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2012-06-05 [長年日記]
_ 今日は午後出社とした。私事ながら連休は講義に出ててちょっと疲れ気味だったため。そして夕刻も早く帰り、図書館によって目いっぱい本借りてきた。(1)「中谷宇吉郎随筆集」(岩波文庫) (2)「マルクスエンゲルス全集第40巻」(大月書店) (3)「現代日本思想大系28和辻哲郎」(筑摩書房) (4)「写真と図で見る日本の地質」(オーム社) (5)「ギリシャを知る」(PHPエル新書) (6)「ルクレーティウス 物の本質について」(岩波文庫) すべてレポート書くための材料になるかも知れんと思って借りてきた。(2)は、カール・マルクスの学位論文が収録されているのだが、この論文がなにを隠そうデモクリトスとエピクロス(どちらも原子論を唱えている。前者の方が時代は古い)の学説の差異に関するものなのである。これを読めば、マルクスがどんな参考資料を読んだかが分かる、というのがいい。俺が今レポートを書くことを予見してラテン語やギリシャ語の文献を読みあさってくれて、しかもノートまで残していてくれたとは感心な学者だと思う。こういう賢いクラスメートが一人くらいは大学にいたものだ。そしてそんな学生には今度なんか奢るからと言ってノート借りたりしたもんなんだが、この場合図書館でタダで借りられるのだと思うとちょっと罪悪感を感じる。。。