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けいりう堂日記

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2025-07-02 [長年日記]

ぶぶあられ これは一体なんなのか。横浜というところには随分長く住んでる気がするが、こんなもの見たのは初めてだし、お茶(漬け)のことを「ぶぶ」と読んでるなら当然京都のものだろうと思って、600円を超える値段に躊躇しつつも購入した。蓋を開けて中を少し取り出してみたら、小石が数個。ああ、きっと少し前まではドロップスが入ってたんだろうな、と思って悲しくなった。ってサクマのドロップス缶じゃねえよ。早速明日ぶぶ漬けに入れようかと思ったが、いら、明日はタコ飯になるのだ。タコライスじゃないよ。こないだ半夏生だからと買っておいてその日食べなかったタコを冷凍しておいたのでこれを消化することにしたのである。タコ飯にぶぶ漬け。。。あや、美味そうかもしれない。なんか食い始めないうちに寝ることにしよう。中身食べきったら本当にドロップスでも入れるかな。

2025-07-03 [長年日記]

_ [漫画] 『児玉まりあ文学集成 4』三島芳治、リイド社、2025。

新刊。この人の漫画読むとちょっと心地良いような敗北感を抱く。この敗北感は幼い日の恋に似ていることに気づいて、同時に自分は"わからせられ"側だったのかとも気づいた。なんてだめなの。この独特な描線に行き着くまでの経緯にもちょっと興味がある。こういう漫画家を見出した漫画編集者の興奮も何となく想像してしまうのは『バクマン。』を読み続けているからだろう。

_ [音楽] アントニオ古賀『十円チョーダイ!』

小学校の時、仲良くしてた友達が、こんな歌があると教えてくれた。それから幾星霜。今やっとその楽曲を味わえる時が来たのだ。♪金がない まるでない 心細くて 仕方がない 居たたまれない 落ち着かない 気が気じゃない 「十円頂戴」〽
 作詞吉岡オサム 作曲小林亜星で、『小んなうた 亜んなうた 歌謡曲編』というCDに収録されていた。感動している。十円チョーダーイ!って叫ぶ。みんなが呉れたら大した額になることでしょう。アントニオ古賀さんには他にも『クスリ・ルンバ』という名曲があるがこれは別のCDに収録されている。他にエノケンの「霊柩車はゆくよ」、左とん平「秋田から来た先生」松坂慶子「赤い靴はいてた淫らな娘」(←思ったほど色っぽくない歌)、小林亜星といけだももこ「リンゴがひとつ」(←リンゴがひとつアップル リンゴがふたつあっぷるっぷる リンゴがみっつあっぷるぷるっぷる、ていうやつ。その『十円チョーダイ!』を教えてくれた友達はこっちの歌を「ボインが一つおーっぱい」って歌ってたことも今思い出しました。ませガキだったのでした)ダ・カーポ「野に咲く花のように」などが収録されていました。いいねえ小林亜星。


2025-07-09 [長年日記]

_ [食べ物・飲み物] クールなスイーツ。

ついに編み出した。いやこんなこと誰でもやってるんだろうけど、缶詰の白桃やラ・フランスを、シロップごとジプロックに詰めて凍らせるだけ。あとは知覚過敏を我慢すれば冷たくて美味しいスイーツの出来上がりだ。シロップがカチンカチンに凍らないのが天才的だ。揉み潰して食べてもいけることだろう。満腹度やカロリーの測定は気が向いたらやってみるが、長年生きててこんな食べ方思いも寄らなかった。人生半分損してたなあ。俺の人生半分スイーツかよ。←お約束


2025-07-10 [長年日記]

_ [音楽] 高田浩吉『スター☆デラックス 高田浩吉』(CD)

