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2024-06-07 [長年日記]
_ [漫画] 「あつまれ!ふしぎ研究部」19、安部真弘、秋田書店、2014。
今日発売日。次が最終巻とのこと。今回の巻の最終話はフライング気味に10年後の元ふしぎ研究部員の飲み会。ハーレム漫画として良い完結にいたらんとしている。そうそう。漫画はいつか完結せねば。
_ [漫画] 『緊縛マゾヒスト』三条友美、あまとりあ社、2024。
最近知ったのだが、三条友美先生が昨年6月にお亡くなりになっていた。Xでスタッフの方の通知により公表されたらしい。というわけでそろそろ一周忌、ということになる。タイトルの作品はカバー・イラストがCGによる未発表作品で、収録作品は新作というわけではないのだろうが、これが一応三条さんの遺作ということになる。CGを駆使した後年の作品『人妻少女アイ』『家畜人ヤプー』は僕には確かに新しい時代のエログロの誕生と映ったが、これらは継承されることは無いのかもしれない。ヤプー、完結まで氏の表現で見たかった。しかし漫画はいつか終わらねばならないものなのだ。作家とともにその表現手法も無くなってしまうというのは自然の摂理に適っているようにも思われる。AIで模倣したとしても、それは絶滅動物をDNAから復元したようなもので、構成しているものが同じであったとしても”シミュラクラ”に過ぎない。そういう意味で「ぱいどん」のプロジェクトは無粋なものというか、AI技術を持った集団の余技的な活動に過ぎない。そこには手塚先生はいないし、イタコ漫画家・田中圭一さんが描いていてくれてれば十分ではないか。