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2006-04-01 [長年日記]
_ [奥州街道] :大河原から槻木へ。
今日もものすごく良い天気で、白石川に沿って大河原から槻木まで歩きました。
大河原の一目千本桜の開花には1週間ほど早かったようです。千本の木のつぼみのひとつとしてほころんでいるものはありません。来週は桜祭りだというのに、ソンなことで大丈夫なのか?千本桜の諸君。
午後は船岡城址を散策。平和観音はそろそろお化粧直しが必要なのでは?城址公園のふもとの郷土館で柴田の歴史を学んだ。
槻木につくと18:00.本日の歩数25000歩。明日は仙台を目指すのだが、朝はエウレカセブンの1時間スペシャルがあるんだよな…。
この日、なぜか福島に宿泊。なじみの飲み屋でゆっくり飲みたかったのだ。仙台にたどり着いたらもう新幹線の乗換駅が福島じゃなくなってしまうから立ち寄る機会が減りそうな気がする。
2006-04-02 [長年日記]
_ [奥州街道] 槻木から名取まで
エウレカとカブト見てから出かける。ラビットが槻木で止まってくれたのでありがたかった。今日は朝から曇りで肌寒い。それでもてくてく歩く。昼近くなって、とうとう振ってきた。それでも真っ青なレインポンチョをかぶっててくてく歩く。午後は日本三大稲荷の一つという竹駒神社に。雨上がる。三大稲荷のほかは豊川と伏見かなと思っていたが、実は諸説様々でこの竹駒社さえ含まれない場合もあるのだそうな。館腰の雷神山古墳をまわると夕方が近い。大きな前方後円墳。小高い丘の上にあり、今日も結構足首が疲れた。
名取で駅前の手打ちそばやでビールと「しぼり」とかいう酒。悪くなかったが手打ちそばと言うとなぜどこでも固いの?固いほうが通好みというのでしょうか?いろいろとこだわりがあるのは結構なのだが押し付けがましいのは好きになれない。隣で飲んでた客がまたやけに通ぶっていてどうにもいけ好かない。久し振りに後味の悪い想いをしたが、ヒノキの枡をくれたからまあよしとするか。
今日のうちに仙台にはたどり着けなかったが、あと10kmちょっと。名取にもいろいろと史跡があるので次回仙台にたどり着ける保証は無い。
2006-04-03 [長年日記]
_ 有給とって休養
留守録したビデオと先日買い込んだDVDを見たり昼寝したりして一日過ごすうちに、精神がなんだか不安定になっていることに気づいた。イライラしている自分は嫌いだ。が、それも受け入れられるように努力すべきなのだろう。
肉体が疲労しているときはゆっくり休養を取る。そのように心をいたわる方法を身につける必要があるのだと思う。とりあえず酒に逃げることはせずにすんだ模様。
2006-04-06 [長年日記]
_ 名古屋方面に出張
打ち合わせの準備で資料を整理していたら、だんだん結果に自信がなくなってきて、ちょっと憂鬱な気持ちを抱えて出張。成果にこだわってた気持ちも多少あったかもしれない。
が、打ち合わせで話し合っているうちにそんなに悪い結果でもないように思えてきたので良しとしたい。データの語る言葉に素直に耳を傾けるのが一番なのだと思う。
2006-04-07 [長年日記]
_ シュレディンガーはペド?
