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2012-09-10 [長年日記]
_ [特撮] 仮面の忍者赤影
「勝手に観光協会」ほぼ見終わってしまって、だいぶ以前に録画したのを見始めた。
「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に『金目教』という怪しい宗教が流行っていた。。。
1967年放映開始なので、わたしは5歳。特撮技術の乏しさを役者の演技で補うというのはこれはもう特撮番組の鉄則といえるだろう。赤影はその等身大の演技と着ぐるみの演技のつながりが大変スムースに見える。カメラワークが素晴らしいのだと思う。揺れてもない大地を赤影こと坂口祐三郎が転げ回る。そこをカメラが画面を激しく揺らせばこれはもう震度5くらいの地震に見えてしまう。ガマ法師操るガマの足に刀を切り込ませ、崖から突き落とされたガマの鳴き声の哀れなることは子供心にも何か単に倒すべき怪獣とは違うような妙な感動を与えたものだった。金眼像の恐ろしさは後々不動明王に対する苦手意識を植え付けたかもしれない。傀儡陣内も人間らしからぬ不気味さだったなあ。しばらくはこれをよすがとして過ごすとするか。