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2006-02-01 入学手続き [長年日記]
_ 来年度の入学手続きをインターネットでやった。
ユング心理学と日本列島の地球科学。ユングの著書は幾つか読んだが、講義として受けるのは全く初めてなので、どのように解釈を進めていくのかが楽しみ。日本列島の地球科学は、あちこちを歩きに行ったときに風景を眺める「まなざし」(この”まなざし”という言葉はことに人文系の学問では良く使われるようだが、いささか胡散臭い言葉のように感じる)に新しい視点を与えることができるのではないかと思ったゆえ。
この間の試験で無事に単位取得できたとしても、卒業までには100単位以上必要。卒業を目指すつもりはもともと無いのだが、単位が溜まってくるとだんだん欲が出てくる。来期は3科目とろうかなと思ったが、やはり自信が無いので2科目にとどめておいた。最低、テキストには2度以上は目を通して、講義は全て聴講する。これだけは確実にやりたいものだ。そして、できるだけ参考文献を…とはいつも思っているのだが…。
卒業を目指している人たちから見れば遊び半分に思われてしまうかもしれないが、もともとは歩き旅を誰よりも深く楽しむためにはじめたのだった。つまり放送大学の講義を聴講することも、旅支度の一環なのだ、わたしにとっては。ただ、今回のユング心理学や今期の経済学はその限りではなかった。本来の目的から少し方向はシフトしてきたかもしれない。
_ [読書] 「ニッポン縦断歩き旅」(読了)
クレイグ・マクラクランの同書を読了。英語で書かれていたものを日本人が訳している(マクラクランさんは日本語が堪能な方であるらしい)ので、作中の人物の語り口は実際とは乖離があるかも知れない、作者の語りも含めて。
しかし、最後まで楽しかった。人の旅の話を聞くのは楽しい。しかし、自分が旅に出るのはもっと楽しいことだ。いつか私も、との思いが強くなる。
マクラクランさんはこのような思いに駆られて飛び出してしまった人々のことを「反逆児」と呼ぶ。わたしもその一人になりたい。すでにして、福島県二本松のおにぎりの店みよし付近では、わたしはそれに近い称号を得ている。
マクラクランさんのその後にも興味がある。