孤高の学者として尊敬していた波動力学のシュレディンガーは、真性のペドフィリアであったそうな。ムーアと言う人の書いた伝記にそのようなことが書かれているらしい。鑑賞して楽しむというのみならず交渉を持ったりもしていたのだそうで。そのような性癖は往時どのようにとらえられていたのだろうかとか、それともこのことは最近になるまで秘されていたことだったのかとか、興味は尽きない。件の伝記は和訳は出ていないようだ。
2006-04-08 [長年日記]
_ 眼医者行って学習センター行ってホワイトストーンズ。
3日ほど前から右目が痛いので、10数年ぶりに眼科に。ものもらいだった。目薬もらう。
その後、今年度初めての学習センターへ。新しい学生証を登録して、3つの講義を視聴覚室で聴講。ユング心理学はことのほか面白い。日本列島の地球科学は美しい風景がいくつも出てきて、見ているだけでも楽しめる。
帰宅すると『ホワイトストーンズ』第3弾DVDが届いていた。
2006-04-09 [長年日記]
_ ハーブとシャベルを購入
何年ぶりだろうか、バスに乗って新羽のヨネヤマプランテイションに行く。山椒を購入。こいつらを上手く育てれば、ニシンの山椒漬けを自作することができる。他にカモミール2株、ラベンダー2株を購入。小さめのシャベルと根を切る道具も買ってきたので、早速庭に手を入れようかと思ったが、お隣さんが(お隣さんの庭を)せっせとやっているので気が引けてしまい、ハーブたちは荷もとかずに玄関先においてある。なぜ気が惹けるかと言えば、このお隣さんはマメに庭仕事をやってらっしゃって、荒れ放題の私んちの庭も時々枝切ったり草刈ったりしてくれてしまっているので、気が引けてしまうのだ。お隣さんは我が家よりも通りから奥まったところにあって、いくら自分の庭を綺麗に手入れしても、手前にある我が家の庭が荒れ放題であれば手入れの甲斐がないというものだ。申し訳ないとは思うんだがエントロピーの増大に打ち勝つためには多大なエネルギーが必要でして…。
はいはい、普通の人はエネルギー消費してもこういうことはちゃんとやるもんですよね。
2006-04-10 [長年日記]
_ 『ユング心理学』テキスト読み始める。
電車の中でテキストを読み始める。オイディプス王だのギリシャ神話だのはひと通り読んだ気でいたのに、何も思い出せない。良く考えてみるとギリシャ神話は少年少女向けのものを読んだだけだし、オイディプスは「コロノスのオイディプス」か「アンチゴネー」を読んだだけだったかもしれない(それだって良く覚えていないが)。そうだ、ユング自伝を持っていたっけと思い出して探してみると、2巻目だけを古本屋で見つけて持っていただけだったような。
テキストは楽しく読める。とりあえず読みきったら参考文献をいろいろ読み漁りたい。
2006-04-11 [長年日記]
_ 木の根っこ・笹
平日の朝の一瞬のスキを衝いて、我が家の猫の額にシャベルを突き刺す。木の根っこや笹たちを次々と瞬殺で倒し、土を掘り油粕を巻き、実山椒とラベンダーとカモミールを植え込む。
結構盛大に掘り起こしたのでぼうぼうの草はとりあえず眼につかなくなった。この状態、いつまで維持できるのか知れないが…。
2006-04-12 [長年日記]
_ 雨降り上等
昨日ハーブ(含む山椒)を植えたらその後は雨。水遣りの手間省けて都合良い。
今日は名古屋方面に出張。行く前は例によってやたらと億劫だったが、相手先といろいろ議論ができて結果的には適当に投げなくて良かったと思える。週末は茨城方面に出張予定。
今やってる仕事は技術的には1960年頃にほぼ完成していると言ってもいいようなもの。その後忘れ去られたような技術を図書館の書庫の奥から引っ張り出して来たようなものだ。それでいてやればやるほどに奥深いし、理論で仮定されていたことが現実には必ずしもなりたたないという困難をどう乗り越えて行くかということに興味は尽きない。40年後に今の私と同じような問題意識を持った人のためにやるべきだ、と同僚が言ったことがある。ほんとにそうかも、と思い始めた。
