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2006-02-26 [長年日記]
_ えい!とても珍しいニホンカモシカのお尻
とても珍しいことに、日曜に持ち帰り仕事をだらだらやっている。ちょっと文章書いては珈琲淹れて、CD取り替えて、溜まった洗濯物をちょっとずつ洗ったり干したりして。効率すこぶる悪し。そうこうするうちにもうすぐお昼だ。昨日作った煮物とまだしつこく残ってる白石うーめんにするか。
さっさと終わらせて、思い切って買った「マルクス兄弟」のDVD全五巻を見倒したいのだけどね。
今のBGMはアダムスの「シェイカー・ループス」だ。20代後半の頃にライヒを初めとしてミニマルミュージックにはまって、アダムスとかライリーとかグラスとか次々聞いたのだけど、現在のところはライヒとアダムスが好きかな、というところであまり沢山追いかけるには至っていない。いろいろ聞き散らかしても人生の最後には全て捨ててしまうのだろうが、最後まで残る音楽は何だろう。「少年ハート」とか「Days」とかではないだろうな、今マイブームだけど。
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タイトルのカモシカには意味が無い。まあ山上たつひこのフレーズの幾つかは後世に残すべき文化遺産の如きものではないかと思うので、機会があれば使ってみようというほどのもので(でもそれだって徹底してやるつもりは無い)。
_ [音楽] やっぱりポルナレフが好きだ。
夜になって外出。愛するミシェル・ポルナレフのインタビューのDVDを入手。白黒。
まずは容貌なのだが、この人のトレードマークは顔のど真ん中に、顔全体の長さの半分くらいあるような印象を受ける大きな四角いサングラス。これのためにウルトラ兄弟の、特にウルトラマンエースに似た顔立ちに見える。エルトン・ジョンよりもウルトラマンエースよりも、この人のほうが早いはずだ。映像に見え隠れする素顔の眼は、このサングラスのかなり上部のほうに位置している。ちょっと見よりもずいぶんと面長なのだ。
インタビューが始まる。話す声がまたなんとも綺麗な声なんだ。この声でトランペットの真似をしたり地声と滑らかにつながるファルセットを奏でたり、ジェリー・リー・ルイスの「火の玉ロック」をがなったりするんだ。
この人の活躍していた時代は、今よりもずっと偏見に満ちていた時代だったようだ。ミシェルはホモ疑惑や薬物疑惑(まったく未経験ということではないようだが、中毒ではなかった)なんかに、おそらくはたった一人で立ち向かっていた。あふれる才能を飯の種にする人間にとってその戦いは当時は当然のようにみなされていた節がある。
ある日、鳥の歌が「バラ色の心」の出だしのメロディを歌っていた。それを歌にした。誰からも非難されない盗作。
私は12才頃にトランジスタラジオと出会い、そしてこの人の声に、そう、まずその声に出会った。明星とか平凡とかにちょっとだけ載っていたこの人のポートレートとやはり限りなく美しいその歌声に、多分恋したのだと思う。
入手が難しくなる前に「カーマスートラ」を探さなくてはいけない。