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2018-02-25 [長年日記]
_ [音楽] ポプコンの時代。
アマゾンのお急ぎ便でお買い物すると、アマゾンから配送の日時を指定されて、それはヤマトさんの場合だとMyカレンダーを無視した配送となってしまうのである。はじめそれはヤマトさんの不手際だと思っていたのだが、そういうことでもないらしい。それで直接営業所に、今日は受け取れないから明日の午前中に、と電話したのが昨日の午後。それは確かについ先ほど届いた。いつものBD50枚、そして"POPCON AGE CRONICLE 1975-1977"。ひとえに、ここに収録されている中沢京子「待ちわびて」が聞きたかっただけだったが、NSPの天野滋のソロ曲「歌は世につれ」や、渡辺真知子が"PIA"と名乗って歌う、大作の風格のある「オルゴールの恋唄」、切ないフォークにちょっと似つかわしくないパイプオルガンで始まる因幡晃「わかって下さい」、この後快進撃の始まるツイスト「あんたのバラード」…。
ここに収録されている曲を聴いていた時の私は高校に入る少し前ということになる。コッキー・ポップというラジオ番組があって、どうやらかなり良く聴いていたようだった。中島みゆき「わかれうた」、谷山浩子「おはようございますの帽子屋さん」。どちらも、ちょっと個人的には付き合うのをためらわれるようなものすごい個性だ。「『わかれうた歌い』」って、特殊な職業なの?帽子屋さんはそんなに気前良く商売道具を分け与えて商売になるの?佐々木幸雄の「君は風」に出てくるユーフーってどんな飲み物?←これはこの年になって初めて疑問が解けた。チョコレート飲料の商標だ。神奈川を中心に1974年から日本では販売されたとのことだから、北の果てでこの曲を聴いていた自分が知らなかったのは当然だった。知らないなりに、クリーミーな泡のたっぷり立ったカフェオレのようなものを連想していた。大きめの丸いカップにたっぷり注いだそれを髪の長い大人びた女性が息で冷ましながら飲んでいる…。「君の好きなサイダーの歌」は、年代から言うと大瀧詠一のCider'74あたりだろうか。ニコニコ動画で見てみると、ピチピチの風吹ジュンがやっている。曲的には76年の山下達郎の「ポンシュポンシュポン、ポンポン」っていうやつ(登場するのはこれまたピチピチな秋吉久美子)が好きだ。カタカナで書くとちょっとアクセルホッパーの「パンパンスパパン」みたいだな。やはり多感な頃の体験は体の深奥に染み込んで捨て去りようがない。浸っているうちに日曜もお昼近くになりぬる。なんか食べよー、かな。
_ 本借りて本を返しに図書館へ。
十六茶のガッキーの人発見。外に出るとどこからともなく「そだねー」が聞こえてくる。はいはいうるせえよ。北海道の女の子たちの方言に萌える世界。「萌える世界」なんて、ちょっとバラードのSF小説みたいだな!
_ 記憶の間違い。佐々木幸雄の歌詞のユーフーは、当時はムースって聞きまちがえていたことを思い出した。まあ音質の悪いラジオでAM放送だったからな。だからなんかクリーミーな飲み物を想像したのだった。
_ 図書館からそのまま夕ヨガへ。今日は殊の外気持ち良かった。少しづつ、ほんの少しづつ暖かくなってきたから体の動きもやっぱりほんの少しづつ良くなってきたのかも知れない。帰りがけに、iPhoneに入れた中沢京子「待ちわびて」聴きつつ歩く。
壊れた心の扉がカタカタ泣いているのに 夢のカケラが哀しげな瑠璃色に溶けるのに ただ眼を閉じて 私は白い時の中…
如何如何!立ち寄ったスーパーで感情失禁全開で川口納豆をレジに持って行くところだった。
「大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている」 <br>てのは、他にも当てはまるのかもしれませんね。厨二病。w
誰がそんなことを。あ、反論。生涯でほぼいちばん好きなミシェル・ポルナレフ聞いたのは11歳くらい。バッハをちゃんと聞いたのは会社入ってから。ボビー・コールドウェルは大学時代。まあ俺音楽には節操ないからなー。あ、でもオリビア・ニュートン・ジョンがやっぱり14歳か。14歳で終わる!byチキン・ジョージ。
NY Timesだそうです。男性は13〜16歳、女性は11〜14歳だとか。 <br>fnmnl.tv/2018/02/19/47697 <br>けいさんは早熟な気もしますが、よく覚えておられるなあと。 <br>私は、確かに音楽の好みは変わってないです。狭いよね。そだねー。
これは難しいな。「好みが」と言われると、バッハとオリビア・ニュートン・ジョンがどう異なる好みに属するかを問わねば。最近はアラン・シャンホーも好きです。これは確かに厨二で聞いた曲だわ。