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2006-01-16 幸福の経済学 [長年日記]
_ 昨日はネガチフだったので放送大学の最後の講義はテープに取っておいた。
今日これを聞く。経済学入門の最終回。幸福の経済学。幸福はすでに学問の対象となっている。曰く、幼年・高年のほうがそれ以外より幸福度が高い。曰く、女性の方が男性より若干幸福度が高いが近年差が縮まっている。曰く、未婚者より既婚者の方が幸福度が高いが近年その差は縮まってきている…。70−90年のGNPの単調増加に反して、日本人の幸福度はずっと変化していないということだった。
最大の不幸は失業であるらしい。世の役に立っているという自覚や自分の人生を自分で決められるということが人間にとっては至福であるらしい。
わたしは至福に至るの道の幾つかを既に捨てようとしているかもしれない。が、やはり人のためになる何かを残したいという野心もないわけではない。
何かを残して、幾人かの人の心の中に(願わくばずっと)住みついていたいというのは、確かに野心といえること、傲慢なことでさえある、と思う。それもまた煩悩の一つ。