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2008-02-01 昼から飲む日。 [長年日記]
_ 昔の上司が、昼間から、働いてる人間をよそ目にして優越感に浸りつつ酒を飲みたい、というので、まあわたしはいつどんな風に飲んだって(体調がいい時は)酒はうまいんだけど、おつきあいすることに。
年末に初めて行った酒とそばがきのおいしい蕎麦屋で昼から。しかしいい酒だとやはり酔い心地も良いし、場も乱れないもんだな。
2008-02-02 アナログモデム買った。お風呂のお湯をかき混ぜるヤツも買った。 [長年日記]
_ 買い物に出かける。神保町でコーヒ(神田伯剌西爾)。明倫館覗いたが、買わなくてはならない本を見つけることがなくてほっとする。最近、古本屋を覗くのが怖いんですよ。
渋谷で、PCI接続のアナログモデムを買った。やはりLibrettoでちまちまブログを書くのは大変なんですよね。最近はFaxモデムとして使われることが多いみたいだ。 光ネットの再開は2月の末になりそう。それまでは接続時間を気にしながらネットするしかない。一番不便なのは、ハードディスクレコーダの番組表がネット経由でダウンロードできないこと。あと、いろんなソフトの更新を自動的にやってくれないのもうっとうしい。 しかし、一頃テレホーダイでつないでたころに比べると、アナログ回線でも結構速度が速いような気がする。使ってる人がほとんどいないからか。月末の電話代が恐ろしくもある。。。ずっとほしかった、お風呂をかき混ぜるボッコ(なんて言えばいいんだ、これ)をハンズで見つけてゲット。これからお風呂に入りますぜ。
2008-02-16 「エピクロス」 [長年日記]
_ アタラクシア(心の平静)を失いがちの私は、今暇を見つけては日本の古本屋で購入した岩波文庫の「エピクロス」を読んでいる。
学生時代に読んでいたら、とつくづく思う。紀元前300年の哲学において、すでに現代科学的なものの見方が完成していたとしか思えない。
この人の哲学の流れを汲む人にルクレティウスがいる。学生時代にお世話になった教授が、おそらく「ものの本質について」に言及して、詩人の直観が現代科学を先取りすることに感銘を受けた、というようなことを言っていたのを覚えている。先生は2つの点で間違っていたのだ。まず、ルクレティウスは直観によって詩を書いたのではなく、エピクロスの哲学を詩によって表現したということだった。もうひとつ、そのエピクロスからルクレティウスへと伝わった哲学は、現代科学を先取りしたのではない。当時行い得るもっとも精細な観測と思索によって作られた哲学の内容を、その時代から現代に至る科学者たちが検証を重ねていったということだったのだ。物質の三体における原子の運動の在り方とか、光の性質、音の性質、時間とは何か、など。その中には当然反証されたものも多くある。が、特に物理学におけるものの見方はこの人の考えにかなり沿う形で発展していったように思えるのだ。20数世紀にわたる人の歴史の中で、技術の進歩は世界を物理的に大きく変えていったが、ものの本質に対する理解はそれに比べると非常に遅々としているように見える。逆に、現代人の理解はしっかりと古代人の理解したものに連結していたのだった。
2008-02-17 モンゴメリの本が変なところから届く。 [長年日記]
_ 統計的品質管理の標準的教科書といわれているらしいこの本。アマゾンで発注して、実際に届いたのは昨夜のことだった。なんとか書店という日本の本屋っぽいところの出店だったのに、台湾から届いた。
まあそれ以外に不審なところはない。わたしの興味を持っている部分にも明確な言及がなされていたので、堂々といろんなところに参考文献として挙げることができようというものだ。
それだけのための8000円余りの出費になってしまうと悲しい。
アタラクシアを求めてカレーを作る。玉ねぎはいつもはすりおろして炒めるのだが、今日は時間がないのでみじん切りを炒めた。スパイスはふんだんに入れた。
理由があって、ゆうべと今朝、家の掃除をしてしまう。会社では明日いろいろ会議があって正直つらくて自閉モード。
2008-02-22 エピクロス・続 [長年日記]
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・亡くなった友人にたいしては、悲嘆によってではなく、追想によって、共感を寄せようではないか。・議論のさいには、議論で負けた者の方が、新たに何かを学び知るだけ、得るところが多い。
エピクロスの言葉(として伝わるもの)は、今や私のこれからの生活を支えるかけがえのない宝となったようだ。
日曜、日本発。
2008-02-24 おでかけ。 [長年日記]
_ やはり落ち着かない。けどそろそろ出発の時間。家にいてまったりとHDレコーダーの整理でもしていたい。
海外でネットにつなげるのかとかいろいろ心配事が多い。国内の旅は楽しめるのになあ。やはり文化の大きく違うところにしばらく滞在するのはメンタリティに良くないような気がするのだ。 が、行った以上はエンジョイしてこなくては。では。
2008-02-26 アメリカ西岸にいます。 [長年日記]
路面電車が走っている街というのはちょっといい感じ。会議のためのコンベンションセンターは思ったほど巨大な建物ではなかった。食い物が高くて味がしつこいです。
あと何日もいなきゃいけないと思うとちょっとね。日本に帰ったらニシンの山椒漬けかぬかニシンが食べたいです。
2008-02-27 明日は出番なんですが。 [長年日記]
_ 今こちらは午前2時半です。
明日の8時ちょっとすぎに発表の本番を控えて、まだ発表の推敲をし続けてます。 なんだかいくらやっても衒学的なところと、反面抜けだらけのところが消えうせてくれません。この話、面白いのかなあ。。。すごく心配です。 たぶん難しいことをやってるんでしょう。それをわかりやすく説明することがどんなに大変なのか、改めて思うばかりです。まあそれでも、やるだけやったといえるレベルには近づいているのかもしれません。
終わったらちょっと遊びに行きたいね。でも仕事できてるわけで。
2008-02-28 発表終わった。 [長年日記]
一応しゃべりの練習と資料のブラッシュアップの成果は出たようでしたけど、質問が聞き取れなくて座長さんに助けてもらいました。帰宅したらリスニングのトレーニングを心がけようかと、またしても思ってはいますが。
今週いっぱいこっちです。見聞を広げてまいります。
2008-02-29 今、サンフランシスコです。 [長年日記]
_ 発表が終わって今日はサンノゼ市内の「ウィンチェスターミステリーハウス」というのを見てきた。ポーターさんは「ベストチョイスだ」と言ってくれたんだけど、バスにどっから乗っていいかわからず結局のべ5キロくらいバッグをずるずる引きずりながら歩いていく。建物の中を見るのに1時間、ガーデンを回るのにさらに40分くらいと言う感じで、扉をあけるといきなり壁だったりたんすを開けると出口だったりして面白い。歴史的建造物としての価値が高いもの。
帰りのタクシーで、トランクに入れていた荷物を持っていかれそうになってビックリ。実はこのほかにもちょっとヤバイことがいくつかあったのだけど、今ちょっと書けない。とりあえず元気に帰国できそうなわたしです。