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2018-02-27 [長年日記]
_ 若い頃に良く吸ってたタバコのことがなかなか思い出せなかった。記憶の断片を当たりつつ結局はネットで調べがついた。それは「ロスマンズ」だった。キャメルも良く吸っていて味を覚えているが、ロスマンズの味はもう思い出せない。タバコの味と言っているのはほとんど香。香りの刺激は古い記憶への鍵となるが、それを情報の検索キーとして使うことはかなり困難なことだ。ロスマンズの青は美しいと思っていた。そのタバコを吸うことには特別な意味があると錯覚してしまうほど。確かに、喫煙には特別な意味がある。だが、それは喫煙者の思い描くものとはかなり違うものだろう。
_ [音楽] モーニン。
「モーニン」と入力すると勝手に「モーニングスター」に変換するiPhoneの予測変換が嫌いだ。この曲が気になってたのは、「美の壷」のオープニングで使われてるから。谷啓の時はほとんど見なかったが、木村多江のナレーションが入るのでちょっと見るようになった。よく知られたこの曲に聞き覚えはもちろんあったが、誰の何という曲かは知らずに頭の中では「ビッビビビビのツッボー(ビービッ)」などとかなり頭の悪い歌詞でループされていたので何とかしたかった。曲全体を聞いたからと言って何とかなりもしないのかも知れないが、久しぶりに有名な作を聴いた。アート・ブレイキーである。ドラマーである。ドラムに傾聴するのも良いな。何よりも聴いていて感情失禁を起こさないのが安心する。
ジャズは会社に入った頃に、大人の嗜みとして聴いておかねばならないジャンルだと信じて少し聞き出した。あまりのめり込みはしなかったが、セロニアス・モンクは怪しげで面白い人だと思った。ノってくると始まる「モンク踊り」も面白い。むしろフュージョンと呼ばれるものの方が自分には好ましく、ジャン・リュック・ポンティとパット・メセニーは今も好きだ。横浜に住みだした頃時々、野毛のダウンビートにも行った。暗い室内はだらだらするのには良かった。長居してるとグラスに水を注ぎにくるマスターはだいぶ前に亡くなった。大学院の時世話になった講座の教授にも少し似ていた。思い出したが、私の夢に現れるグルはこの人と風貌が似ている。
中学の頃は買ってもらったラジカセでFM番組を良く"エアチェック"してた。特に、「夕べのひととき」という夕方の番組などで、フォークソングとポップスと映画音楽を録音した。映画音楽は良くアルバム全曲を掛けたりしていたから、アルバムを買わずに済んで、お金のない中学生には都合が良かった。そんな番組の中で、映画音楽として使われたジャズの特集があり、「大運河」のMJQや「死刑台のエレベーター」のマイルス・デイビスなんかと出会った。よく聴いていたので、弟の人その1はてっきりジャズとは映画音楽のことかと勘違いしかけたりしてた。自分だけが知っている新規なジャンルを探し続けてきたような気もするが、これからはこんな風にポピュラーな楽曲を何とも言えないゆるい気分で聞くことも多くなるような予感がある。
_ ピエール瀧のしょんないテレビの録画見てます。先日の興奮冷めやらぬうちに、この番組でも第2回缶詰カーリング大会開催。いなば、ほてい、三洋という前回参加チームに加えて今回はなんと最近放映されたカニパンお姉さん率いる三立製菓が参戦。カンパン作ってるから、ということで。カニパンお姉さん、密かにブレイクするのでは(静岡限定で)。静岡では2/22に放映されているので、まだ「そだねー」とか「眼鏡先輩」とかの言葉は出ないことでしょう。しかし素人がやるのはさすがに違うなw