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2006-01-05 [長年日記]
_ [京街道] 伏見から枚方。
京街道4日目。
今日は早起きして伏見・観月橋のあたりからスタート。6:30は真っ暗。それでも何とか伏見奉行所跡(団地の入り口にあった)を見出すことができた。白木でできた蔵の町並みを歩くうちに明るくなってきたものの、今日はまた格別寒い。竜馬ゆかりの寺田屋も開いていないが、外からはたっぷり見学した。JRAのそばを通って淀を過ぎ、枚方(どうしても”まいかた”と読んでしまうが、”ひらかた”)の宿場を過ごして5時を回った。道に迷ったわけでもないけど今日の歩数、48570歩。光善寺で旧知の大男と再会。焼肉バイキングおごってもらった。
明日も早出が必要となった。「みんぱく」見学はあきらめる他無い。あしたの21:00から、栗山千明さんの「女王蜂」放映されるけど、間に合うかな?いや、そんなことより枚方から高麗橋までたどり着けるのかを問題とすべきだろう。
2006-01-06 [長年日記]
_ [京街道] 枚方から大坂・高麗橋
大坂到着。
5日目にしてやっと、大坂・高麗橋に到着。昨日ほどではなくともやはり寒く、足の裏にもマメ。マメなんて何ヶ月ぶりなんだ。随分鍛えられていたつもりだったが、まだまだ鍛え方が足りなかったようだ。
高麗橋に着くと19時近かった。あこがれの「みんぱく」にも大阪城にも訪問できなかったが、高麗橋の近くに「くまの街道」という標示を見つけた。日本三庚申の一つのある四天王寺を経由するらしい。そうか、次回の大坂発の旅はこの道を行けばいいのだな。
さすがに疲弊した。ウォーキングなんてしばらくは考えたくも無い。そう、二日間くらいは…。
_ ホワイトストーンズ
TVつけたら今日も「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」をやってる。出演者、皆寒い中でくだらないことやってて、楽しそうだなあ。ヒロインの子が大変可愛くて良い。
2006-01-07 だらだらの日 [長年日記]
_ 朝は大忙しでゴミを出す。年末のゴミがやっと家から消えた。
あとはだらだら。どろどろのお雑煮を食べたり、昼から「七笑」を飲んだり、三国志VIIをやったり、京都の古本屋で買った喜国雅彦『本棚探偵の冒険』を読んだり、寝たり、録画しておいた昨日放映の『女王蜂』を見たりして、正月休み気分満喫で過ごす。
旅先から自宅に送った荷物が計三つ届く。そのたびに、歩き旅で痛めた足を引きずって階下に下りるのはなかなか辛い。
放送大学の試験と休み明けの出張の準備は、若干気に掛かってはいる。
2006-01-08 いつもの日曜の朝が来た。 [長年日記]
_ というわけで長い冬休みがそろそろ終わる。
早起きしてエウレカセブンを見ながら朝食。いつもの日曜だがひとつだけ違うことがある。そう、マジレンジャーのマジマザーが帰ってきたのだった。まあそう大したことじゃないか。
2006-01-09 喜国雅彦『本棚探偵の冒険』双葉社双葉文庫、2005。 [長年日記]
_ [読書] 喜国雅彦『本棚探偵の冒険』双葉社双葉文庫、2005読む。
巻末の古書マニアの対談は何だか入り込めない感じ。
わたしは本は好きなほうだと思うが、ダブリで買うのは読んだことを忘れたときくらいだ。古書屋もマメに回るほうではなくて、ネットで『日本の古書屋』で検索して出てこなければあきらめるか国会図書館に行ってコピーしてくるくらいで、あまり手間はかけていないほう、ということになる。
わたしにとっての本は、書物というよりも文献といったほうがいいのだろう。テキストに出会うことができるのが大事なので、現代文や書き下し文のテキストが存在する限りは和本を買う機会は訪れないものと思う。
わたしは喜国さんほどには本を愛していないと思う。保存状態はかなり悪いし、タバコのヤニが浸透してもまあいいか、という感じ。でも近頃はツボにはまった本にはパラフィン紙でカバーをつける。
