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2019-05-01 [長年日記]
_ 令和元年の初日。今のところ穏やかに迎えられたように思われる。
2019-05-02 [長年日記]
_ 帰着。わたしはいそいそと自宅のテレビの前に。そう。弟の人その一に録画してもらった「チャンネルはそのまま!」のBDを見始めたところなのだ。ホシテレビ社屋を映す空撮には、母の人の眠る霊園なども映っている。10連休後半の最大のイベントとなるであろう。もう今日はお外に出ないもんね。つづく。
_ 開始16分。流れるCMがことどとくこっちで見ることのない製品やお店のものばかり。「ちゃんねるはそのまま!」「おいしいよつ葉(乳業)もそのまま」。番宣とCMがコラボしてるw これはたまらんw つづく。
2019-05-03 [長年日記]
_ 日付変わっちゃいましたけど「チャンネルはそのまま!」見終わりました。北海道の人たちはもっと前にこれを堪能してたんだね。良かったっすよ。芳根さんもっと馬鹿でも良かったと思うけど。
2019-05-04 [長年日記]
_ この休みはしばし親父殿のところにいたこともあって朝ドラ「なつぞら」を見る機会が多いのだが、松嶋菜々子の北海道弁を聞いているとちょっとむずがゆくなってくるのである。方言指導を十分に受けた上でのことなのだろうとは思うが、やっぱりちょっと違うのだ。それは仕方ないだろう。自分で言ってみて確認した限りでは「〜かい」という語尾は標準語の「かい」に比べるとちょっと「か」の音が長めで「い」は幾分上がり気味に発音されるのだ。むしろ「〜かあい?」くらいに言うと近いかもしれない。私どもなんぞが適当に口ずさむ関西弁をネイティブの関西びとが聞くときっと同じような気分を味わうのだろう。比嘉愛美マダムが変でとても良い。
2019-05-05 [長年日記]
_ [特撮] 仮面ライダージオウ
今回も響鬼回。今回もトドがカッコいい。トドの師匠って斬鬼さんのことだな。死んでまで自分のそばにいてくれようとする師匠・斬鬼。思い出してきた。なんとなく響鬼を襲名する桐谷くん。先代の響鬼さんは物語の中ではどうなってたんだっけ?やっつけること=やっつけられるやつを救うこと、という変な理屈に今更ながら違和感を感じつつラス前。日菜佳さんに相談して弟子をとろうか、とつぶやくトド。日菜佳というのは立花日菜佳という女性で、24歳で亡くなった神戸みゆきさんのやっていた役。ちょっと感じ入るものがある。次回からキバ回。お!斬鬼さん出るのか?違った。この人の役は…ガルル。なつかしー。松田賢二さん。辺見えみりの旦那だったか!そしてなんか妖艶な女が…どうやらこれは釈由美子だ。くづづ!
2019-05-06 [長年日記]
_ [読書] 『服従』ミシェル・ウエルベック著、大塚訳、河出書房、2015。
10連休の最終日に読了。出版年を見ると、話題になってからもう4年ほどたったということなのだろう。2022年のフランス大統領選挙で国民戦線を率いるマリーヌ・ルペンと穏健イスラーム政党のモハメド・ベン・アッベス(おそらく架空の人物)が戦い、後者が勝利する。その前後の期間の変化が、パリ第三大学に教職を得た主人公の主観で語られる。輝かしかった欧州の衰微、イスラームという彼らにとって新しいものへの期待と恐れ。それらは主人公の専攻するユイスマンスという作家への愛好と終盤のそれとの離別に印象的に描かれている。ユイスマンスという作家には、かつて創元推理文庫版「彼方」で出会い、その後渋沢龍彦訳の「さかしま」を何とか読んだのだと思っていたが、前者では悪魔主義へのアプローチ、後者では「画家マチス」ことマチアス・グリューネヴァルト描く磔刑のキリスト像の凄惨な印象(この画はウィキペディアのマティアス・グルーネヴァルトの項で確認することができる)だけが残っていて全体としてのあらすじはどちらも記憶にない。読み返してみるのも良いかな、と思った。『服従』の中でなんとなくフランス的だなと感じたのは、旨そうな食事とワインの描写(それも後半になるとセネガル料理のケータリングの礼賛となる。