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2007-10-02 しまった、書籍煩悩。 [長年日記]
_ [読書] 会社帰りに関内駅で降りて伊勢佐木町をはずれまで往復した。
神奈川の郷土史関連の本を物色して古本屋をはしご。一番の目当ては港北区役所が出した「港北の遺跡をたずねて」という小冊子だったのだが、これは無し。
で、今日買った本:
「神奈川の石仏」松村雄介、有隣新書。ざーっと流し読みしたが、石仏にまつわる民間信仰の推移など、非常に読ませる内容。特に神奈川に特徴的な堅牢地神に関する部分。そうそう、そこが知りたかったんですよ。まあ新刊でも買える本。著者は工学部出身。
「石仏研究ハンドブック」庚申懇話会、雄山閣。これも新刊で出てるみたいだけど1200円の値がついてたのが、店の主人が「ちょっと高いな…1000円でいいです」と頼みもしないのに値切ってくれた。中のページに若干のヤケがあるけど悪い状態じゃない。中をぱらぱら見てみると、もしかしてダブって買ってるかもなんて心配が。
「かながわの石塔と石仏」松村雄介、かもめ文庫。これも新刊で買える。350円。図版が多い。
「神奈川区誌」これは1500円で函がヤケて穴も開いてるが、本体は問題なしだ。これで「港北区史」「鶴見区史」と、貝塚跡の我が家に隣接する3つの区の区史がそろった。めでたし。
で、現在何を読んでいるかというと、すでに「アースダイバー」は本日早朝に読破して、図書館から借りていたサバイバル関連の本「トレッカー」(←間違い。正しくは「トラッカー」です。)を読み出した。ネイティブ・アメリカンが動物の足跡を辿ってその動物の性質や足跡を付けたときの行動などを読み解いてしまうという技術を書いている。集中して一点を見るのではなく、全体をそれとなく見てそれでいながら細部に目が行き届いているというものの見方。アウェイクネス(気づき)の大切さなどが説かれている。サバイバルテクニックもマニアックにコレクションすることのできる小技が数々あるのだろうけど、こういう全体的な視点というか行動のよすがとなるような考え方を持っているかどうかは大きな違いといえるのだろう。
気温の低下とはうらはらに、燃え尽きるほどヒートな読書の秋だ。
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