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2012-05-01 結局は出かけた [長年日記]
_ [熊野街道]白浜。
一枚どうしてもみつからなかった地形図は大阪で調達。白浜に向かう。明日は周参見、明後日は何故か御坊に泊まって長い坂(長井坂だったとおもう)、そのあとはひたすら新宮を目指すが、宿を取ってないので宿が無ければ帰って来ると思う。祝日に行楽地に行くなんて、一人ものの利点を無駄にする行為だ。続く。
_ あせ葉寿司。
あせ葉とは暖竹ともいう笹のような葉。南高梅を隠し味とした鯖と秋刀魚の馴れ鮨。うんめえなあこれ。紀伊国は山あり海ありで豊穣の地。
_ 南方熊楠記念館。
画像は神島(かしま)。粘菌を初めて粘菌として見た。枯れ枝に着いた埃みたいなやつ、あれがそうだったのか。
_ 千畳敷と三段壁見て来てから晩飯。和歌山ラーメンと鶏からが旨くて泣けた。デジカメ畳の上におとしてオートフォーカス利かなくなる。だがまだだ。まだ終わらんよ!
2012-05-02 [長年日記]
_ 和歌山南部は今日大雨。大辺路・富田坂はさほどでもなかったが、日置川流域に出たところでかなり濡れた。熊野は雨が多いというが、はじめて体験。身延道歩いたり塩の道新潟近く歩いたときをおもいだしていた。串本や新宮の辺りがすごかったらしい。久々に道迷いしたり雨でペース落ちたりして余り進まず。明日ははれだそうです。
2012-05-03 [長年日記]
_ 始発で周参見から紀伊日置。なのに山越えの道の入り口がわからず行ったり来たり。まあこういうことをするために旅にでたわけだからあせることはないと思う。外で食べるおにぎりさいこー。完璧に晴れわたった。昨日は雨の中でおにぎり食べておにぎりほとびにけり。それも最高。
_ 紀伊ゴボウ。
和歌山産のゴボウということでなく紀伊御坊という地名。今日の宿。結局周参見までの道は見いだせず。まあこんなときもある。ペットボトルでお茶淹れることに今日気づいたがコーヒーはダメだ。いやまて、なぜインスタントではいけないのだ。
早い晩飯。梅を練り込んだうどんとめはり。やはり和歌山に来たらめはりねー。三重だと言う説もあったような。
おまけ。南方熊楠記念館で模写したハドリアヌスタケの熊楠のスケッチ。実物のアルコール標本には毛など生えていなかったのが不審であるが、画力の及ぶ限り忠実に描いた。
電車の時間まだあるので記念館の収蔵品スケッチからもう一つ。ヤシの実。当然ながら毛など生えていなかった。
_ 因みに今日うろついた安宅(あたか でも、あたく でもなくて あたぎ らしい)は熊野水軍の郷。熊野ってつく言葉をみんな クマの って置き換えるとなんか可愛くなるよね。
そうそう、デジタル一眼だが、レンズを着脱したら問題無く動作した。あと、一日目の宿に非常用のメスティンを置き忘れてたが、道がわからなかったために早く上がって時間があったので、宿に向かう途中立寄り、無事回収。何も失ってなかった。何かを得た訳でもないけど。
2012-05-04 [長年日記]
周参見からの長井坂長井への途上、和深川王子社でめはりのお昼。開花したばかりのナギの木の下。風が強いが幸せな日。
長井坂は名にし負う長い坂だったが、大半は稜線に沿う歩きやすい道。木立が途切れると南海のきらめきが眼下に広がり、文人墨客ならずとも絵心・詩心を掻き立てられる。今回の旅はここまで。次は雨の無い冬に、と思う。
今回はゴールデンウィークに生憎の天候で各方面に影響がでたようだ。私の旅にも少し影響があった。2日目の雨は半ば覚悟のものだったが、実は今日の強風で、大切なコクヨの野帳セY3が飛ばされて、7-8mはある崖の半ばにひっかかったのだった、海中に落ちたなら諦めもついたのだが、たまたま崖下は宅地か墓地開発のために開かれた場所のようで降りることができ、傾斜もさほどではなかったので、かなり注意しつつよじ登って無事回収した。この野帳は何を隠そう南方熊楠記念館で描いたハドリアヌスタケのスケッチをはじめ、数々の人が見ると顰蹙を買うような内容をふくんでいるのだ。だから、海に落ちたなら藻屑と消えてもくれようが、崖にひっかかったのでは将来ここにできた墓に参る孝子の頭にハドリアヌスタケが落ちてくるリスクがあったのだが、そのリスクは回避された。野帳を回収した後、崖を降り返すのはかえって危なく思えたのでそのまま登り切った。思わず「オンサイト」とつぶやいてしまったが、言ってる場合か。ボルダリングも少しは習っといた方が良いかもしれない。
2012-05-07 [長年日記]