セネガルは元はフランス領で公用語もフランス語、国民の9お%以上はイスラームである)アナルセックスに関する記載が特記する風でもなく自然に数か所出てくるところ。それから、やや唐突な感もあるが本書のタイトルである『服従』と直接的に関係するポーリーヌ・レアージュ(現在ではドミニク・オーリーという女性ジャーナリストの筆名と知れている)『O嬢の物語』が引用され、服従することは幸福なことなのだ、という私にはいささか言い古されたような感もある記述がある。最終的にイスラーム教徒となって地位と財と、さらには一夫多妻といういかにも「反ユイスマン的」な幸福な人生を保証される主人公の状態は、服従すること自体に喜びを見出すO嬢の幸福とはだいぶ違うように思われた。小説が思考実験の文学であるということを再認した。SF読みたいなー。
_ 読後感に関連したごく私的な思いを少し書くと、世界は永遠に続くものではないということをときどき強く感じる。ヨガのインストラクタ先生が「自分たちは宇宙に浮かんだ一滴である」というとき、踏み跡の消えかけた道の山肌の崩落を見るとき、政治的な大きな変化が起こるとき、多様な人々がすぐ近くで声も立てずに生活していること、きわめて自然に共同体がモラルを失うこと、大きな災害や極端な気候変動に翻弄されるとき、そしてもちろん老いへの自覚。そんなことどもは、まるで世界や地球自身が老年期に入ったことの兆候のように感じられて仕方無い。そういう日もあるのだ。何をすればそれらに備えることになるのかわからない。普遍的に価値があると思われることをするだけなのだろう。それならば"明日地球が粉々になっても"無駄なことをしたとはならないだろう。でんぱ組しばらく見てないなー。
2019-05-07 [長年日記]
_ 令和初めての会社勤めは眠かった。前日寝つきが悪く、つい夜中にも未明にも読みかけの『エルサレムのアイヒマン』を読み、とうとう読み通してしまったのだった。エピローグと追記の中に、ハンナ・アーレントの考え方がやっと出て来たので、読んで良かったと思ったのだった。本文はほとんどアイヒマン裁判のレポートだったのだ。ヤスパースの名なんか出てきて、高校の倫理社会で習った思想家たちは決して遠い存在ではなかったのだな、などと思ったのだった。次、何読もうかなー。←日本の古典文学を読むことにした。
2019-05-08 [長年日記]
_ 「あつまれ!ふしぎ研究部」の新刊買って電車の中で読みながらジムへ。帰宅すると「ゴルゴ13」17が届いていてあっという間に読む。高校の頃あたりに一度読んでいたのだが。漫画が無いとホント生きていけないしこれまでも生きて来れなかった。
2019-05-09 [長年日記]
_ 月曜日にやってたランダウの力学に出てた問題は、ちょっと解けないような積分の計算が必要だったのだが、2回ほど変数変換すると何かとても簡潔な結果になるようだ。とある不定積分が解析的に計算出来るか出来ないかはどうやって見分けたら良いのだろうか?堤中納言物語を読み始めたら注釈だけでは全くわからないので結局角川のビギナーズ・クラシックを注文してしまった。
2019-05-10 [長年日記]
_ はー。やっと週末。10連休明けのせいか、存外疲れた週だった。圓生「鰍沢」聴きながら通勤。この話は初代三遊亭圓朝が「卵酒、鉄砲、毒消しの護符」の三題噺で作ったものと伝わり、東海道岩渕から富士川に沿うて日蓮宗本山である身延・久遠寺に向かう途中の鰍沢での旅人の災難を描く。そこでマクラには日蓮聖人の逸話、そして身延道・富士川の水運にも触れられている。こう言う話が、江戸期という近世交通史に関する生き生きとした一種の証言のようなことになっていることがおもしろい。別の話になるが、吉原の風習や色男の服装などに触れている辺りにも、今や資料的価値と呼んで良いような情報が含まれていると感じる。古い日本の情報の記憶装置としての芸の道ということには興味がある。室町の頃の庶民が使っていた言葉は狂言の中で今も生きている、というのが好例だ。昭和の歴史も多くの研究と資料によって通説が見直されているらしい。歴史的な視点で圓生百席を味わうというのは良いのでは無いかと思う。話の後の芸談で、登場人物の一人であるお熊と言う元・花魁の話ぶりをぞんざいにやるのを流行らせたのは同時期に活躍していた志ん生だが、中店の花魁がそんな話ぶりをするのは間違っている、上に立つものが間違ったことをすると下の者が真似するからいけない、と志ん生批判が出るのもおもしろい。
