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2018-03-02 [長年日記]
_ 今月も水木しげる漫画大全集の発売日になった。紀伊國屋のHP見てて気づいたが、補巻3と4も出てる。全巻予約とは別に購入する必要があったのだった。1と2の時はどうしたんだったかなー。とりあえず3は買い求めた。本来の巻と共に明日届く予定。
_ [漫画] 『大冗談』高信太郎、奇想天外社、1976.
というわけで高信太郎。まずは「コーシン・ミステリイ」と称して、7作の推理小説のパロディ作品が並ぶ。これを描くために高信太郎は都筑道夫に弟子入りしたというが、その都筑さんの解説にいわく「私の弟子になりたいといい出したのは彼の落語趣味の現れであって…」とのこと。早漏が過ぎて高速を超えて、という先日のエピソードについては、本書に収録された「タイムトイレット」作中で「この前書いた私の漫画に精液が光の速度を超えて過去へ飛ぶというのがあります」とあり、その作品自体は本書には収録されていない。ほかにも良い話いっぱいあります。サンタのおじさんはソリにノッて、じゃなくてソリにソッてやってきた、とか、原始人家族の夫が考える人(『ナヤンデルタール人』)となったのを家族が心配して語り合う言葉が「モゲラハソモゲ」「モゲラヘソモゲ」「モゲラハソモゲ ウンコ!」「モゲ!」「ウンコモゲ」だったり。「飛びなさい羊 わたしがおねむになる朝のひつじまで」とか、ターザンが死んだらコンゴの今後、どうなるか、とか。