_ 有休。夜間取り込んだ干し肉を軒先につるしてると近所の人が2人、なにを干しているのかと尋ねる。いちいち干し肉と答える。干した肉は少し透明になる。なぜだろう?そういえば大学の卒業研究で素材にしたメチルーL グルタメートのポリマーがこんな感じの色をしてたのを思い出す。スルメの肉もそんな感じだ。たんぱく質が変性しているのだと思う。乾燥の過程で繊維方向がそろって光学的な性質も変わるのか?まあ良く分からないけどそろそろ食べられる。
_ スルメで思い出した。スルメのスメル(におい)。ぎゃはは。
2012-05-08 [長年日記]
_ 平清盛の第14回「家盛決起」、録画したBDが見つかったので、件のシーンだけ見なおしてみた。以前日記に書いた「この耳が…」とか言ってたかどうかを確認したのだ。
結論。
「耳」じゃねえよ、「見目」だよ!
「(清盛に比べて御しやすく、しかも)見目も申し分ないしのう」と、悪左府どのは言っていたのだった。うーむ。前戯と言えば耳だな、と早とちりしてしまったようだ。なんか個人的趣味を暴露してしまったようですごく恥ずかしい。
_ そういうわけでおこわで乾し飯を作らんと蒸しあげたのだが、天気悪くなるらしいじゃないか。う…かびさせてしまいそうな予感。トップページ、4か月ぶりに更新した。
2012-05-09 [長年日記]
_ [読書][統計学] 「ベイズ統計入門」繁桝算男
もう数年越しでまだ最初の30ページ弱までしか読んでない本なのだが、平日の朝15−30分くらいずつ読み始めた。今日はこんな問題が出てた。見分けのつかない2つの壺があって、一方の壺Rには赤い玉が70個、青い玉が30個入っている。他方の壺Bには赤い玉は30個、青い玉が70個入っている。
このどちらか一方を無作為に選んでから、その中から石を12個拾う。12個の中に赤い玉が多い時、無作為に選んだ壺はRであったという確率が高いということは理解できるだろう。
それで、12個のうち8個が赤であったとき、選んだ壺がRだったという確率はいくらになるか。 これをベイズの定理で計算すると、なんと97%位になる。よくわからないのでRでサンプリングのモンテカルロシミュレーションしてみた。どうせつまらないだろうから丁寧な解説はしない。
R<-c(rep(1,70),rep(0,30));#壺R。1=赤を70個、0=青を30個。 B<-c(rep(1,30),rep(0,70));#壺B。 rndm<-c(0,1);#RかBのどちらかを選ぶために用意 cnt<-0;#12個中8個が赤だったら1加えるカウンタ cnt_R<-0;#そのとき選ばれていた壺がRだったら1加えるカウンタ for(i in 1:10000){if(sample(rndm,1)==1){tsubo="R";Buf<-sample (R,12);}else{tsubo="B";Buf<-sample(B,12)};Buf;if(sum(Buf)==8){cat(tsubo);cnt<-cnt+1;if(tsubo=="R") cnt_R<-cnt_R+1;}};cat("\n");#壺を選んでは12個の石を取りだす試行を10000回繰り返す。 cat(sprintf("P(R|D)=%2.4f\n",cnt_R/cnt));#12個中8個が赤だった場合のうち、さらに壺Rを選んだ割合を計算。
_ 実際にシミュレーションやるとこんな風になる:
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRRBRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRR
RRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRBRBRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRBRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRBRRRRRR
RRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
RRRRRRRRRRRBRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
12個中8個が赤だったケース(上のRとBの数の総和)は全部で2467個、そのうちRの数は2412個。求める確率は0.978。
2012-05-10 [長年日記]
_ [読書][統計学] 「ベイズ統計学入門」つづき。
今日は3人の囚人の問題。ジレンマの話とはちょっと違うと思うが。
A、B,Cという3人の囚人のうち、2人だけが処刑されることが分かっている。A、B、Cがそれぞれ釈放される確率をP(A)、P(B)、P(C)とすると、特段の理由がない限り等確率と考えて(理由不十分の原理、とか言ってた)
P(A)=P(B)=P(C)=1/3.