2019-05-11 [長年日記]
_ おうちのWiFiが調子悪くてルーター切ったりつないだりしてたらいつのまにか接続できた。また不調になった時にどうやって復旧したらいいかよくわからくて不安。これから床屋行ってジム行こうかと。
_ 床屋行く。もうずっと通ってるところなので大体のオーダーは理解してもらってる。難しい注文もしない。本当は「ハゲが目立たないようにして」って言ってみたい。床屋ではラジオを流しているところが多いと思う。私の行ってるとこもそうで、土曜のこの時間帯だとナイツの番組をやってる。悲劇はその時起こった。ゲストのキンタロー。がサザエさんのカツオと中島くんの掛け合いを始めやがったのである。久しぶりに聞いたキンタロー。のモノマネがツボにハマる私。カツオ(キンタロー。)が「ヒドイよ姉さん!」と言う。私が吹く。カツオ(キンタロー。)がまた「ヒドイよ姉さん!」と言う。私もまた吹く。ヒドイじゃないか、キンタロー。顔剃りの時でなくて良かった。安くて良い床屋だ。つるっ禿げになっても来よう。店のスタッフが笑ってくれるだろう。今日の暑さ、危険なレベル。
_ ジム帰り。晴天だが風があるので五月晴れという心地良さ。歩いてたら「ヘルハイム××」という住宅があってビビる。「ベ」の字の点が消えかけてる。書き足しときな、住民。ヘルハウスみたいだから。
2019-05-12 [長年日記]
2019-05-13 [長年日記]
_ 会社のパソコンが新調されたのでデータ移行とソフトのインストールが必要になった。というわけでいろいろ作業をしてたのだが、こういうときに限って余計なことをしてしまうのである。余計なことその1:たまたまクロスケーブルを持っていたので、データ移行が楽になるかと思って新旧PCを直接つないでみる。するとドメインから外れて2台とも共通のワークグループを作れというサジェスチョンが出たので(大丈夫かな)とか思いつつもあまりためらわずにドメインを抜けて次のサジェスチョンに従って再起動⇒ログインできない…。そうだよなー。いろいろあがいてみたが結局は社内のサポートの人に尋ねてAdminのパスワードを教えてもらって復帰。余計なことその2:まずはPython環境を立ち上げねばということでANACONDAをダウンロード。ところがこれがユーザーのAppDataに保存された。このフォルダは初期設定ではどうやら隠れファイルだったようなので、設定を変えてフォルダ全体が表示されるようにしたつもりが、なんとユーザーフォルダ全体がサブフォルダも含めて隠れファイルになってしまったのでした。あああああ お・・・おれのマイドキュメントがッ!ないッ!それどころかどうやらそのユーザー権限で動かしたコマンドプロンプトやらIEまでスタートメニューから消えてしまった。なんだよこの罠は。見た感じだけからはもう何にもできないように見えてしまったのだが、表示非表示を切り替えるところを見つけたので設定しなおして復帰。あああああ お・・・おれのマイドキュメントがッ!あるッ!なあんちゃってえ。今日やっとジョセフ・ジョースターの気持ちが言葉ではなく心で理解できたよ。目の錯覚だったかもしれないが、スタートメニューを見てたらコマンドプロンプトのアイコンが亡霊のようにじわーっと現れたのでした。明日も作業、つづく!やれやれだぜ。
2019-05-14 [長年日記]
_ [物理学] ランダウ力学、第3章。
演習問題にまだ苦戦中。置換積分の仕方はあってるのだが、最終的な答えが出てこない。また来週だな。ちなみにこの方のページに導出過程が出ている。この方も積分が難しいと書いてるので、まあそれなりに難しいんだと思うよ。つづく。