本への愛情のあり方はともかくとしても、書庫を何とかすべき時期に来たのかもしれない。収蔵以外に簡単に読み書きもできるスペースが欲しい。が、まあしばらくは家の片づけを心がけるべきなのだろう。
2006-01-10 『雅楽戦隊ホワイトストーンズ』DVD [長年日記]
_ 家に仕事を持ち帰る。すると、『雅楽戦隊ホワイトストーンズ』DVDが届いていたので、見てしまった。
札幌の白石区の薀蓄も素敵だ。大谷地ひばりちゃんはものすごく可愛い。
あーあ、仕事どうしよ…。
放送大学の通信課題も帰ってきていた。一問間違えてた。あー、試験が近いなあ。
2006-01-12 『げんしけん』DVDボックス2/『雅楽戦隊ホワイトストーンズ』 [長年日記]
_ おととい買って昨日本編を見て今日はボックスにしか収録されていない「くじびきアンバランス」を見た。当然最後のボックスも購入せねばならないな、と思う。原作の木尾士目さんの声と手だけが映っていた。
_ ホワイトストーンズDVDはドラディスクとバラディスクの2枚組みで、バラディスクはメイキング編となっている。今夜はそちらを見た。この作品のために雅楽を習ったり殺陣や空手を習ったり曲を出演者が作ったり、極寒の豊平川(厚別川?)に飛び込んだり、なかなかすごいものを見せてもらった。
続編が出ているようなので、HTB(北海道テレビ放送)で注文した。わたしも笙なんて吹いてみたい。笙は吹いても吸っても音が出るんだそうだ。
_ 名古屋方面に出張
このごろ月一ペースで出張が入っている。今日は準備が不十分な気がして大変億劫だったが、出張先で打ち合わせしているうちに気分は少し好転してきた。地味にやってくより無いな、といまさらながら思った。
2006-01-13 久し振りにお友達と飲みに行く [長年日記]
_ 会社帰りにたまたま玄関で一緒になった友達と飲みに行った。
いろいろと話しているうちに、話題はクラシックとかジャズとかの話になる。この友達が結構音楽に造詣深いという事を始めて知ったような気がする。
パットメセニーの「スティル・ライフ」が聞きたいというと持っているという。わたしの好きなシベリウスは「なんかふにゃふにゃしてて余り好きでない」のだそうだ。最終的に、ラヴェルはピアノがいい、というので意見が一致した。
彼に「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」貸してあげようと。
2006-01-14 父、母、弟、弟の嫁(予定)に会う。 [長年日記]
_ 弟が結婚するらしい。相手の父親は東京に住んでいるというので、実家の父母が挨拶に上京した。父母とは一年半ぶり、弟とはそれ以上振り。
そして嫁さん(予定)は、クレバーな美人という感じ。弟、だまされてるんじゃないだろうな?w
小一時間ほど談笑した後に彼と彼女はお買い物に出かける。われわれ親子はどこかに出かけようということになったものの、日も暮れて大雨なので手近な見所も具合が悪く、安易に東京タワーに出かけた。初めて上ったが、さすがの雨で近所しか見えない。それでも人は結構いる。老父母を連れて蝋人形館を見た。これはわたしのリクエスト。
夕食にホテルの鮨を食べる。高い値段の割りにまあまあの味かな…と思っていたら父も母も旨い旨いと喜んで食べる。彼らは北海道にいるわけで、旨い素材は結構口にしているものと思うし、わたしなぞはあちこちを旅して口にするものの中にはこれよりも安くて旨いものが沢山あったように思う(まあ歩き旅で口にするものは何であれ、ホテル38階で値段を気にしながら食べる鮨より随分旨いには決まっているのだが)。だから、割高の鮨をありがたがって食べる父母がなんだか不憫に思えたのだった。いや、まあそれなりの味には違いないんだし、わたしに感謝してくれているということもあるのだろうが、なぜか悲しみを禁じえなかったのだった。もっといい思いをさせてあげられれば、などという殊勝な気持ちも働いたかもしれない。
