだろうか?香りは昔の記憶を呼び起こすという。これから見る夢はどんな夢になっていくのだろうか。古本屋の夢かな、やはり。大学の図書館かもしれない。図書館で、決して見つからない本を探す夢は結構良く見る。トイレを探し続けた挙句見つかるのは汚物まみれのトイレ、という嫌な夢もよく見る夢だったのだが、先日は探し当てたトイレが思いの外ピカピカに綺麗で、便房も多いから順番待ちも要らず、なんなら個室の壁取り外して一人一卓すつで鉄板焼きまでできまっせ、というゴージャスなトイレの夢を見たのだった。これは大きな変化を意味する予知夢なのかもしれない。シンクロニシティが否定できない以上は予知夢もまた否定できないのだ。
2024-08-31 [長年日記]
_ [お絵描き] 『SHY』の紅葉山テルさんを描きました。
という訳で涼しくなってきたのでお絵描き。少年チャンピオンつながりで安部昌弘さんがこの漫画の模写をやってた(と思う)のを見てなかなかいいキャラだと思って単行本第1巻を購入。いい漫画は模写した方が良いよな。というわけで 彩色には水彩色鉛筆を使って筆でぼかした。色数少ないので薄橙(←昔はこれを"肌色"と呼んでいたが多様性が重視される昨今ではこう呼ばれている)だけは別に買って追加、あとはある色を混ぜて使った。SHYさんのコスチュームは全体的に薄いピンクで陰影を入れるのには紫っぽい色が欲しかった。ペン入れして彩色すると雰囲気は出るんだけど反面表現が雑になってしまう。これはもう場数の問題としか言えまい。ガンバレガンバレオーレ!←脳内で赤フンのピーさんの応援が聞こえてくる…。ちなみに吹き出しのセリフはオリジナル作品とは実は全く関係無い官能小説『艶剣客』でヒロイン・凜(吉沢明歩主演で映像化もされている)が良く言う、というか言わされているセリフを持ってきてみました。この作品の中で「恥をかきそう」とか「恥をかかされる」といえば性描写に関わる特別な意味を持っているのだが、そんなこととは関係なくなんとなく似合いそうなセリフだなあと思ったまでで。_ [読書] 茶封筒用の修正ペンが販売終了。
この先役に立つとも立たないとも知れないけど気になる本があってしかも中古で安く入手出来たりしたらどんどん買ってしまう。それは当然積読となるのだがその積んでる期間は大半が数か月以上になってしまう。そして家の中が古本屋の匂いになってしまうほどいたるところにそれらが置かれているので、積んでる期間中に傷んでしまう(もちろん積んだ本の山はしょっちゅう地崩れを起こしているのだ)のである。それで、買ったらまずカバーをつけることにしているのだが、コスパと書き込みの便からもう何年もロールでクラフト紙を買っておいて必要に応じて切って使っているという訳だ。当然同じ外観の本が大量に積まれていることになり、本来有益な情報の宝庫であるはずの本が単なるクラフトペーパー色の乱塊と変わりがなくなる。そこで表紙と背の部分に本のタイトルや著者その他を記入しておく訳です。この時に顔料インクを使った水性ペンを使うとにじみが少なく万一の水濡れにも強いのだが、当然書き損じが生じる。紙の色が色なだけにホワイトで消すとそこが目立って気に食わなくなる。だから、茶封筒用の修正ペンが重宝していたのです。はいここまでが前置きですwところが、いつかはそういうときが来ると恐れてはいた、販売終了のお知らせ。多分結構前からのことだと思う。茶封筒自体もあまり使われなくなってきたのだろうか?そして宛先を手書きする頻度も減って誰も彼もがシールラベルにプリンタで印刷、ということになってしまったのだろうか。ともかく販売終了である。
我が家のデッドストックもあと2本しかない。代替品をどうするか。しばし熟慮の挙句、無いけど欲しいモノだって「有るね、作れば有るね!」という小学校低学年的な結論に達しました。入社した頃に「趣味は?」と聞かれて「水彩画です」と答えられるように画材だけたくさん買っておいた。そんなつまらない動機でも買っておいたものを大事に取っておけば何十年か後に良いことが起きることもある。だからミニマリストにはなれないんだ。そのことはまあ今は良いや。その不純な動機で買った画材の中で全く手付かずだったターナーのアクリルガッシュセットから、近しい色をいくつか出して適時混ぜてみる。アクリル系というくらいだから溶剤が必要かと思ってChatGPTに尋ねたら「水で良い」と言われてなるほどということで。
おお結構うまくいった。数字の"2273"の2番目の"2"のあたり。修正ペンより近い色に似せられたので満足。ただ、アクリル絵の具は絞り出した以上は使い切るか捨てるしかないので高くつく。対策が必要だがその前に安定して混色できるようにするという技術的な課題がある。結局バーントアンバーに少しパーマネントイエローを加えてホワイトでぼかすとここまでできると分かった。アクリル絵の具の存在は、ちょうど高校のアニメ部…いや当時は同好会か。そこに入った時に先輩さんたちが使っているので知った。この同好会はもちろんアニメ好きの集まる場ではあったが、実際に自分たちで製作するというのが活動主体だったのでそこそこ絵心のある人たちが集まってたのだ。アクリル絵の具は本来は背景画を描くのに使ってたのだけど、何しろ同好会もできたばかり。アニメ製作なんて経験の無い人々だったので奮発して用意したセルもそれに彩色するアニメックスという特殊な絵具も欠乏してしまう。在庫管理なんてできるもんじゃなかったのだ。それで当初はアニメ用のセルを使っていたのに最後のほうではOHP(←これも説明がいるくらい古い概念になっちゃったなあ)のセルにアクリル絵の具で彩色して輪郭線は油性ペン、なんていうみすぼらしいものになってしまったりするわけである。そんな高校生だった。せっかく進学校に進んだのにそんなの関係無かった。そんなことをちょっと懐かしく思い出してもいる。こんなことやってるうちに休日は終わっていくのである。まだお昼前だけど。いや、記事を修正してるうちにお昼になった。アニメックスの匂いまた嗅いでみたいなあ!
_ 月が替わるのでデザイン換えてみた。これは良いw 記事の殺伐さが全く想像できない。
_ うにゃ [飲みにでも行きますか?]
_ けい [それも良いのだ!]