ここでAがひらめいた。「看守さん、二人が処刑されるのなら、私はともかく残りBかCのどちらかが処刑されるのは確かだ。ねえ、せめてそのうちのどちらが処刑されるのかを教えてくれてもいいでしょう?」
看守はしばらく考えていたが、Aの言葉にしたがってもAが処刑されるかされないかはわからないのだし、今言ったことがBにもCにも伝わらないのなら良いだろうと考えたようだ。
「二人のうち処刑されるのはBの方だ。」
ちなみに看守は正直ものだ。これを聞いてAは、そうか、Bは確実に処刑されるのだ。すると残り二人のどちらかが釈放されるのだから、自分が釈放される確率は1/2になる。おお、確率が少し増えたじゃないか。
たぶんこの問題は有名なんだと思う。一見情報の付加によって予想確率が変わったように思えるのだが、実はそうではないことを、ベイズの定理を用いて計算することで確認せよ、という問題。もしも看守が、どちらか釈放されるものがいればそれを教える、ということならば確率は変わるのだろう。だが今の場合、看守がBと答えようとCと答えようと、Aの推論は乱されない。そして看守はそれ以外の答えを持っていない。だから、看守の答えはAが処刑される確率に影響はしない、と言えるだろう。
直感的に予想される確率が、ベイズの定理を使ってちゃんと計算した結果とミスマッチするということは、ベイズの定理によって作った確率モデルが万一間違っていても、その間違いに気づきにくいということを意味しているように思われる。また、直感にそぐわないことを受け入れようとしない人はあまりにも多い。だが、やっと面白くなってきた。
_ インターネットエクスプローラーの立ち上がりに時やたら間がかかるようになった。キャッシュが足りないのかとか回線がおかしいのかとかいろいろ試したが良く分からず、ブラウザを変えたら普通に立ち上がる。非常に怪しげ。
2012-05-11 [長年日記]
_ 今日も夕方から天気が悪くなってきた。明日は天日干しができるのか…
こないだできたとり胸肉のジャーキーかじりながら書いてる。思ったよりもおいしい。脂肪分は絶対少ない方がうまいな。もっといろんな味付けを工夫する余地がある。今回のはベルのジンギスカンたれ味。塩だれとかわさび醤油なんかも良いんじゃないだろうか。しかもこれ、こないだ燻製の保存用に買った真空パックと組み合わせたら非常食としては申し分ないな。
2012-05-13 [長年日記]
_ お風呂入りながらラジオ聞いてると、アトムの声で有名な清水マリさんが元気よくしゃべってる。この人は野沢雅子さんと並んで永遠の少年だな。まだ仕事されてるらしい。アトムはともかく、妖怪人間のベロと宝島のジムもそうだったか。第1作のベムはセリフが危なくて再放送できない。宝島も昨年いつのまにかアニマックスでやってて気づかなかった。どちらも見ようとするとDVD購入するよりなさそうだ。後者は特にガンバの冒険と並べて一気に見たい。
2012-05-15 [長年日記]
_ もう梅雨入りか、みたいなじとじとした雨の日。ロケみつヨーロッパが始まってしまう。「どうしてこんなことできるんですか…(マジ泣き)」かわいそうな早希ちゃん。。。でもヨーロッパ旅行にちょっと嬉しそうでもある。西日本ってスペインの中にすっぽり入る大きさ。でもちょっとびっくりだ。日本って結構大きいよね。
2012-05-16 [長年日記]
_ 最近はなるべくジャンルのローテーションを組んでいろいろな種類の映像を見るように努めてる。こないだまで松田優作の探偵物語見てた。今日からは街道てくてく旅の録画。森上さんの歩いてた熊野街道。スタートの八軒浜の石碑は、わたしが歩き始めたころにはまだ無かった。住吉さんの太鼓橋渡ったり、仁徳陵前の歩道橋を渡ったりする森上さんを見て、自分も全く同じ道を歩いたなあ、でも森上さんが歩いた春と違って自分は真冬のまだ暗い時間に和泉地方をあるいたっけなどとなつかしさ頻り。
2012-05-17 [長年日記]
