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2016-03-11 [長年日記]
_ 寒い日となった。5年前のこの日のことを思いだす。仕事場の外でしばし待機したのちに歩いて帰宅した。あの日も3月としては寒い日だった。宮城県沖が震源と聞いて直ちに思ったのは「名取は…仙台空港はかなりまずいことになっているのではないか」ということだった。2006年のGWに奥州道中のウォーキングをした名取。比較的内陸の笠島廃寺、道祖神神社のあたりや藤原実方の墓など見てから、高台にある熊野那智神社(名取には名取老女と呼ばれる人が昔いて、熊野三山を勧請したと伝わる)を詣でた。鐘つき堂から東を眺めると海が見えた。海まで結構近いなあと思いつつ眺めていた。その日は仙台に宿泊して翌日また名取に。この日は名取老女の墓、洞口家住宅など見学してそこから行燈の松の並木道を歩くうちに、海まで歩いてみようと思い付いて名取川に沿って歩いて閖上(ゆりあげ)港に向かった。たくさんの人が釣りをしていた。海岸から奥州道中までは起伏のない平野だと感じた。実際の被害のことは今更言うまでもないだろう。”それ”が起こってから東北に再び足を運ぼうという気持ちになるまでには結構時間がかかったと記憶していたのだが、日記を見返すと2012年には羽州街道を油川から歩き始めていたし、その翌年は福島から米沢に向かって米沢街道を歩いていた。だが、直撃で被災したところには今も行こうという気は実のところしないのだが、今年はちょっと時間を作ってわずかなりとも歩き旅をしたいような気もしている。正直あまり余裕はないのだが…
寒い日でしたね。揺れにしばらくビクビクしてたけどようやく落ち着いてきました。東北私も今年は行ってみようかな
首都圏でも人心穏やかならずスーパーでは連日の物不足でした。けどそれ以上には人の行動が醜くならなかったことは日本の美点と映ったものでした。