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2011-12-30 [長年日記]
_ [映画] 「緋牡丹博徒」
「てっぱん」見たころから、お竜さんの映画がみたいなと思っていたんで、今日見てるとこ。緋牡丹のお竜こと矢野竜子は熊本のやくざ者の家に生まれながら、良い教育を受けていい子に育てられた。が、辻切りに父を殺されて一家は解散、父殺しの犯人を探して女を捨てて渡世人となったのである。回想シーンに現れる娘時代のお竜さんはバカっぽくて、今の健気な境遇と重ねると泣けてくる。ツンデレで方言彼女。すごく良いキャラクターだな。それで思いついたけど、のちの「スケバン刑事」のシリーズはこの作品の正統な後継だったんだ。女の子の立ち回り、今の境遇に至るきっかけとなった不幸な事件、彼女を助ける頼れる男、お竜さんの笛、スケバン達のヨーヨー、女にはあまりふさわしくない生業、アイドル性。まあ人気作の焼き直しと言えば言える。現代の特撮などを楽しむためには過去の映画作品の知識が必要なのである。オタクも大変だな。