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2007-10-28 なんかまたボウケンジャーに。。。 [長年日記]
_ 今日は昨日とは打って変わった大快晴だったので、伊豆は河津七滝をまたしてもすべて訪れてさらに猿田渕の急流を見てきた。紅葉はまだまだですな。
とまあここまでは良い。猿田渕から再び大滝に向かう道は、観光客の沢山歩く川沿いの道を避けてずっと国道414号を歩いてるうちに、直径40mの螺旋状のループ橋に出てしまい、どうしようもなく二回転ほどして降りた。こんなとこ歩くヤツは馬鹿だ、はっきり言って。
なんか自分の書いた言葉にグサっと来てしまいましたが、気を取り直して天城峠を目指しましょう。今日は先回歩いて歩ききれなかった二本松峠をほぼまっすぐ南下する道のさらに西の道、二本松林道を通る道なわけです。最初はずい分快調だったのですよ。きれいにお化粧された青面金剛見たり、せせらぎのそばでおにぎり食べて「今日も世界は美しいな」なんて梢を通る風とさざめく木の葉が短い周期で陽を反射してまた陰るきらきらを眺めてちょっと感情失禁してしまったりして。
その後、(こっちだな…)と思った道は営林署によってとおせんぼされていて、ちょうどその脇に、なんとか歩道という地元の方の設置した看板があったのでこれを行けばいいやと思ったわけですね。地図に書いておいた旧道は林道よりも少し沢の底側を通っているようで、沢を目印にどんどん登るんだろうと思ったわけで。
それで沢の水を左手に見て北に向かって登っていくわけですが、どうも道らしい道が途中で消えてしまってる。沢を右に左に渡っては登っていくのですが、昔の人はこんなに苦労して歩いたの?
その後はなんかいろんなことして、それでも沢に沿って北に進めば絶対に良いんだと思って、岩登りしたり木の細い枝につかまって「おれの体重と命はお前に預けた」とばかりに登り続けたら、砂防ダムが行く手をさえぎっている。これはねえだろうとか思いながらも、ダムを乗り越えてさらに行くと急勾配の細い谷に沿って、建設作業のための簡易な階段が続いているので、じゃあこれを、と進めばその階段も途切れ、その先は「モノカー」のためのレールしかなくなってしまったわけですわ。うっひゃ!
それでもうどうしようもなくなって、そのレールを手すりのようにしてひいこら登っていくわけですね。営林署の看板から先、ほとんど三点支持で登ってきたことになってしまった。で、越し方を振り返ると、ものすごい沢でわれながらゾッとしてしまう。これを戻れと言われても絶対できません。
まあしかしレールの先は予想通り工事の詰め所だったわけで。地図に書かれてる林道に出たのでいざ峠、カマーン!(違う、むしろこっちがゴー)
と、しばし歩いているとなんか勝手が違う。しばらくして、散々の苦労をして登りきったところは予定地点より遥かに東。時刻は3時半をとうに過ぎ、峠を越えて湯ヶ島に向かうにしても途中で暗くなる。さすがに今日は野宿はできません。
已む無く林道を河津方面に戻っていきました。営林署看板にたどり着いたらずい分暗くなってましたけど、ちゃんとした道なのでバス停まで無事にたどり着けました。で、よく見てみるとその営林署看板のところで、目印にしてた沢の水は北からの二本の流れが合流してるではないですか。その西側を目印にすべきだったところを東側の流れに沿って登ってたわけですな。
やれやれだぜ by JOJO。
とっぷり暮れた頃バス停にたどり着き、河津駅について駅のそばで海鮮丼食べて帰ってきました。
だんだんアブナイ方向に進んでる自分はなんとかしなきゃいけない。それでも世界は美しかった。生き続けるに値するほどに。