家族への想いというのはかくも複雑なものだったのか、と思い知らされた。家族が苦しめば悲しいのはもちろんだが、家族が喜べばそれもまた悲しい。この想いこそ、煩悩に他ならないのだろう。家族と暮らす安らぎと煩悩、そして独りでいることの寂しさと気軽さ(と、別の煩悩)を比べると、それでもわたしには後者が好ましく思われる。
たぶん傍目には、こんな私こそ不憫に見えるに違いないのだが。
2006-01-15 「大門のテーマ」 [長年日記]
_ 昨日の煩悩が後を引いているのか、ネガティブな一日。
_ 紫の服が好き それだけ
宛先書けない手紙ポストへGO
もう一度甘えたくて もう二度と会えないなんて
探してた(最後の台詞)夢に見てた故郷
星空にコマンタレブー
遠い故郷 困った礼文
あの日のメモリー 雪に変わればそこに
凍えたオヤジ ボンボヤージ
_ 「ホワイトストーンズ」の挿入歌です。2番もあるけど、お腹一杯です。
早く続編のDVD届かないかなっと。
2006-01-16 幸福の経済学 [長年日記]
_ 昨日はネガチフだったので放送大学の最後の講義はテープに取っておいた。
今日これを聞く。経済学入門の最終回。幸福の経済学。幸福はすでに学問の対象となっている。曰く、幼年・高年のほうがそれ以外より幸福度が高い。曰く、女性の方が男性より若干幸福度が高いが近年差が縮まっている。曰く、未婚者より既婚者の方が幸福度が高いが近年その差は縮まってきている…。70−90年のGNPの単調増加に反して、日本人の幸福度はずっと変化していないということだった。
最大の不幸は失業であるらしい。世の役に立っているという自覚や自分の人生を自分で決められるということが人間にとっては至福であるらしい。
わたしは至福に至るの道の幾つかを既に捨てようとしているかもしれない。が、やはり人のためになる何かを残したいという野心もないわけではない。
何かを残して、幾人かの人の心の中に(願わくばずっと)住みついていたいというのは、確かに野心といえること、傲慢なことでさえある、と思う。それもまた煩悩の一つ。
2006-01-17 『江戸名所図会』 [長年日記]
_ 久し振りに会社帰りに図書館へ。今日の課題は『江戸名所図会』で「入谷の庚申堂」を見ること。ついでに台東区史を調べようと思ったら貸し出されていた。郷土史の分厚い本は貸し出ししないようにしてもらいたいものだ。
さて入谷庚申堂は喜宝院にある、と江戸名所図会には書かれている。が、今度はその喜宝院がわからない。先日「日本の古書屋」経由で購入した「台東区史跡散歩」には、小野篁を祀る小野照崎神社のそばと書かれているが、正確な位置は不明であるようだ。それで、入谷庚申堂に変わる新たな日本三庚申の一として、浅草の庚申堂が入ることとなったようだが、これがまたどこにあるのかわっからないのヨー。
それにしても、江戸名所図会。やっぱり見れば欲しくなる。私の悪い癖は、2回参照することがあればもうそれは必要な本だと思ってしまうことだ。
2006-01-18 「雅楽戦隊ホワイトストーンズ-白き伝説よ永遠に-」入手w [長年日記]
_ 20時ころ帰宅すると宅配便が一度届けに来て持ち帰ったという伝票がある。電話で再配達をお願いしたら、今日のうちに届けてくれた。というわけで「雅楽戦隊ホワイトストーンズ-白き伝説よ永遠に-」を入手した。さあ見るぞ。でも前の巻に比べて随分長いなあ。
_ 本編見た。
107分の本編を一気に見る。前作に比べて殺陣がすごくうまくなっていて、それがまた笑える。ラスト、ちょっとしんみり。ひばりちゃんは今回あまり出てこなかったが、前作同様可愛い。メイキングはもっと長いぞ。明日見よう。
2006-01-19 髭トリマー [長年日記]
