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2022-12-30 [長年日記]
_ というわけで4K3日目にしてようやく画質の良さがわかってきたように感じている。映画なんかも4K版というのを放映していたりする。今はちょうどBS-TBS 4Kで「ヒロシのぼっちキャンプ」が流れてるんだけど、見栄えもしないおっさんが煙たそうに火を起こしたり、あんまり旨くなさそうに小っちゃい貝の貝柱をチーズフォンデュして食べてたりするのをなんと無く愛でてる。そういう退廃的な年末の午後です。4K縛りだと見られるコンテンツはまだまだ少ない。で、ふと思ったのは、家庭で簡単に録画なんかできなくて番組数も少なかった頃のテレビ視聴ってなんかこんな感じだったなあ、ということ。たとえば土曜の昼下がりに学校から帰ってきても、あんまり面白い番組が無くてなんと無く「独占!女の60分」で水の江瀧子とか丹下キヨ子のおしゃべりを大して面白くもないのに眺めてた、あの感じ。そのうちエッチな洋画とか流れ出してちょっと得した気分になるとか。自由にコンテンツを選べないというのもそれなりの味わいがあるということではある。大して面白くもない番組をこんな高画質で見てるということにこそ未来感があるのかもしれませんな。技術がどんなに発達しても所詮人のすることは大して変わらなくてしかもいつの世もちょっと退屈してる、という。 まあ楽しむことを頑張ろうとしてない自分の態度のせいだけど。退屈してるってことは、アドレナリンが過剰に分泌されてないということだろうから歓迎すべき状態なのかもしれない。
いや。多分ヒロシはおいしいと思ってキャンプ飯を食べてるんだろう。でも表情は全然おいしくなさそう。かくいう自分はすでに年末恒例の煮物を大鍋で作ってそればかり食べる生活になってます。煮崩れたじゃがいもが旨いけど食べてる俺の表情からはおいしそうにはきっと見えないことだろうな。