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2006-05-09 [長年日記]
_ [読書] 『ユング自伝』読了
名古屋方面に出張。新幹線の中で『ユング自伝』読み耽る。
晩年の思想は非常に難解だった。わたしの晩年に読み返すと理解できるだろうか。
ユングの考え方の中ではとりわけシンクロニシティが理解しにくいし、誤解される可能性の高いところだろうと思う。
それでもユングはわたしにとっても心の師だと感じる。
帰りの新幹線を降りたら、駅の前に年老いた浮浪者がいた。顔つきが晩年のユングに似ていたと言ったらそれは不必要にシンクロニシティを意識しすぎていることになるだろうか。
このままユングに耽溺してもいいのだろうが、とりあえず読みかけの『曾我物語』にでも戻るか、さもなければこのあいだ衝動買いした『河川工学』でも読もうかと。