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2006-01-24 [長年日記]
_ [読書][食べ物・飲み物][栗山千明] 図書館、古本屋、「ハマ野毛」、かつ半ロースかつ定食、曾我物語、そして栗山千明。
会社帰りに図書館で大山道関係の本を探す。渡辺崋山の紀行文『游相日記』にこのくだりが書かれているということなので、検索で見つけてカウンタに書庫から出してもらおうとする。県立図書館に美しい係りの方がいることは前に書いたが、実は横浜市立中央図書館にも負けず劣らずの美しい係りの方がいらっしゃる。わたしはヘンな注文をしてときどきこの人(に限らず)ご迷惑をかけてしまうのだが、今日もこの崋山の紀行を書庫から出してもらおうとすると、「この本でなくてはいけませんか?」と問われた。どうもこれは貴重本として特殊な扱いになっているらしく、整理の仕方も普通と違うらしく、また別の閲覧室で見なくてはならない、ということらしい。けど、「検索結果には『ご利用になれます』って書いてあるので、じゃあ見てみようかなと思ったのですが」とわたしが言うと、困ったように「そうなんですよね…」と顔を赤らめたのだった。どうも美人を困らせて喜ぶという悪い癖がついてしまったようだ。まあ今日は閉館まで余り時間が無かったので、今度時間のあるときにこの本を見てみようかと思う。
参考になりそうな本が横浜の「かもめ文庫」とか「かなしんブックス」から出ているので、図書館そばの天保堂という古書店によってみたが、それは無かった。しかし、1992年創刊されて6号にして廃刊となった幻の横浜野毛町B級タウン誌『ハマ野毛』が全部そろっているのを見てしまったのだった。私は2,3,5,6号と持っていたはずなので、創刊号と4号をおのおの500円・400円で買った。この雑誌、作家平岡正明(山口百恵を菩薩であると言った人)をはじめ、江戸学の田中優子、石川英輔、四方田犬彦の他、ホームレスの人やら大道芸の人などの寄稿や聞き書きと思しき文章が載っていて、これを読めば必ず野毛で朝まで飲んでみたい気になるのである。横浜に来て間もない頃にこの雑誌で野毛入りしたようなものだ。どうやら全号そろった。うれしい。
その幸福な気持ちで、坂の下にある野毛・かつ半で今日はロースかつ定食(いつもはひれカツ)を食べ、無料のごはんおかわりをする。前にここに来たときは知里幸恵のアイヌ神謡集を手に入れて幸福な気分でごはんおかわりしたのだった。
自宅に着くと、蕨の古書店から岩波日本古典文学大系新装版・曾我物語が届いていた。
アイスクリーム食べながら栗ちぃのラジオを聴く。今日はなかなかに幸せな日だが、ちょっと眠い。風邪気味。
_ [食べ物・飲み物] 玄米スープの朝食
朝起きると鼻の奥の粘膜が痛くて少し吐き気がする。
「おっ、どうやら風邪引いたぞ。しめしめ」
会社を休む口実が見つかって喜んでいるのではなくて(仕事自体はちょっと押してきている)、昨日作った玄米スープを試すことができるのがうれしいのだ。少々塩を加えて、梅干を一個入れて飲む。ちょっと食事としては物足りない気がしたのだが、午前中お腹がすいて困るということは全く無かった。これは悪くない。
玄米スープをより美味しくいただく工夫をしたいと思う。クルトンの代わりに、取っておいた出がらしの玄米を少々加えるのもいいか?しかしそれなら玄米でおかゆ作った方がいいかもな…など、あれこれに思いなし、ついに「ふえるわかめちゃん」を入れてみようというわりと普通な結論に達した。近日テスト予定。まあ本当はあれこれ加えない方がいいのかもしれないが。