_ いつもは伸ばし放題にしておいて時々つるりとそってしまう髭だが、なんとなく整えてみることにする。要はバリカンであるところの髭トリマーを購入。そのうち頭もこれで手入れしてしまうかもしれない。年末に五分刈りにした頭はちょっとイガグリになってきている。短くても寝癖がついてところどころ薄く見えるのが少々気に掛かる。
2006-01-20 どうしよっかな、明日。 [長年日記]
_ 雪らしいよ、関東は。
年始の京-大坂行脚からはや二週間。久々に長距離ウォークをせんと思いしに。
まあ雪だの雨だのは実はたいした問題ではない。問題は、矢倉沢往還の道の確定をまだ済ませていないということなんだ。その次の問題は、来週放送大学の試験があるということなんだが。
2006-01-21 やめた、今日。 [長年日記]
_ 未明に目覚めて外を見たら、雪がしんしんと降り始めていた。道路が濡れている。風も少しある。眺めているうちに一気に気力が萎えた。今日の矢倉沢往還ウォーキングは雪天順延になりました。
へえへえ。根性無しと笑うがいいさ。エキナセア茶飲んで暖かく過ごす。
_ [食べ物・飲み物] 冬は”ほうとう”
今日はDVD「ガン×ソード」Vol.4の発売日であって、雪の中伊勢佐木町に出かけた。伊勢佐木モールは駅から離れるにつれ閉めている店の割合が増えていく。良く行く古本屋も2軒閉まっていた。雪が降ったら休みか。気楽なもんだ、などと勝手なことを思いつつ、今日は暖かいものが食べたいと思いながら帰宅する。
_ 食べると大変暖まった。
2006-01-22 [長年日記]
_ [食べ物・飲み物] 玄米の食事。
昨日の夜から水につけておいた玄米を今朝は炊き、炊き上がったらまた水を半分加えて炊く。そうやって玄米の食事を摂った。かなりやわらかめになったが噛むとシャキシャキする。満腹感もあるようだ。
晩飯も玄米。これに鰈の煮つけと蕗の煮物を添えたが、これだとちょっと副食が大目ということになるかもしれない。
玄米は悪くないな、とは思うのだが、炊くのにちょっと手間が掛かるので毎日は無理かな。良く噛まなくちゃいけないようだし。
_ 県立図書館、ドビュッシー、珈琲、りんごちゃん達。
県立図書館で中世の交通史関係の本を6冊借りた。以前スタンプとバーコードリーダーを間違えたカウンタの人がいた。やはり美しい。
夕食前だがせっかく外出したから何か旨いものを口にしたいな、と思った。関内に向おうかとも思ったが、カバンが重いから桜木町駅から横浜駅へ。
ジョイナス4Fにあるはずの異人館倶楽部で珈琲&&ケーキにしようと決め、向う。ここに来るといつも近くの新星堂で何かしら買ってしまう。今日は久し振りにドビュッシー。室内楽/管弦楽の全集を買った。異人館倶楽部(のあった場所)に行くと、この店はもう営業を止めてしまっていた。酒場の代わりに立ち寄れる店が一つ減ってしまった。
外に出て、不二家へ行き、バニラアイスと珈琲を頼む。店内はがやがやしている。その騒音のバックにエンヤやニール・ダイアモンドが掛かっていた。ニール・ダイヤモンドは割と好きな歌手だがレコードもCDも持ったことが無い。珈琲を持ってきた女の子のネームプレートには「りんごちゃん」と書いてある。珈琲を飲んでいるうちに「寒い冬に買い物から帰る途中による店は…」と、札幌に住んでいた頃のことを思い出した。それはほろ苦くも口当たりの良い炭焼珈琲を出す店で、テレビ塔そばの地下にある「可否茶館」や北15条の「あらびか」(私の通っていた頃は『るびあ』という名前だった。『るびあ』の頃には店にある焙煎室にふくよかな猫が居たと記憶している)であった。
どこに行っても珈琲が不味くてとても耐えられないと思った横浜も早15年になる。少しぼんやりしていると、「りんごちゃん」とは違う女の子に珈琲のお代わりを進められた。ちょっと迷って、しかしお願いした。もちろん、自宅でドビュッシーのソナタでも聞きながら神田伯剌西爾のフレンチを飲むほうがずっと美味しいのに決まっているのだった。
2006-01-23 [長年日記]
_ [食べ物・飲み物] 食った!
