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2018-02-08 [長年日記]
_ 昔覚えた言葉や忘れていたつもりの体験が、このごろ特に良く思い出される。もう死期が近付いてる、ということなのかもしれないが、まあそうじゃないんだと思う。ただ、大脳皮質の活動が弱まってきて古い組織が相対的に活発になってきたのかもしれないな、とは思う。それこそが死期が近づいているということなのかもしれないが。
ともあれ今日、なんとなく思い出したのは「ナサニエル・ハムリン」という男性の名前だ。10年も前ならこれが何なのかわからなくて悶々としていただろう。今はネットで探せば答えが出る。これは「一人の中の二人」という、ロバート・シルヴァーバーグの書いた小説の主人公(の一人)だったのである。まあストーリーは、タイトルから想像される以上のことはまるで思いだせない。でもシルヴァーバーグは好きだった。「禁じられた惑星」は当時の創元推理文庫の、真鍋博にしては色っぽいカバー絵の記憶も合わせて割と覚えている方だ。あの頃、SFが好きだと信じていた高校から大学の時代。信じていた、というのは、好きだ好きだというほどには執着がないことに結構以前から気付いていたため。