トップ «前の日記(2005-11-26) 最新 次の日記(2005-11-28)» 編集

けいりう堂日記

   RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf


2005-11-27 [長年日記]

_ 『日本書紀』紛失。

自宅の中で物がなくなることは多い。猫が犯人の場合もあるが、大抵は散らかしすぎていてどんなに探しても見当たらないということ。普通の人はそれをある日「ああこんなところに」と見出すものなのだろうが、私の場合にはそれは遠い未来のことであり、事実上の紛失に近い。

そんなわけで、岩波文庫版『日本書紀』を、第2巻を除いて紛失した。興味を持っているヤマトタケルや神功皇后の記事は第2巻に入っているのでまあ良かったと思いつつも、はたしてもともと全5巻持っていたのか3巻くらいまでしか持っていなかったのか判然としない。解説は第5巻にある。昨日から散々迷っているが、第5巻だけでも(新たに?再び?)購入するのが目下のところリスク最小であると確率的には解釈できる、などとこじつけて、買い物に行こう。

----------------------------------------------

追記:その後まもなく、奇跡的に第1巻を発掘した。有隣堂で買ったピンクのカバーつき。なんとなく3巻までは持っていたような気もし始める。

_ [栗山千明] 『イン・トゥ・ザ・サン』見てくる。

栗山千明はかつて、「1800円の入場料に値する女優になりたい」と言ったものだった。が、女優よりもまず、映画そのものがその入場料に値するものでなくてはならない。

_ 『イン・トゥ・ザ・サン』をレイトショーで見てきた。

_ そしてこの映画は学割料金にもレイトショー料金にも値しないものだったのである。

_ TVCMで俳優の名前を羅列していたように、その多くは全く出ては消えていくような使われ方をしていて、映画でもただ羅列されているだけのように見えたのだった。

その羅列されている悲しい俳優の一人としてぼくらの栗山千明がいた。彼女は某スポーツ紙に書かれていたようにヤクザの幹部ではなく都知事候補の令嬢役だったわけだが、登場まもなくその都知事候補が殺される。そこで彼女が父の復讐のために…とかいうストーリーでは全く無く、その後"ちい"は全く出てこない。それでも選挙カーの上から微笑む彼女は大変美しかったが。これでまたひとつ、「栗山千明にNG項目は無い」という自説を確認することができたのはよかった…のか?

何が良くないと言って、かかる映画をわざわざ見に行ったモノをみじめに思わしめる映画と言うのが一番良くない映画なんである。映画と言う比較的に割高な娯楽全体に対する不信感の元であって、ひとりその映画の興行収入だけに損失を与えるものではないと思うのだ。

ともかくこの映画で日曜の夜を〆るわけには行かない。かくして今宵も悪あがきの宵っ張りとなるのだった。


トップ «前の日記(2005-11-26) 最新 次の日記(2005-11-28)» 編集

Categories | Python | 8801 | あんちゃんの自作ゲーム発見した | かながわのハイキングコースベスト50から | かながわの景勝50選 | アニメ | カムバック!マイ中二時代 | コンピュータ | ゴミレポ | テレビ | テレビ・ラジオ | トレーニング | ドラマ | パズル | プログラミング | ヨガ | ラジオ | 映画 | 英会話 | 奥州街道 | 音楽 | 下田街道 | 科学 | | 街道 | 関東ふれあいの道 | 紀行 | 京街道 | 郷土史 | 金沢道 | 熊野街道 | 栗山千明 | 経済学 | 現代湯治考 | 古新聞を読んで | 語学 | 交通史 | 口グセ | 甲州街道 | 綱島街道 | 香り | 殺害された言葉 | 自転車に乗って | 七十二候 | 食べ物・飲み物 | 食事 | 食品物理学 | 新聞を読んで | 森高千里 | 身延道 | 数学 | 生きもの | 千国街道 | 川越街道 | 銭湯 | 善光寺西街道 | 中原街道 | 超歩行者キュウカイダー | 怒りの日記 | 東海道 | 統計学 | 特撮 | 読書 | 二十四節気・七十二候 | 日光街道 | 猫の額 | | 博物館 | 姫街道 | 物理学 | 文具 | 米沢街道 | 抱腹絶倒オヤジギャグ | 放送大学 | 豊後街道 | 漫画 | 漫画・アニメ | | 夜へ急ぐ人 | 矢倉沢往還 | 愉快なジム仲間 | 料理 | 歴史 |