玄米食を毎日というのはちょっと大変だと思ったので、玄米スープを作ってみた。今日の夕食の「ほうとう」を煮ながら、玄米を1合炒り、8合の水で20分ほど煮る。香ばしいスープが取れたのはいいが、出がらしの玄米が何だかもったいない。そこでほうとうの残りに1/3合ほど入れて食べてみた。旨いとも不味いとも言えないし、出がらしを食べるのは返って良くないことかもしれないが、ともかく食べた。当然の如く腹がキツイ。独り者の飯は残せば必ず腐る。食べ切るのも大変なことだ。
2006-01-24 [長年日記]
_ [読書][食べ物・飲み物][栗山千明] 図書館、古本屋、「ハマ野毛」、かつ半ロースかつ定食、曾我物語、そして栗山千明。
会社帰りに図書館で大山道関係の本を探す。渡辺崋山の紀行文『游相日記』にこのくだりが書かれているということなので、検索で見つけてカウンタに書庫から出してもらおうとする。県立図書館に美しい係りの方がいることは前に書いたが、実は横浜市立中央図書館にも負けず劣らずの美しい係りの方がいらっしゃる。わたしはヘンな注文をしてときどきこの人(に限らず)ご迷惑をかけてしまうのだが、今日もこの崋山の紀行を書庫から出してもらおうとすると、「この本でなくてはいけませんか?」と問われた。どうもこれは貴重本として特殊な扱いになっているらしく、整理の仕方も普通と違うらしく、また別の閲覧室で見なくてはならない、ということらしい。けど、「検索結果には『ご利用になれます』って書いてあるので、じゃあ見てみようかなと思ったのですが」とわたしが言うと、困ったように「そうなんですよね…」と顔を赤らめたのだった。どうも美人を困らせて喜ぶという悪い癖がついてしまったようだ。まあ今日は閉館まで余り時間が無かったので、今度時間のあるときにこの本を見てみようかと思う。
参考になりそうな本が横浜の「かもめ文庫」とか「かなしんブックス」から出ているので、図書館そばの天保堂という古書店によってみたが、それは無かった。しかし、1992年創刊されて6号にして廃刊となった幻の横浜野毛町B級タウン誌『ハマ野毛』が全部そろっているのを見てしまったのだった。私は2,3,5,6号と持っていたはずなので、創刊号と4号をおのおの500円・400円で買った。この雑誌、作家平岡正明(山口百恵を菩薩であると言った人)をはじめ、江戸学の田中優子、石川英輔、四方田犬彦の他、ホームレスの人やら大道芸の人などの寄稿や聞き書きと思しき文章が載っていて、これを読めば必ず野毛で朝まで飲んでみたい気になるのである。横浜に来て間もない頃にこの雑誌で野毛入りしたようなものだ。どうやら全号そろった。うれしい。
その幸福な気持ちで、坂の下にある野毛・かつ半で今日はロースかつ定食(いつもはひれカツ)を食べ、無料のごはんおかわりをする。前にここに来たときは知里幸恵のアイヌ神謡集を手に入れて幸福な気分でごはんおかわりしたのだった。
自宅に着くと、蕨の古書店から岩波日本古典文学大系新装版・曾我物語が届いていた。
アイスクリーム食べながら栗ちぃのラジオを聴く。今日はなかなかに幸せな日だが、ちょっと眠い。風邪気味。
_ [食べ物・飲み物] 玄米スープの朝食
朝起きると鼻の奥の粘膜が痛くて少し吐き気がする。
「おっ、どうやら風邪引いたぞ。しめしめ」
会社を休む口実が見つかって喜んでいるのではなくて(仕事自体はちょっと押してきている)、昨日作った玄米スープを試すことができるのがうれしいのだ。少々塩を加えて、梅干を一個入れて飲む。ちょっと食事としては物足りない気がしたのだが、午前中お腹がすいて困るということは全く無かった。これは悪くない。
玄米スープをより美味しくいただく工夫をしたいと思う。クルトンの代わりに、取っておいた出がらしの玄米を少々加えるのもいいか?しかしそれなら玄米でおかゆ作った方がいいかもな…など、あれこれに思いなし、ついに「ふえるわかめちゃん」を入れてみようというわりと普通な結論に達した。近日テスト予定。まあ本当はあれこれ加えない方がいいのかもしれないが。
2006-01-26 明日は試験。 [長年日記]
_ 8時間目の上代の日本文学を受ける。会社は休まない。
実は明後日だと思っていた。明後日は経済学の方だ。ちょとマズイかも…と思ったが、どっちが先でも大して勉強してないことは一緒。少しでもテキスト読もう。
