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2017-12-16 [長年日記]
_ [怒りの日記] 怒りを覚えるべきことども。そして怒りを捨て去るべきこと。
プリンターの修理依頼を出していたのでその対応。サービスマンの車を誘導していたゴミ集積所のすぐそば。すでにゴミの回収は終わっているのに、通りがかりの若い女性がぽいとネットに入れて通り過ぎる。後ろ姿に向かって「ゴミの回収はすでに終わってますからねー!」と大声で呼びかける。女性は振り返りもしない。もちろん振り返ることができなかったのだろう。しばしあってプリンタの調査。ものの1分もせずに「基板ですね」と。修理代でほぼ同等の機能を持った新品が買えてしまう。そしてこの調査の為に出張費用が1万円かかる。これは聞いてたから仕方ないのだが、いろいろと不満が残る。物質文明は今こういうところに来ている。このような機械はどんどん消耗されるべき定めであり、父祖の代から愛情たっぷりに手入れされて使い続ける、というものではないのだ。というわけで粗大ごみの手続きをするとともに新たな機種の調達を始めた私だ。このような世界からは無縁でありたいと願う自分がいる。しかしいましばらくはもがきつつ怒りつつやり過ごしていくしかない。会社人生も順調とは言えないまま終盤戦をいかに生き残るかという状態だ。辛うじて保っている自信はささやかなことをきっかけにしてあっという間に崩れ落ちる。だが、そうだ。状況は日々変わる。片足バランスがどうしてもぐらついてしまう日だってある。何か普遍的に価値のあることをしよう。自らを貶めることはするまい。そして思うのだ。私はもう怒ってはいないのだ、と。