いろいろあるけど、職種には恵まれているのではないかと思い始めた。
英会話が必要になる局面もいずれはあるかもしれず、どうせならうならば英国式の英会話を習得したい気がする。まあ、フィッシャーのしゃべってた言葉で統計に関する会話をできるようになれたらカッコいいなあ、というだけのことなんだが。
_ また聞き逃してしまった [ 放送大学 ]
どうも火曜深夜のユング心理学を聞き逃してしまう。昨日は出張前の準備もあったからなあ。
とりあえずテキストは読了した。ユング自伝を読もうと思っている。持ってたと思ったのに上巻が見当たらない。多分持ってないんだろう。読んだ記憶も無い。上巻には多分、フロイトと対話している最中にポルターガイストが発生した下りが書かれているんだろう、と思う。このエピソードは何で知ったのだろうか。
2006-04-14 茨城方面に出張 [長年日記]
_ 今日は社外の人たちと打ち合わせする出張。思った以上に良い感じで進んで、早く終了。
こんな感じばっかりなら出張も良い。準備にはいつもそれなりに心を砕いてしまうのがつらいと言えば辛いが。
わたしの仲間内では「ヘタレ」の概念が流行しつつある。技術の世界にBLの攻×受の概念を導入した意義は大きい。
2006-04-15 [長年日記]
_ [矢倉沢往還] 長津田から海老名まで。
昨日の飲みが多少祟ったのと、道の確定作業(旧街道のルートを1/25000地図にトレースして見所をチェックする)が終わっていなかったのとで、家を出たのは10時過ぎ。長津田までは30分くらいで着く。駅周辺を軽く巡って蕎麦で腹ごしらえをしてから歩き出す。細やかな見所が少なかった(というかあまり細かく調べていなかった)ために、なかなか快調なペースで先に進む。海老名に着くと18:00をまわってしまっていて、国分寺跡を見に行くことはできなかった。海老名は地方都市に良くある風情で、駅の周りだけやたらと建物が林立している。普通の都市の場合少し郊外にあることの多いサティなんかが駅のすぐそばにあるのは特徴と言えたかもしれない。適当な居酒屋で軽く飲んだ後、ラーメン屋の並んでいるところで九州ラーメンを替え玉までして食べた。明らかにカロリー取りすぎだな。
あと2回の間に大山に登ることになる。大山は過去に2度ほど訪れており、1度は下社まで、1度は上社まで登った。まだ街道行脚に目覚めていない頃だったと思う。今回(も)、ふもとから頂上まで登るつもりでいる。それから蓑毛周りで降りて行って、最終的には鶴巻温泉で入浴して来ようというおなじみのコースになるだろう。登っていくと牡丹鍋の店とかが彼方此方にあるので、そっちにも気持ちが動くのだが。
本日、自宅についたら最終的に38000歩ほど歩いたことになった。
2006-04-16 放送大学行って神保町行って。 [長年日記]
_ 逃した講義を受講すべく神奈川学習センターに行く。2コマ受講すると17:00少し前。それから神保町に出かけた。日曜の夜と言うと古本屋はおろかめぼしい店もそろそろ店じまいする神保町にわざわざ出かけたのは、行きつけの自家焙煎珈琲の店神田伯剌西爾でコーヒー豆を買うためだった。自宅の珈琲は、おとといまで鷺沼の珈琲悟郎で以前買ったものを飲んでいたが、とうとう切れてしまった。どうせ飲むなら美味しいと思うものが良い。
珈琲飲んで買って、グランデとか三省堂とか覗くが、欲しい本はぼつぼつあれど、積読を増やしたくなくて何も買わずに帰ってきた。
2006-04-17 なんか別のヘンなスイッチが入る。 [長年日記]
_ なんだかヘンなスイッチが入ってしまって今までと少し違うものに萌え出す春。
・eufonius。「ノエイン」のオープニング曲でボーカルのriyaさんの声がとても好きになる。CDの入手がTOMOVSKYよりも難しそうな。。。ネットラジオを聞くとriyaさんの素の声は結構低い。
・佐藤江梨子。栗山千明のグラビアの乗っている女性誌で、ヨガをしているサトエリが綺麗に見える。改めてグラビアをいろいろ見てみると、うーん、なんと美しい肢体なのだ。
2006-04-18 服、物色。 [長年日記]
