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2008-01-03 熊野街道3日目:紀伊宮原から道成寺、そして御坊の宿まで。 [長年日記]
_ [熊野街道] 紀伊宮原から道成寺、そして御坊の宿まで。
御坊のホテルを5時15分に出て、6時40分くらいに紀伊宮原に着く。みかん畑の間を上っていって鹿ヶ瀬峠で昼食。今日は試しにサトウのご飯を温めてカレーをかけて食べることにした。が、ご飯はなかなか温まらない。あまり熱くならないうちにカレーをかけて食べる。スプーンを忘れたので手近に落ちていた木の枝をナイフで削って匙のようにして使ってみた。匙と言うよりもへら。硬い飯でも使いにくい匙でも、外で食べるカレーが美味しいのはなぜなの?王さん。(←昔のボンカレーのCMです)
あと4キロほどで道成寺というところ、高家(たいえ)王子神社で湯沸かし神事をやっており、地元の人が何人か集まっていた。クガダチでもするのかと聞いたらそんな野蛮なことはしないと言う。お神酒をちょっともらって、小さなみかんを山ほどもらってしまった。とても旅の最中に食べきることはできないほど。それを担いでなんとか道成寺に午後4時過ぎに到着。するとこの日最後の「絵解き説法」が今から始まるというところだった。ラッキー。放送大学の「中世日本の物語と絵画」で見て、面白そうなのでぜひ見聞したいと思っていたのだった。実際を見てみると、番組に出ていた坊さんがほとんど番組で話していたのと同様の台詞で面白おかしく安珍・清姫の話を物語る。年に3000回以上もやっている計算なのだそうだ。
その後、寺の下にある店で道成寺まんじゅうとせんべいをお土産に買って、宿に向かってなんとなくずっと歩いてしまう。途中焼肉を食べたが、おせちに飽きた人々で混雑していた。 この日とうとう五万歩以上歩いてしまう。が、まだまだ大丈夫。