RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2015-10-05 [長年日記]
_ 帰宅途中に川崎図書館で予約していた本を取りに行った。日経サイエンスの2003年のバックナンバー。特集は再生医療で、それも当時どのように書かれていたかを読むのは興味深いのだが、それよりも、この雑誌のこの巻には、脳を支配する寄生虫の記事がある。ざっと読んだところ、トキソプラズマが人間を猫に好意的な行動に誘導するということは書かれてはいないが、そのような寄生虫がいて人の行動を支配することは考えられる、というたとえ話が書かれていた。トキソプラズマを使って人間を操る猫、という話の出典はどこだろうか?それにしてもこの話は魅力的だ、と思う。本邦の化け猫の話にも通じるし、コードウェイナー・スミスの「人類補完計画機構」にたびたび登場する猫由来の人間であるク・メル(宇宙最高のGirly−girl、すなわち娼婦)が何故に魅力的であるのか、そしてまた一般の猫もまたなぜに人間を魅了し続けるのか、その理由が腑に落ちた感じだ。恋の病と言っても良い。それが恋の謎を解く鍵なのかもしれない。恋の病は寄生虫による感染症であり、興奮の中で唇をむさぼりあうのはパラサイトを交換し合うためだったのである。そのようにして人はパラサイトの乗り物に過ぎない存在なのである。それは’運転者の存在に気づかない自動車’(たぶん大抵の自動車は今のところそうであろう)のようなもので、自動車はもしかしたら自分がそう動きたいから動いていると思い込んでいるのかもしれないのである。人もまた遺伝子や寄生生物の乗り物であり、内分泌が手綱の役目を務めている。
_ 人間もまた内分泌に支配されて体調や感情を操られている、という考えは、たとえばアロマテラピーを学ぶ人にはわかりやすいかもしれない。人の行動も感情も病理も、化学物質にコントロールされるのである。ところで、季節がら水仕事が辛くなってきた。水が冷たいのではなく、指先が荒れるのだ。あかぎれやささくれだらけの指は俺のようなジゴロ(w)にはふさわしくないのである。なので今年もカモミールと蜜蠟とホホバオイルでハンドクリームを作る。その材料を購入した店はおそらくもと漢方薬局で時代に合わせて華麗に転身しようとしているのだろう。単発でアロマの講習などもしてくれるようなので、検定を受けようとする人には嬉しいかもしれない。いろいろ相談できそうな感じだったのでブレンドの仕方とか相談してみようかと思う。とりあえずコーラの匂いのするブレンドとか作ってみたい。
_ 川崎図書館ってCDも貸し出してるんだな。というわけで、自腹で買いそうもないものを3つ借りてきた。
_ ゴッホより普通にラッセンが好きー!(永野)
この人リアルにラッセンに会ってたwもう好き好き。
好き好き〜!