_ 来月弟の結婚式があるから服を購入しようと考え始める。なんとなく単なる礼服を着るのが気に食わなくて少し物色しだす。他のものを買うのとは違って、どんなものがどこになるのか全くわからずにうろつくことになる、というのが新鮮ではあるがそのうち飽きるだろう。色々見ていると、どうせ買うならこのシャツを合わせてとかめんどくさいことを沢山考えてしまう。服にお金かける人というのはそういうことが楽しいのだろうな。
とりあえず結婚式とは関わりなく、スタンドカラーの黄色っぽいシャツを購入。礼装にはウィングカラーのシャツがいいかな、などと思ってみたり。
服に意識が行くと、普段どんなものを着ているかということに改めて思い至る。安い、手に入りやすい、ケアいらない、壊れにくい、壊れてももったいなくない、動きやすい、見苦しいことはない。まあそんな感じのものだ。スーツでやる仕事じゃなくてよかった。
2006-04-19 続・服、物色 [長年日記]
_ 本日も夜横浜駅近傍をうろつく。東口方面のデパート2軒をはしごしてみる。一方は大人向けで値が張るものが多い。他方は若向けで比較すると多少安い。それにつけてもどれを見ても黒っぽい三つボタンで画一的だ。日本のビジネスマンは喪服で仕事してるのか。
まあそんなわけでデザインには大して選択の余地がないと言うことになりそうだ。だったら礼服でも買うか…と思って西口方面に向うと、神社の名前みたいな店に引っかかる。ここで店員さんと話しているうちに、モヘアの入った軽いイタリアの生地のが手頃な価格で今ならさらに5%割引中、ということだった。検討しますと言って帰宅するが、気持ちは概ね決まっていた。
自宅に戻って、手持ちのスーツと礼服とをチェックしてみた。スーツのほうはそろそろ10年物になろうかと言うもので、ちょっと厚めの生地で、ちょうど3つボタンの出始めの頃のだが、良く見るとあちこちに虫食い穴のようなものが見える。2,3ヶ所ならかけはぎでも頼もうかと思ったが、結構数が多い。一方の礼服は、実は学生時代の製造物で、安っぽい生地のせいか虫食い等は全くない。5年ほど前は着られたのだが、今は胸も腰もかなりきつい。あれから筋肉もついたが脂肪もついたようだった。この5年ほどの間、礼服を着るような場所を避け続けていたことと、5年ほど前のわたしはいまよりも更に貧弱な坊やであったのだと知った。もっとも今、さらにウェイトトレーニングの如きを続けているから、将来的にはドワーフの体型となるに違いない。
そんなこんなで何年かぶりにフォーマルな場所で着る服に思いをめぐらしている。が、どうやらもう選択の余地はない。5%割引やってる間に件の服を買いに行く。画一的な形にはこの際目をつぶり、弟の式に出る際にはシャツとネクタイで受けを取ることに決めた。坊主頭も少し長くする方向で検討。あと一月ほどだ。髪、早く伸びろ。
2006-04-20 [長年日記]
_ [音楽] 闇のアルバム
服は買ってしまったからもうその話は終わり。タワーレコードに行ってCDを4つ買った。
1.シベリウスの交響曲全集。アシュケナージュ指揮、フィルハーモニアオーケストラ。
シベリウスは結構好きだ。一番すきなのはバイオリン協奏曲で、これも今日買ったCDに収録されている。第三楽章でピッチカートが一音だけ入るのが好きだ。
2.マイク・オールドフィールド「オマドーン」。タイトルの意味がわからない。この作品のあとマイクはちょっと神経を病んで、ESTとかいう治療のあとで露出気味になったのがこのごろ良く聞いている「プラチナム」。「チューブラー・ベルズ」(エクソシストのテーマ曲)「ハージェスト・リッジ」も大好きだ。
まあここまでは良い。
