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2006-01-09 喜国雅彦『本棚探偵の冒険』双葉社双葉文庫、2005。 [長年日記]
_ [読書] 喜国雅彦『本棚探偵の冒険』双葉社双葉文庫、2005読む。
巻末の古書マニアの対談は何だか入り込めない感じ。
わたしは本は好きなほうだと思うが、ダブリで買うのは読んだことを忘れたときくらいだ。古書屋もマメに回るほうではなくて、ネットで『日本の古書屋』で検索して出てこなければあきらめるか国会図書館に行ってコピーしてくるくらいで、あまり手間はかけていないほう、ということになる。
わたしにとっての本は、書物というよりも文献といったほうがいいのだろう。テキストに出会うことができるのが大事なので、現代文や書き下し文のテキストが存在する限りは和本を買う機会は訪れないものと思う。
わたしは喜国さんほどには本を愛していないと思う。保存状態はかなり悪いし、タバコのヤニが浸透してもまあいいか、という感じ。でも近頃はツボにはまった本にはパラフィン紙でカバーをつける。
本への愛情のあり方はともかくとしても、書庫を何とかすべき時期に来たのかもしれない。収蔵以外に簡単に読み書きもできるスペースが欲しい。が、まあしばらくは家の片づけを心がけるべきなのだろう。