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2012-06-13 [長年日記]
_ [漫画]畑中純さん、亡くなる。
言わずと知れた(←最近の俺はこういうことを言うたびに『それは知らない』といったことを言われる)「まんだら屋の良太」の作者である。この漫画は漫画サンデーという比較的に俗悪なエロ本に近い週刊誌に連載されていたものだが、この「まんだら屋の良太」はそのような誌面の特徴をさらに際立たせる作品のようであった。なんだか汚い漫画だなと思いつつもあからさまな性描写に惹きつけられて、大学に入りたてで初めての一人暮らしをしていたときの慰めとしていたものだった。一人暮らしをして最初にこれは是非しなくては、と思ったのは、まさにいけない雑誌を堂々と買って部屋で大っぴらに読むことだった。私の周囲の大人の男たちはほぼエロ本を読んでおり、わたしも大人の男ならばエロ本を読まねばならぬ、といったような義務感を感じていたようである。最初はそういった汚いエロ漫画と思っていたこの作品は、そのうちなんだかわからないが高い評価を受けるようになっていったのだが、今マンサンコミックスで読もうと思ったらキミ、結構そろえるのは大変なのだぞ。ああ、いつ捨ててしまったのだろうか、あのエロ漫画。エロマンガ島に行けばあの頃捨てたエロマンガに巡り合えるのだろうか…九鬼谷で温泉に入ってみたい。でもそんな場所はどこにもないのだ。昔から。