3.映画「コンドル」のサントラ。「コンドル」というのは70年代の半ばにロバート・レッドフォード主演、フェイ・ダナウェイ共演のスパイ映画。原作の主人公はレッドフォードよりもやぼったい設定だったと思う。「話さない事も嘘の一種。世界中のスパイが使う手だ」とかいう台詞は原作のものだったと思う。このころわたしはレッドフォードが好きで、大人になればかならずこんな男になるものと信じていた…。ところでこのCDはどうやらイタリアのものらしい。この映画、封切りのときはある程度話題になっていたと思うが、テレビで放映されるのももはや珍しいものになってしまったと思う。同時期の「大統領の陰謀」のほうが有名だろう。実はこの音楽はなかなかスリリングでお洒落だとずっと思っていたのだが、CDを買ってデイブ・グルーシンであると知った。
まあこれも懐かしいものを手に入れたと言うことで善しとすべきだろう。
問題は
4.楳図かずお「闇のアルバム」
これだ。まあこういうアルバムがあることは知っていたのだが、全曲楳図さんが歌っているとは知らなかった。今聞きながら書いてるのだが、楳図さんの声はさだまさしを少し太くしたようななかなかの美声なのだった。歌詞も楳図さんだ。
「へび少女」の歌詞はこうだ。
人など好きになったから お前今日からへび少女 誰も心にへびを一匹飼っていて…
「おろち」の歌詞はこうだ。
あなたの名前はおろち 私が勝手に付けました
まあしかしなかなか聞きごたえあるアルバムではあるが、それにしても「漂流教室」ののんびりした感じは一体何なのだろう。
2006-04-21 [長年日記]
_ [読書] 新歓の日。
「ユング自伝」上巻をそろそろ読み終わろうとしている。フロイトと決別して無意識と対決するときにユングの見た夢は何と豊かなイメージなのだろうと感動してしまう。
ちょっと遅めの新歓の日。二次会で、やたらとつまらないギャグともなんともつかない発言を放ち続ける同僚がツボにはまって、独りで大受け。死ぬかと思った。別れ際に彼は、反対方面のホームで何やらしゃがむポーズをして見せる。何がなんだかわからなかったのだが、どうやらセクシーポーズのつもりだったようだ。電車の中で何度も思い出して笑いころげた。今度こそ死ぬかと思った。今も書きながら笑ってしまった。そして、俺は彼が好きだったのだなあということに思い至る。
2006-04-22 [長年日記]
_ [矢倉沢往還] 海老名-厚木
10時頃家を出て海老名には11時過ぎに着く。デニーズで珈琲を飲んでから海老名の史跡訪問。国分尼寺跡と国分寺跡を訪ねる。それから西のほうに行き瓢箪山古墳を訪ねようとしたら、その近くに海老名銘菓「ひょうたん山最中」を売る店を見つけ、最中を3つ購入。瓢箪山は海老名の国造の墳墓であると大正時代の石碑があったが、それは誠か。歩き回って疲れたので、またデニーズに行って珈琲を2杯飲む。ついで温故館という郷土資料館を見学して、3000円ほど資料を購入した。それより嬉しかったのは、以前溝口のふるさと館でコピーさせてもらった大山街道のカラーパンフレット4種をいただけたこと。職員の方が詳しく説明してくれたので良かった。相模の国の国府は海老名ではなくて平塚か藤沢の辺りで、国府と国分寺がこんなに離れていると言うのは特殊なケースなのだそうだ。
すっかり海老名を堪能して、矢倉沢往還を先に少しだけ進むが、海老名氏の墓所を探しているうちに早日暮れ。結局相模川を渡ることができなかったが、もう目の前に雄大な大山、そして(晴れていれば)その向こうに富士山が見えるところにきた。多分次回は大山の頂上の様子をお届けできることでしょう。しかし海老名から眺める大山は富士山より高いように見える。大山から先の道の確定は少々問題だが。
2006-04-24 [長年日記]
_ 新横浜で靴を買う。
昨日は横浜の赤い靴(のピンバッジ)を買って、今日は新横浜で黒い靴を買った。
弟の結婚式出席にあわせての準備ということで、必要だからと言う口実で近頃買い物が多い。買い物自体は楽しいのだが、随分物要りだ。
革靴を買うのならハッシュパピーが良いと思っていた。履き心地が好みだし、磨り減ったヒールも工場で修理してくれるのが良い。就職仕立ての頃は愛用していたが、最初伊勢佐木町、ついで神保町のスペシャリティストアが相次いで閉店した頃にスーツもほとんど着なくなって、ずっとご無沙汰だった。昨日調べると新横浜のプリンスペペにスペシャリティストアがあるということを知った。夜九時までやっているので、今日そこに行って即決。もちろん修理もしてくれる。同じフロアにはリーガルともう一つ靴屋が入っていて、オーナーは同一人物とのこと。そういえば底の磨り減ったリーガルが一足埃をかぶっている。今度修理に出してみようかな。
