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2007-10-31 ちょっと調子に乗ってたのかな。。。 [長年日記]
_ 職場で危険予知訓練というのをやろうということになって、資料をあさりに図書館に行った。重たいかばんを背負って桜木町駅のそばまで野毛の坂を下りたとき、ちょっと複雑な交差点で識らずに信号無視をしてしまって、そばをかすめていったタクシーに「バカヤロー、ホントにー!」とののしられる。職場にパワハラする上司がいなくなって久しいので罵られたのは久しぶりだった。交通安全の本をしょって交通事故にあってたら洒落にならないな、なんてちょっと落ち込んでしまったんだった。
ここんところの天城でのピンチとかもあって、今日の出来事はきっと予兆なのだと思うことにした。こういうことから教訓を得ることができないのならこの先私は一番好きな趣味で命を落とすことになるだろう。あるいは日常においても。
ところで、GPSが天城の沢の中では役に立たなかったと言う話を同僚にしたら、GPSの緯度・経度の表示と1/25000地図(両方とも携帯していた)とを組み合わせて使わなかったのかと言われて思わず「ああっ!そうか」と声を上げてしまった。GPSの基本機能って、緯度・経度を表示することだったよな。経路の記録と歩いてる最中の方向表示にしか使ってなかった。確かに沢の中とはいえ、ピンポイントで信号が取れるところはあったわけで、そのときに経緯の座標を地図の上に求めることができるということに、なぜ気づかなかったんだろう。せっかくのガーミンが半分も利用できてなかったんだなあ。。。
何といっても経験不足だ。その経験を、じゃあどういう風につんでいくべきなのか。地道に体力づくりとか読図の練習とかやって低山から経験をつんでいくということなんだろう。これからのセーフティ・ウォーキングのために。危険な体験をして無事に帰宅した自分を自慢してる場合じゃなかったのだ。
いろいろ問題意識もあって、図書館で「遭難のしかた教えます」という本を借り、有隣堂横浜西口店で「最新読図ワークブック」と「登山入門」を購入。登山はハイキングの延長ではない、ということがいくつかの本に書かれている。このことが実感できるようになることがまずは目標だろうか。
で、帰宅してから、GPSにポイント的に記録されていたこの間の日曜のデータを1/25000地図とつき合わせてみた。すると、ううーん。800mくらい東にそれたルートを歩いてる自分が俯瞰できるではないですか。地形図を良く見ると等高線の入り込み方も確かに歩いた沢の筋と感覚的にもすごく一致している。モノカーのレールのあった辺りはこの辺だ、とか、すごく良くわかってしまう。そしてそのまま北東にすすむと前々回ビバークしたときの道に続いてる。道を失うというのはこういうもんなんだなあ、なんて妙に納得してしまう。
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