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2015-10-03 [長年日記]
_ そういうわけで英会話に行き、テリー先生(仮名)に、虫の鳴き声の話をした。テリー先生自身は虫が鳴いてるのを聞くと眠れない、水漏れの音と同様だと言ってたが、必ずしも外国人全てがそういうわけではなかろうと言ってた。そのあと生物に関連した話が続き、蟻がキノコを栽培する話とかするうち、テリー先生は、ある種の菌類は蟻の脳に寄生して蟻をコントロールする、という話を始めた。俺は「プライアン・オールディスのSF小説みたいだ」と言ったが先生はSF小説にはあまり興味は無いようだった。『地球の長い午後』(原題は'Hothouse'、調べずに行ったので先生には言えなかったが)には、人間の頭に取り憑いてやがて脳の一部のようになってしまうアミガサタケという生物が出てくる。それから、恐るべき話だが、猫は体の中にある種の寄生生物を宿しており、それが人間に感染した場合はその人は猫好きとなる、ということを言い出した。調べてみると、その寄生生物はトキソプラズマと言う。しょこたんも漱石も俺も、みんなトキソプラズマ感染症の疑いがある。特に、突然猫を可愛がりだし、一方怒りっぽくて外見的魅力に欠けるようになった男は要注意である。トキソプラズマの交配は猫の体内でのみ行われるらしく、猫は猫好き人間を増やすために今日もトキソプラズマをばらまいているのだろう。
トキソプラズマ、思わずWikipediaでも調べちゃいましたよ。 <br>「世界人口の3分の1が感染していると推測されている」 <br>「予防するためのワクチンはない」 <br>おおぅ…
俺自分は完全にホストだと思うよ。年々女性に嫌われるような性格になってるし嫉妬深くなるし。こんな話を知ると、行動を起こす際の自分の意志っていうもんが全然立派なものには思えなくなってくる。所詮寄生虫や内分泌やミームやジーンに適したような行動をとらされているだけなんだと。 <br> <br>