2006-04-27 ユング派はユング的な夢を見る。 [長年日記]
_ 今朝方見た夢は米国の企業の研究者に会う夢だった。彼は額が禿げ上がり、鷲鼻で、目尻に笑い皺が多くあり、上戸彩が好きらしく、挨拶のときに「あずみ」に出てくる台詞を交える(なんと言っていたかは覚えていない)。彼の名刺は明るい色で正方形だ。返す私のそれは淡い緑で最近作り変えたもので、人に渡すのは彼が最初になる。彼のプレゼンが始まろうとしている。聴講のための机の上には筆記用具と、ビッグリーグガムのような黄色いお菓子が置いてある。これは彼のセレクションで、食べてみるとアメリカ風のキツイ味がするが、さほど不味くもない。私は「なかなかいける」と親指を立てて見せた。
アメリカ人の研究者は、いわばアカデミックなクエンティ・タランティーノといった感じで、企業にあって自分らしく生きて潰されず、どのように振舞っていけばよいのかを熟知している人だった。生粋のアメリカ人ではないがもちろん英語を使いこなす。彼は私のフィレモンと言えるだろう。着ているジャケットは地味で草臥れたものだが、これも賢者の証であろう。黄色いお菓子は食べやすいグレープフルーツであり、わたしにとっては不老のシンボルである。
二枚の名刺も象徴なのだろう。明るい色の正方形という定形外の紙は現状を打開して未来を開きたいという願いであり、それは共感できる人でありながら異国の人によってもたらされようとしている。淡い緑の名刺は、最近新しい服を買ったと言う現実にも関連しているような気がするが、このようにありたいと言う私の姿であり、重要な人にそれを渡し、助力を請うているのだろう。
2006-04-28 [長年日記]
_ [読書] 「ユング自伝」2
ユングの自伝もそろそろ3/4くらいにきた。旅の章。異境を旅するユング。旅の最中に熱を出して「ブレイン・フィーバー・バード」のことを思い出すユング。この鳥は熱にうなされた人の頭の中で歌を歌う。最初は上手に歌うのだが、どうしても最後の一節が思い出せなくてまた最初から歌いだすのだそうだ。
わたしは幼い頃に麻疹にかかり、熱にうなされていたとき、「おー手ー手 ちぃないでー」と「靴が鳴る」を歌ったことがあったそうだ。父の歌う「靴が鳴る」はちょっと独特な節回しだったことを良く覚えている。
ブレイン・フィーバー・バードは最後の一節を忘れたわけではない。忘れたことにして、何度も何度も歌いたいのだ。
_ [漫画・アニメ] 『ノエイン』DVD Vol.2
明日からGW休暇。嬉しいよねえ。そこで久し振りに大好きな木曾の酒「七笑」を買ってきて、ゆうきまさみ「じゃじゃ馬グルーミングUp」Vol.9-14を買ってきて、今は氷下魚を肴にこないだ買ってまだ見てない『ノエイン』Vol.2を見ています。今日は体力の続く限りこんな感じのことをし続けるつもりです。
で、ノエインなのだが、第4話「トモダチ」で、ハルカとアイが交互にビンタしあうシーンが出てきて、なんだか懐かしいな、と思ったのだった。別にリアルでこういう光景を見たことがあるというわけじゃなくて、わたしの「空白の四半世紀」(アニメをほとんど見なかった2003以前の25年間を指す)以前の最高傑作(だと思ってるんだけどなあ)『伝説巨神イデオン』にこんなシーンが出てきたのを思い出したのだ。ビンタしあってたのはカララ・アジバとフォルモッサ・シェリルで、カララさんの声は今をときめく戸田恵子さん。当時愛称はグリコだった。シェリルの声は今は無き井上瑶さんでした。この二人はその前の『機動戦士ガンダム』(最初のヤツ)ではグリコさんがマチルダ・アジャン、井上さんがセイラ・マスだったっけ。
書いてるうちにちょっと七笑がまわってきました。
生意気ね!←マチルダさんの名セリフ。
Gがすごい!←セイラさんの名セリフ。
詳細違ってるかも知れん。