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2006-05-24 [長年日記]
_ ポルナレフは声。
今日の横浜はものすごく荒れ模様ですが皆さんは如何。おととい買ったCDにミシェル・ポルナレフの「アンコグニト」がある。メモリプレイヤーに入れて聞いている。軽薄な音楽だが、ポルナレフの声は本当に素晴らしい。「ピッピッ」とか「パッパッ」とか言う詩にならない声も歯切れが良い。歌っていると言うよりも美しい声で鳴いているという感じ。ポルナレフはほとんどの曲を自分で作っているから、作品全体+ある種異様なルックスをまとめて評価されることが多いと思う。が、歌い手の部分だけを抜き出してみるとこれほどの声の持ち主は稀有な存在だと言って構わないだろう。この人を十分に理解して作られた他人の歌をもっと歌えばいいのに(良かったのに?)、なんて思ったのだった。つまりポルナレフはポルナレフすぎたという。