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2016-03-26 [長年日記]
_ [読書] 『張形と江戸をんな』田中優子著、洋泉社、2004.
3/18にやっと読了。途中SKYの機内に置き去りにしつつも回収できた。読後感をまとめてるところなのだが、ちょっと引用する:
<張形という男根の代用品の使用がはたしてレズビアンの行為といえるかどうか。男根に頼るということ自体、男女の擬性交であって、男の存在を無視できていないのであるから。>
もしもレズビアンという行為を理念によって定義できるなら、おそらく優子先生の指摘は正しいのである。が、実のところレズビアンセックスにおいて張形、というかディルドを用いる行為はむしろ一般的なのではないのだろうか?その行為が純然たる女性同士の行為と言えず理念的には男女間の性交の擬態であるといえるほどに男女の、というかこの場合女と女の仲と言うのはすっぱり割り切れるようなものではないのではないかと思うのである。そういう訳で優子先生の、張形のある女と女の風景へのまなざしは、第二次性徴を迎える直前の少女の純然な好奇心に似ていると見え、そしてそのことが俺には好ましく思われるのである。もしかするとこの記事続く。
_ スタバもKFCもチョイ飲み店舗ができるとやら。やめてよ。お勉強する場所とお新聞読む場所がなくなっちゃう。マックは子供がやかましいしな。イートインコーナーは長っちりの人々が多いし。
_ ちょっとしたことだけど、一日の記事、新しい順に表示されるように順番代えてみる。LIFO。あれ?FILO?これって同じ?
_ [英会話] ラグランジュ。
今日はイントロで会話する時の話題にいよいよ困って、仕方なくラグランジュのことを話した。せっかくなのでラグランジュポイントのことも調べておいて、もし先生がスペースコロニーを作ろうと思うなら、ラグランジュポイントに建造した方が良いですよ、とアドバイスしてあげた。それからラグランジアンを作って運動方程式を作るくだりを解説。食いつき悪かったかも。俺も昔はかなり戸惑ったのだが、大学に入るなり数学がちんぷんかんぷんになって嫌いになったと。解析学は力学を理解するうえでは絶対に必須だ。これなしで力学を使おうとしてもきわめて表層の部分をぺろっとなめる程度の事しかできないだろう、と思うのだが、入社以来馬齢を重ね続けているが周囲には数式を多用するような説明の仕方を軽蔑する人が実に多い。たぶん皆直観力に優れており解析などしなくても結論を間違わずに出せるのだろうと思う。そういうやり方が俺にはできない。これは因果な性格としか言えないことだ。
_ 日中晴れてたけどそれ以外大変寒い。まだ灯油があって助かる。
_ [放送大学] 教材届いた。
数日前に授業料入金したばかりなのにもうテキストが届いた。余裕作りたいのでもう明日からちょっとずつ読み始めるつもりでいるが、まだ放送は始まってない。
科目登録してないが「認知神経科学」は少し勉強始めた。これはどちらかといえば、ネオコグネトロンなんかの応用の基礎知識にしたいため。情報伝達のメカニズムの説明がなんか雑な感じがする。覚えることも多い。生物系の科目と言うのは絵を描いてみないとなんか体で覚えられなくてちょっと手間かかる。ニューロンの絵は計4回くらい描いたことになる。知らない世界はワクワクする期待感とどうしていいかわからない唖然とする感覚(何と呼べばいいのだ)とが入り乱れる。