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けいりう堂日記

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2018-03-30 [長年日記]

_ 夜ヨガ。いつもの金曜のインストラクタ先生が今日でクラス終了。ジムの系列をやめる訳じゃないので代行でまた会うかも、と言ってたが、やはり少しさみしいものがある。クラス終了時に「(ヨガを)続けてくださいね」と話しかけてくれた彼女のまなざしはうるんでいた…ように私には見えたが、まあ錯覚なんじゃないかなという気もするし。


_ [漫画] 「ガイコツくん」ジョージ秋山、若木書房、1969.

ジョージ秋山商業誌デビュー作の単行本だ。小学生の時持っていた。先日ヤフオクで落札した価格は1400円。うん、高くはないな。読み返してみると、一コマ一コマいちいち覚えてるような気がする。ジョージ秋山は私にとっては重要な漫画家の一人なのだが、あまり精力的に読んでいない。そうだ、最近沼昭三の本読んでて、沼氏が興味を持っている漫画に「ますらを派出夫会」(『轟先生』を描いた秋好馨の漫画)とジョージ秋山「ゴミムシくん」があがっていたのを知って前者を日本の古書屋で、後者の第1巻をメルカリでそれぞれもとめたのだった。これらのことについては後日書くかもしれない。浮浪雲の第1巻も枕もとにある。復刻された「告白」と「現約聖書」、綱島の古書屋で見つけた「灰になる少年」、文庫版でネットで購入した「ザ・ムーン」、さらにはVTRの「ピンクのカーテン」…。今思い出して凄く読みたくなっているのは、創刊のときの月刊少年マガジンに連載していた「ジョージ秋山漫画教室」。たぶん単行本出てない。
それでガイコツくん。脳膜炎で死んだおじいちゃんが天国の神様に頼んで地上に復活した姿はなんとガイコツ。おじいちゃんであるアイデンティティはしかし、連載第二回以降急速に減衰していき、孫のカン坊と一緒に遊んでる子供のようなキャラクターになってしまうのである。ギャグの雰囲気に包まれながら、心の闇をクローズアップして見せてはそのどうしようもない自身を嘆き泣くペーソスが、すでにこの作品にあらわれている。世間を騒がせた「銭ゲバ」「アシュラ」以前の作品である。この年になって初期作品から振り返ってみれば、ジョージちゃんはまるでぶれていないという風にも見えるのだが、そのことは注意深く論証されねばならないかもしれない。今はガイコツくんを楽しもう。なんと捨てがたきジョージちゃん。。。


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