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2019-04-17 [長年日記]
_ [カムバック!マイ中二時代][漫画] モンキー・パンチ・アンセム
4/11にモンキー・パンチさんがお亡くなりになっていたとのこと。同郷の北海道出身だと知ったのはそんなに昔のことではなかった。高校のとき、大人ぶって漫画アクション買って読んでたよ。たぶん「新・ルパン三世」を連載してたんだと思う。表紙にルパン三世が出てると嬉しくてねえ。モンキー・パンチ氏の作品には「一宿一飯」という短編のエロい奴がある。中学の時、僕に多くの大人の世界の情報を教えてくれたO君という友人がいた。彼は漫画を描くのも得意で、太めの鉛筆で描く描線は今までに見たことのなかったもので、驚いて彼のことが好きになったのだった。第二次性徴の真っただ中という頃に出会った彼とは、必然的にそんなことに関する話もずいぶんした覚えがある。初めての精通は彼の方が少し早かった。自分にとってもやもやとしてアンクリアな性交のことを彼は得意の漫画でビビッドに描写していた。回し読みしていたクラスメートの間には衝撃が走った。断片的に聞きかじっていた性の知識は、彼が画像化したことで革新的な情報となった。そうかやはりあれをあれにああしてああするのがセックスなのだ。O君は映画の情報も良く教えてくれた。当時隆盛を誇っていたアメリカン・ニューシネマの背景情報にも詳しかった。「スクリーン」とか「ロードショ−」なんかを自由に読める環境にいたのだろうと思う。そんな彼が、ある日学校に1冊の文庫本を持ってきた。それが、モンキー・パンチ氏の「一宿一飯」だった。テンポ良くエロいネタをガンガン出してくるその作品に第二次性徴を迎えて間もない青臭い私は夢中になったのだが、運悪くそれが当時担任のM先生に見つかってしまったのだった。本は没収、職員室に呼び出され、一緒に読んでいた3人がしばし説教を食らったのだった。その先生の言うことに、「なんだこの本は。エッチのオンパレードじゃないか(←確かにw!言い得て妙!)。こんなの読んでるのわかったら母さん泣くぞ。」自分がエッチな中学生なのは認めるとしても、そんな自分を思って泣く母親のことが脳裏に浮かんだ自分はそこで滂沱の涙を流してしまった。今思い起こせばずいぶんと純情なエピソードに違いない。だがその時の自分はまるで刑事ドラマで「クニの母親は泣くだろうな…」なんて泣き落としにかけられている凶悪犯のような気分だったのだろう。というわけで、カバー付き小ヤケありの古本を注文してしまったわけです。ご冥福をお祈りします。あなたは峰不二子というもはや元型ともいえる稀有なキャラクターをこの世界に創出した大天才でした。
_ というわけで、未明まで起きてたのは今日休暇取ったため。睡眠時間はそこそこ取ってたのに昼前に起きても何だか寝覚めが悪い。やはり体内時計というものはあるのだ。20年くらい前は毎日こんな感じだったかもしれないな、と思いつつ遅い朝食を摂る。昼少し前に宅配便が来た。実はメインで使っていた録画機の調子が悪かったので思い切って新調したのだった。致命的なのは、以前ダビングしたBDに番組を追加ダビングするとBD1枚丸々再生できなくなる症状が何度か出たのだ。録画した番組の途中が飛んでしまうことが良くあり、それが起こるとその番組はダビングに失敗してしまう。前後を編集で抜けばダビングできるようになるのでそうやって騙し騙し使ってきたが、限界を感じた。セットアップは録画予約の無い1時間のうちに終了。ずっと同じ会社の製品を使っているが、新調するたびにリモコンのスタイルや操作法が変わる。まあ慣れるのはわかってる。
_ 夕刻、近所を一回りウォーキングしてからジムへ。今日も壁に沿ってトリコナーサナと戦士のポーズを練習してみた。戦士のポーズは「うぉーりゃ!」と掛け声をかけてやると良い。嘘ですけど。今日少し気づいたのは、前傾することなく側屈していくためには、曲がる方向を前とした場合、後ろ足の方がより筋力を使わねばならないということだった。どうやら自分は半世紀以上もの間、腰周りをずっと詰まらせて生きてきたようだ。それを直すのは簡単なことではないだろうが、もし直ったならば大袈裟に言えば、それは新たに生まれることと同じなのではないか。さらに前後開脚などやる。明らかに伸びが良くなってきた。これの練習の仕方も、先日アラインメントを修正してくれたのと同じインストラクター先生だった。その方が言ったのか、別のどなたかだったか、正しく練習を続けていればやがてアーサナの方からあなたを訪れてくれる、というようなことを聞いたことがある。そのことを忘れていたかもしれない。できないことがたくさんあるということを悲観する必要は無く、楽しみがたくさんあると思えたら良い。これは勝負事のようなものでは無い。だからできないことをできているかのように見せかける必要など全く無い。そこが気に入っている。
北海道出身だったのは、初耳だった
そーなんですよ。というわけで「一宿一飯」届いたよ。