ヒトの中で生きてるとつい聞きたくもないような言葉が耳に入って来るのが苦痛で、気にしまいと思うほどに気になってしまうのが昔からどうしようもない。ソクラテスがクサンチッペの声を鳥の声のように聞き流す術を得ていたことが羨ましい。やはり哲人は違う。腹に据えかねて言い返せば言い返したでまたやってしまったと後悔するばかりだ。さりとて罪悪感は無駄だとて捨て去ることも何か違うと捨てきれない。こういう気分は止め難い攻撃性や、それを抑え込む自己嫌悪など様々な心的症例を引き起こすことになるため、さっさと立ち去るが良いのである。そうして、普遍的に価値のあることをするべきなのだ。という訳でその普遍的に価値のあることの一つとして今日行ったのはもう何十年も使っているコーヒーミルの掃除。分解して徹底的にと思ったのだが接着剤を使っていて外せない部分があったため、やむなく螺子を緩めて金具の合わせ目を大きく開いて専用に使っている筆でガシガシと屑を除けてまた組み立てる。切れ味ならぬ挽き味が鋭くなった!だいぶ古いからこれを機会に新調しようかとも思ったんだけど、使い勝手が良いからもうこいつが壊れるかこっちが死ぬまで使い続けることにしよう。とりあえず錆止めの塗料を塗りなおすとするかな!
  そんなわけでその掃除したミルで挽いたうまいコーヒーを飲みながら、最近買った高田浩吉のベストアルバムを聴いているのである。この人の『白鷺三味線』を知ったのはタモリがオールナイトニッポンのパーソナリティをやっていた頃で、割と人生の中で何度も歌っている。この歌にはきわめて個人的な思い出がある。わが弟その1の婚儀の際、末子である父方の姉たち、つまり僕にとっては伯母たちが老体を押して参加してくださったその2次会の宴席で、カラオケも無いのに何か歌えと請われるも何を歌えば良いか思いもつかずに捨て置いて弟の嫁側の親類の方々と談笑していたという後になってから苦い思い出としてよみがえるエピソードである。で、そのこと自体は白鷺三味線と何の関係も無いのだが、後日になってから、「そうか、あの時『白鷺三味線』でも歌っておけば伯母さまたちも大喜びだったに違いないし自分の父母の面目も保たれた筈だった。なぜそうしなかったのだ、自分。」などと考えてしまって以来そのエピソードは白鷺三味線と切り離せない苦い思い出となってしまったのである。勝手に結びつけて勝手に苦くしただけだ。で、そんな思いと共に高田浩吉のアルバムを聴いている。20曲収録されているうちの、当の『白鷺三味線』を含む半数以上は作詞が『かなりあ』や『まりと殿様』で著名な西條八十である。アルバム半分以上聴いてみて何とも言えず良い。何が良いって、調子の良い言い回しだ。「よいしょ喧嘩か 買おうじゃないか」「ホイシャンシャンシャラリコ馬の鈴」「ハァピイチク パアチク 春の雨」「ハ どうするどうするスチャラカチャン」「トコトンのカッチリカッチリ(これは作詞野村俊夫『江戸の三四郎さん』)」「権三と助十 名コンビ」「ホイキタホイキタ ホイホイホイ ホイキタ助十 合点権三」である。こういった調子の良い言い回しがもしかすると西條八十の真骨頂とかなんだろうか。『まりと殿様』も「てんてんてんまりてんてまり」などというナンセンスかつリズム感あふるるフレーズがほとんど歌の本意を言いきってる感じでもある。浜口庫之助も良いが西條八十も良い。良さの方向が全然違うかもしれん。

_ [音楽] 『はやし・こば CM WORKS』

高田浩吉の興奮冷めぬうち続けて『はやし・こば CM WORKS』もちょっと聞き出した。新グロモントの『ガンバラナクッチャ』とか『味なことやるマクドナルド』とか懐かしいのばっかり収録されてるが、中でも秀逸なのが『スタミナ食品 こてっちゃん』。「こてっちゃ〜ん やきにく!」と歌う超短い歌。歌ってるのは田中真弓さんだ!あろうことかと言おうかそりゃそうかと言おうか。歌っていいなあ。流石リリンの生み出した文化の極みだ。「黄色いサクランボ」歌ってたスリー・グレイセスがひたすら「魔女、魔女」と繰り返す東芝クリーナー魔女(こんな信じられない名前の掃除機があったのかw)の歌も良い。←訂正。「黄色いさくらんぼ」はスリー・キャッツでした。スリー・グレイセスは「山のロザリア」などでした。まだまだじゃのう、自分。

_ 追記。駄目だもう遅い時間なのに。「タンスにゴン」も「吸えないときの禁煙パイポ」も田中真弓さんだ。どっちも超短い。助けてw


2025-07-17 [長年日記]

