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2015-03-27 [長年日記]
_ [夜へ急ぐ人] 歩いて帰宅。
今日は考えたいことがあって徒歩で帰宅。会社から自宅まで歩くと2時間ほどかかる。逍遥派は現代にも生きている。考えているうちに2時間はあっという間に過ぎた。川面に輝く二つの月。過去の悲劇の小さなモニュメントである地蔵尊、道の上にあるおびただしい数にのぼる人の残したものと、そして人の手の届かない、それゆえに美しいもの。近所の枝垂桜もようやく7−8分咲いた。2時間考えた結果、答えは出なかった。だが、やるべきこととそのための覚悟はできたかもしれない。何もかもうまくやれない。できることをするだけだ。帰宅するとスティーリー・ダンの”Aja”が届いている。すでに一枚くらい家にあるのかもしれない。黒い和服に袖口から赤と白の見える山口小夜子のジャケット。裏を返すと5曲目に”Home At Last”と書いてある。終の棲家と言う意味だろうか。でも今の俺にとっては、”とうとう家に着いた”というように読める。