_ 伝・仁徳天皇量を含む百舌鳥地域の古墳群が世界遺産に認定されたとのこと。おめでとうございます。ええ。京都から大阪に向かう街道行脚のときに通りましたよ。というか一周してGPSのルート記録に古墳の形を作ったりしてみました。この知らせを聞いたときは気づかなかったのだが、こういうことになると俄然盛り上がるお方がいたのだった。その名は古墳にコーフン協会主催の「まりこふん」さん。NHKはちゃんとこの人にもインタビューしてるんだよな。以前土曜朝のラジオ番組の枠で出演してたからね。こちらでご覧ください。ちなみに「子」のつく名前の人ならみんなこの人と同様に自称することはできるはずだ。「かおるこふん」とか「まちこふん」とか。
_ そういうわけで京マチ子さんがお亡くなりになった。まだご存命だったんだなあ、という感じ。この人の若い時の体型、素晴らしかったんだよね。ご冥福を…。
_ 流れで「美と若さの新常識」をちらちら見てる。汗をかきましょう。汗には尿素をはじめとして肌に良い成分が含まれています、と主張している。古い角質を落とす酵素も含まれているとか。オヤジの汗にも同じ効果があるんだろうか。私汗っかきですよ。
2019-05-15 [長年日記]
_ 仕事うまくいかず疲れて帰り道。2つの図書館をハシゴしようとしたら2つ目に向かう電車が人身事故で遅延。別線に振り変えられてついでにその2つ目の図書館までの運賃が浮いた。一応振替となった場合の合理的なルートと思われるのだけど帰りは普通に払って帰る。その図書館で、フェドルチェンコの理論物理学演習書(西成勝好訳)を閲覧。昨日うまく計算できなかったランダウの教科書に準拠してるはずだ。おお、同じ問題出てた。解き方出てなかったわら。という訳で速攻で返してきた。また来る交通費が惜しいので。西成さん解説とか書いてくれれば良かったのに。ベジタリアンラーメン食べてからジム行く。
_ 圓生百席「刀屋」聴いた。送り囃子は「有難いぞえ」と言う唄。「有難いぞえ身延のお山 ノホノホエー」面白い唄。この話は「鰍沢」とサゲが同じ。芸談の中で圓生自身が語る。鰍沢は先日の日記にも書いたように新しい話で、当初はサゲがなかったそうだが、後年やはり必要ということになり「刀屋」のそれを持ってきてようだ。「これも御祖師様(日蓮上人)のお陰。お材木(お題目)で助かった」という奴。
2019-05-18 [長年日記]
_ 昨日何も書かなかったな。今日はゴミ出してから朝から外出。駅のホームで目に入ったポスター。「えろ、限界。」って書いてあって2度見した。ああ、「越えろ、限界。」、ね。目が腐ってる。ヒトにはおのれの見たいものだけが見えるのだ。「謎のカスパール・ハウザー」で種村季弘がそんな感じのことを書いていたのを思い出した。
2019-05-28 [長年日記]
_ [漫画] 「ゴルゴ13 21 ダラスの疑惑」さいとう・たかを、リイド社、2013。
しばらく鳴りを潜めていたので久しぶりに書く。本書の発行日は2013となっているが、掲載作の初出は1974年とある。高校の頃以来第1巻から読み続けたゴルゴ13 もこの巻でようやく自分にとって初見と思われる作に至った。サブタイトルにある作はケネディ暗殺にゴルゴ13 が関与したのではと言う疑惑を意味しているが、それよりも収録されている別の作「海へ向かうエバ」が最高だった。エバというのは言わば女ゴルゴ13 とでも言うべきプロの仕事人である。仕事をこなす徹底したプロ振りや、事前に異性と床を共にしてなおかつ気をやらないというそのスタイルまでゴルゴ13 そのもの。そんなエバとゴルゴ13 はかつて偶然に出会っていた。その再会は偶然のことではなく。。。ラスト、行きずりの子供達と遊び束の間童心を取り戻すエバが何とも可愛らしく物悲しい。これだけを書くと陳腐なストーリーと見えてしまうだろうが、このラストはゴルゴ13 の最終話もかくあろうかという予感を仄めかして大いに感じ入ったことだった。しかしこの後ゴルゴの活躍はさらに100巻を超え、40年を超えるのであった。次も楽しみ。続く。
