RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2018-12-02 [長年日記]
_ [特撮] 仮面ライダージオウ
ゴーストの回。そして現れたディケイド。タイムジャッカーに味方しているようだ。そう。ジオウとディケイドの能力は最初からちょっとかぶってる。オナリ出てこないのー?CM。映画の宣伝。平成ジェネレーションズ。そうか、平成ライダーもジオウが最後なんだ。昭和と平成の間は確かに不連続だった。昭和天皇に殉するかのように…というよりも昭和という時代に殉ずるかのように手塚治虫も美空ひばりも亡くなった。それらは確かに、一つの時代の終焉を象徴する出来事だった。では次の時代はどうなのだろう。平成天皇は上皇としてしばらくは生き続けているはずであり、平成の終わりと共に亡くなる著名人の多くは平成の生まれではなく、平成より長い時間を昭和の中で過ごした人たちだろう。たとえば私などが平成上皇の崩御に対して「ああ、平成がやっと終わった…」と感慨深く思う日は来るのか。元号に自分の人生を重ねることのできる時代というのはおそらく日本史上、あるいは世界中の例を見てもあまり多い訳ではなさそうだ。「明治は遠くなりにけり」という感慨はあってもそれを大正に置き換えることに同意できる人がいたかどうか。しかしそれは昭和と置き換えることはできるのだ。これは、世界史上64年間という最も長い元号の時代という昭和の特異性、そして明治もそれに次いで45年と長かったことによる。大正は15年間。平成はそれが終わる前にすでに30年間と定まっている。室町後期の後小松天皇の在位期間は長いがその間に南北朝の統一やいくつもの災異によって改元を繰り返している。当時においてはその時々に代わる元号にアイデンティティを重ねることは難しかったのではないか。昭和ライダーも平成ライダーも、治世においてこそ存在しえたヒーローの系譜ということになる。そして平成ライダーの系譜はいささか唐突な感じで終わるはずなのだ。つづく。
_ [特撮] 快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー
デストラ打倒のために、それぞれの思惑でお互いを利用する作戦を立てるルパとパト。互いの行動を熟知しているがゆえの作戦行動には、登場人物たちが互いを利用したり信頼したり欺いたりする"モンキー・パンチの"ルパン三世のような緊張感を覚えた。次回、元パトレン2号登場!? つづく。
_ [漫画] 「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん 」服部昇太、ホーム社、2018。
久し振りにとても太刀打ちできないようなマニアックな漫画を読めて感動している。服部昇太さんは、6代目日ペンの美子ちゃん描いてる人だが、その執筆のキッカケは日ペンの美子ちゃんのパロディというなかなかすごい人。ヒロイン・邦吉映子はまるで陸奥A子の漫画のヒロインみたいな描線でケイオスな作品ばっかりプレゼンするのでありまするー(←邦吉さんの喋り方)。話相手の先輩はその話を聞くたびに美内すずえの漫画の中の人のように瞳孔を失ったような目になるのだ。この本に載ってる映画、全部見たくなる。電人ザボーガー実写版とか。もっとこの人の漫画が読みたくて、「魔法の料理かおすキッチン」ポチった次第でありまするー。
_ というわけで学習センターに本返しに行って、学割証を発行してもらって学割回数券を購入。券が余る心配をしてたのだが結構頻繁に行き来していた。いつものスーパーのイートインで「これはコーヒーである」という価値だけがある(つまりうまくもまずくもない)コーヒーを飲むと夕ヨガにちょうど良い時間となった。夕食前に「量子と統計の物理学」第9回を聴講。後6回、年内に聴講だけは終わらせてしまいたい。ギブスの自由エネルギーとヘルムホルツの自由エネルギーは知ってたがグランドポテンシャルというのはもしかすると初耳だ。熱力学も今学び返すと面白いのではないかと思う。学生時代に背伸びして奨学金で買った「ズバーレフ非平衡統計熱力学」とかトールマンの統計力学とか、今ならもっと深い理解で読めるのではないのだろうか。そんな気にもなる。「ももクロChan」の録画見ながら湯豆腐食べてみたりして、あと少しで寝る時間。こんな週末をあと3回も繰り返したらもう年末だ。札幌の冬の歩き方をすっかり忘れてしまったが、年末は念のためにスノトレ履いて帰ろう。いや、現地でいよいよミツウマのトクナガを買っちゃおうかな!?