しかし、うちには勉強の邪魔になるものが沢山あるのだ。昨日一気買いした「デスノート」も5巻をまわっていよいよ複雑なストーリーになってくるし、昨日0時間際に届いた「Blood the last vampire」もあるし、今日はマーケットプレイスから愛するジューン・テイバーの「Some other time」が届いてしまって、うっとりと聞いている。
大丈夫だ、きっと何とかなる。今日は仕事上の悩みも多少明るい見通しが出てきたしなっ。
2006-01-27 『上代の日本文学』 [長年日記]
_ まずは一科目試験終了。問いに対してはほぼ答えが頭に浮かんでいたよう。しかし、会社を出るのが遅くなって開始3分前に入室となってしまった。
弘明寺の商店街をぶらぶらしながら帰る。400円弱のシャツを売っていたのをかわずに帰ったのはちょっと後悔している。
_ [漫画・アニメ] 古書店・鉄塔書院
自宅に戻る前に白楽駅で電車を下りて鉄塔書院という古書店に寄り道する。しばらく来ていなかったが、いつのまにか文庫主体になりつつあるようだが、漫画の在庫も相変わらずなかなかに泣かせるラインナップだ。今日のお買い上げ:
山上たつひこ『半田溶助女狩り』1975初版、800円
とり・みき『ポリタン』500円
吾妻ひでお『みだれモコ』1000円(パワーコミックなんて知らなかった)
石坂啓『下北なあなあイズム』1・2巻1980初版あわせて600円
井出孫六『歴史紀行峠を歩く』ちくま文庫500円
クレイグ・マクラクラン『ニッポン縦断歩き旅』小学館文庫250円
漫画は積読にならないからいいな。『下北なあなあイズム』はマンガ少年という雑誌で連載していたのを時々読んでた。第1話、主人公ロクはつらいことがあると想像上の女の子に話しかけるという恥ずかしい性癖の持ち主として登場する。女の子はファム・ファタルであると思ったのだが、1話ラストで惜しげもなく捨て去られる。女性のまなざし、と言えるかもしれない。捨てようとして捨て去ることのできないファム・ファタルがのちのち主人公を翻弄するという図式が、私には好ましいようにも思う。
鉄塔書院はいつのまにか私好みの古書店になっていた。ダーティ松本の女教師美蝶シリーズもあったが次回ということにした。
2006-01-28 試験終了 [長年日記]
_ 今日は経済学入門。択一式だが、ちょっと凝った作りになっていたように思う。事実関係としてはどれも正しい文章の中から、「”○○についての”正しい説明はどれか」を選ばせる問題があった。
とまれ終了。弘明寺から関内まで古本屋を冷やかしながらゆっくり帰る。
来期は何取ろうかな。会社のカレンダーと試験日程を考慮したうえで、地学・心理学・文学の中から選びたいと。
2006-01-30 [長年日記]
_ [読書] 『ニッポン縦断徒歩の旅』読み始める。
ニュージーランド人マクラクランさんの『ニッポン縦断徒歩の旅』(小学館文庫)を読み始める。ビール飲みながら山道を歩く体力は真似できるはずも無いが、3200kmの長距離を「通し」で歩く、ということの面白さがわかってくる。
今の私の行脚は土地土地の史跡をなるべく丹念に辿ろうとする方向にあるが、やがては日本全土に木の根のようにめぐらされた街道を網羅する日も来るのかもしれない。それでさえ大変なことには違いないが、もしもそんな旅に満足する日がおとづれたなら、そのときは全てのおさらいのつもりで、この3200kmを通しで行く旅をやるのもいいのではないか、そう思い始めた。
もしもそれがかなう時を迎えられるとしたら、その時の私は高齢者と呼ばれているだろう。両親も死んでいるかもしれないし、今共に生活している猫達にはとうに寿命がおとづれているはずだ。そのときの私は、本当に天涯孤独と言って良い立場にあるのではないだろうか。肉体的にもかなり衰えているだろうし、もしかしたらそろそろぼけ始めているという可能性もある。
なんだか恐ろしいことを思いついてしまったかもしれない。が、そんな幸福な未来を実現するためには、とりあえず命は粗末にしないようにしなくてはならない。
2006-01-31 お持ち帰り仕事 [長年日記]
_ 久々に遅くまで会社に居て、まだ少し資料の見直しが残っている。
しかし明日はいつもより少し早めに会社に行かねばならないと来ていて、ちょっと朝起きられるか不安。
旅に出るときはだいたい早起きできるんだけどねえ…