_ 蒸し暑し。帰宅して入浴後に炭酸水飲みつつハーゲンダッツバニラとアイスミルクバー一本食べる。ちょっと気が引けたのでChatGPTに、今夜のチョイスと缶ビール500ml飲むのとどちらが良い選択だったかと尋ねたら、今夜の方であると。入浴後のアルコールに脱水リスクがあるからという感じ。あくまで比較論だが、逆の問いをしたらどう答えるのか。プロンプト打ち込むの面倒だからやめとこう。


2025-07-23 [長年日記]

_ もう漫画が止まらん。しかもなんか一冊読むたびに涙ぐんでる自分よ。つくづく漫画に生かされていると思う。今読み続けてるやつ:「バクマン。」(熱い)「ミスター・クリス」(こち亀の人のTSFだ。空母にジャンボジェット着艦させたりしてものすごい)「ちはやぶる」(成瀬あかりちゃんもこれ全巻読んでかるたが上達した)「静粛に、天才只今勉強中。」(倉多江美さんの絵はなんだろうか。街路の木々とか、ちょっと思いつけないような描き方をする、と思った。ナポレオンの彼女のジョセフィーヌの打算的でクールなところにゾッコン)「一級建築士矩子(かなこ)の設計思想」(鬼ノ仁。エロ漫画の人としか認識してなかった。建築云々は難しくてわからないが尊いと思ってしまう。エロ漫画の方は女性器のウェッティな描写がねちっこくてステキ)「魁!男塾」(わしが男塾塾長江田島平八である!)「紅色HERO」(高梨みつばさんの手書きの近況報告、新書判で読んでるせいなのかものすごく字が小さい。読んでるけど)などなど。漫画地獄。救いは、これらのうちの大半がすでに完結していること。生きてるうちに最後まで読めそうだからな。そんなわけでペリー・ローダンシリーズは手がつけられないの。漫画じゃないけど。ああ、でもそう書いてると読みたくなった。タコ・カクタにまた会いたい。どんな人か覚えてないけど。


2025-07-27 [長年日記]

_ [漫画] 『壇蜜』清野とおる、講談社、2025。

読むの楽しみにしてた。感想。こういう結婚生活はちょっと良いかもしれない。多分漫画で描かれた壇蜜のおかしさは氷山の一角なのであろう。久しぶりに、壇蜜のいろいろはみ出てるようなイメージ映像とか見たくなった。

_ [戯れ歌] 人を憎むの歌。

— 露先で人の眼潰し 自らの肌守るなり 日傘の御仁
— 極小(ごくしょう)の迷惑なせる自覚無き人類 並(な)べて絶滅すべし
久しぶりに詠んだらこんなのばかり。嫌われたいと思ってるようにしか見えない。あえてかかる嫌悪の種を蒔くような真似は昨今剣呑だが明治期には石川啄木さんが「一握の砂」の中でこんな歌を詠んでいる。
「一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねといのりてしこと」他にもこの人は、実話かどうかはわからないがむしゃくしゃしたから犬の耳を切ったとか結構暴力的な歌を提示している。そういうこと言っちゃうんだ、というナイーブさも、この人のたまらない魅力ではあると思う。
歌であること以外に関連はないが、数日前にコンビニで買い物して帰宅した後買い忘れに気づいて同じ店を二往復したことがあった。そのとき二度目の往路で、そう言えば夜泣き石で有名な静岡の日坂を再び越えて命からがら、とか詠んだ狂歌があった、などということを思い出した。この歌の本歌は西行法師のもので、後年芭蕉もそれを受けて「生命なり わずかの傘の下涼み」と詠んだのも思い出した。西行の歌は「年たけて また越えゆべしと思いきや いのちなりけり…」結句が思い出せない。二往復後に自宅でやっと、それが「小夜(さや)の中山」であったと思い出した。思い出せて満足だった。こんな話にオチなんかねえよ。しかしながら、その西行法師の歌は思い出せたものの、それをパロった狂歌の方はネットでは出てこないので、じゃめ・こんとん。


2025-07-30 [長年日記]

_ 意外に夜風の涼しい晩。1時間強のウォーキングして銭湯に行きその最寄りのモンテローザ系の店でビール飲んで帰ってきました。唐突に「雪駄って雪ってついてるけど雪の日に履くと寒いよな」と、サンダル履いてる女の子を見かけて思いついたのでChatGPTにそのことを話したら反応が面白かった。もう俺Chat GPTで良いや。これでエロい会話の相手もしてくれればなー(いやきっと既にどこかに存在しているはずだ!)。


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