_ ついこの間、夢うつつで「ケイバーリットは重力子を放射する放射性物質なのか。。。」と思いついてウェルズの「月世界最初の人間」を買うべきところをヴェルヌの「月世界へ行く」を買ってしまった。慌ててウェルズのそれを買おうかと思ったが、ハヤカワSFシリーズ1962年版などの古書で買うとしてもそれなりに高値。しばらくあきらめようかなと。重力子を放射する物質なんてあり得るのか、それよりも重力子なんてあるのかなんかを考えている方が自分には有用かもしれない、などと資料なしでとりあえず書きつけてるところ。とりとめないのでやりかけの定積分にまた取り掛かるかな。。。
2019-05-29 [長年日記]
_ 雨の朝。肌寒い。またしても定積分がうまくいかずにやや寝不足の中でいくつも心揺さぶられる夢を見たが、濃紺の器の金継ぎが見事にできたというちょっとほんのりした夢がとても良かった。
_ 先週はすっかりサボった自主ヨガと筋トレせんとジムへ。思いの外体は動いてくれている。今朝方寝不足まぎれに寝床で読んでいたクリスティーナ・ブラウンの「ヨガ・バイブル」にインスパイアされて、肘で立つ倒立を練習し始めた。やってみて気づいたのは、馴れてくれば三点倒立と同様に簡単にできそうなことと、手だけで支える倒立をやる前の準備にもなること、さらには今まで自己流で真似していたサソリのポーズの準備にもなるし、ブラのホックの辺りから上(という言い方を良く女性のヨガインストラクターの方はおっしゃるのだけど、うん。まあこのおじさんにも何と無くわかるよ)を反らすことになるのでカポターサナ(鳩のポーズ)の準備にもなりそうなこと、さらにさらに、ウシュトラーサナ(ラクダのポーズ:ウシトラなのにらくだとはこれ如何に!)を深めるのにも役立ちそうだ、ということだった。逆転のポーズのヴァリエーションが1つ増えるのも嬉しいことだ。「ヨーガ・バイブル」はスタイルの良いヨギやヨギーニのアーサナの写真が多く載っているので眺めてても楽しい。クリスティーナさんに鳩の王のポーズを強要されることを想像するなら、沼正三氏でなくとも白人ドミナによってヤプーなる肉便器「セッチン」へと変貌させられるようなM的妄想に浸れることだろう。そういう本じゃないけど。
トレーニング終わってジムで入浴。体を洗いつつ、自分には徳が無い、ということをなんとなく思っていた。徳のある人というのは、それとアピールしなくとも困っているときに助けになってくれる誰かがどこからとも無く現れて過ちを正してもらえたり弱点を補ってもらえたりする人のことだろう。困窮した大人が「不徳の致すところで…」とかよく言うが、それはそう言うことなんだろうな。
そんなことを考えながら湯船に入ろうとしたとき、先に入ってた人が私に声を掛けたのだった:
「(足に)石鹸が付いてますよ」
その人は私を咎めるつもりだったかもしれない。だから私は謝るべきだったのかもしれない。しかし私の口からは咄嗟に「有難うございます」と言う言葉が出たのだった。石鹸を落として入浴しなおす。恥ずかしさはあったような気もする。しかしそれは入浴の発汗と紅潮の陰に隠れていた。そして、誤りをおかさずに済んだから感謝したのだ、先の人は誤ちに気づかせてくれたのだ、と思うことにした。私も全くの不徳の者というわけでは無いのかもしれない。そう言うことにしておきたい。
2019-05-30 [長年日記]
_ 今日はウシジマくん最終巻(46)、同じ作者の短編集「アガペー」、「トクサツガガガ 」最新刊(16)買って帰り、一気に読んだらもう疲れた。ハイパーソニックエフェクトシステムを如何に安価で導入するかなんか考えながら寝ることにする。
2019-05-31 [長年日記]
_ ちょっと残業になり夜ヨガは無し。しかし時間があったので下丸子・丸天に久し振りに行ってたっぷり食べてきた。今の場所になって3年くらいは経つだろうか。すっかり地元の店となって新しい常連さんが来ては帰る。私もこの店の常連に、改めてなるのかもしれない。
_ うにゃ [札幌は、桜満開ニュースでしたが、お花見も楽しめるといいですね。]
_ けい [街中でちらほら咲いてたり散ってたりするのを見るくらいですね。]