_ 半世紀も生きてると、さすがの私も髪がぱらついた感じになってきている。ここにきて、醜くあがくのも大人げないというか、大人毛も子供毛もとにかく毛が少ないというか。整髪料なんて使っていない。ここ15年ほどは石鹸シャンプーを使っているが、数年前からはリンスで中和しないと具合が悪い。ベニシアさんの「猫のしっぽカエルの手」で見て、クエン酸にローズマリーを煎じたものと昆布を混ぜている。アロエも混ぜ込むために、庭に植えた。だがまだ物足りない。季節のせいか、パサつくのである。保湿作用を持つハーブと言えばカモミール。暑くなってきたので冬良く飲んでいたハーブティーが余ってしまっているので、今宵はこれを加えてみるつもりでいる。明日の朝どうなっているか。きっと捗るぞ。この努力を見よ。けな気だろう。←もちろん毛無気と書く。
2012-05-18 [長年日記]
_ 近頃、"Logical Thinking"という言葉が良く聞かれる。米国陸軍だったかが、パワーポイントの資料はわかったように見えてむしろ思考の妨げになる、みたいなことを言ったところから広まったようだ。が、だからパワポはだめ、ということになるのは性急と思う。資料に中身があるのか無いのかを見定めることこそ論理的思考によって行われるべきものであるし、プレゼンテーションのこれまでのあり方を否定すべきとも思えない。クロスの法則だって今も有効なのだし。
そういうわけでLogocal Thinkingにこだわり過ぎるのは"Pathological Thinking"である、という駄洒落が言いたかった。それだけ。
2012-05-19 [長年日記]
_ GWはさんでジムで筋トレをしばらくさぼっているせいでなかなかぜい肉が落ちない。今日少しマシントレーニングをやったんだが、連休前にわりと苦にせずに上がっていた負荷がやたら重く感じた。大胸筋と腹斜筋が特に弱っているようだった。このジムには私が影で「細マッチョ」と呼んでひそかにさげすんでいる会員さんがいる。やけにおしゃべりで、昔とった杵柄か知らないがシャドウボクシングをちょいちょい見せ散らかせるのが以前は癪に障っていた。ある日彼は知り合いとしゃべっていた。この年でもうビルダーのような筋肉をつけるのは無理だから自分は細マッチョで行くのだ、と。だいたい想像つくとおもうが、彼の下腹部はスザンヌや安めぐみなんて目じゃないくらい強烈にだらしないセクシーさを醸し出している。年の頃はわたしとあまり変わらないのだと思うが、こちらから声をかける気にはなれないタイプの人だ。近頃の私は、イライラする気持ちをコントロールすることを模索している。合わないタイプを無視しきれない場合にはどうすべきか。彼のすべてを否定することは時として損を生じる。なぜならば、その彼だって大半の人にとって真実であり善であることのいくつかは認めており、それを持論としていることがある。それは彼の意見である前に、万人にとって認めるべき意見でもある。彼のすべてを否定することは、そのようなことも否定することになりかねないので、損を生じるのだ。坊主が憎くて袈裟まで憎くても、彼の唱える経には真実が含まれている。私は彼のことをまず笑いの対象として認め、次に彼を反面教師として”第3の道”を見出そうと決めた。それでも不適切な食欲は消えることが無く、節制の生活を送ることはなかなかできるものではないのだった。「ぐぬぬ」とつぶやきつつ、つづく。
もう1年半ほど前に一度やめてしまった英会話教室を再開することにして、今日はカウンセリングを受けに行った。前の教科書がそのまま使えるのは良かった。6月の第1土曜から再開である。が、まずいことに、今年の放送大学の面接授業が6月の土曜に集中していた。これではしょっぱなからキャンセルとなってしまう。ここも「ぐぬぬ」とつぶやきつつ、つづく。
_ うにゃにゃ [ぐぬぬ。。]
2012-05-20 [長年日記]
_ 今日もわりと良い天気なので干しものでもするかと思っている。干しものは洗濯ものではなく天日干しの方だ。が、今家には食材が無いので昼ごはん食べてから買いに行く。
横浜であっても北海道ではポピュラーな酒の肴である氷下魚(コマイ)の乾物を売っているのだが、これがちょっと高い。先日夜のスーパーで氷下魚の一夜干しを安く売っていたので、試しに天日干ししていた。今日食べてみると、ザブングルの不細工な芸人の筋肉など目じゃないくらいカッチカッチだったが、むしって食べると実にうまい。塩気も申し分ない。これは伝統的に、コンクリートの床に置いてトンカチで叩いて堅い身をほぐして食べることに決まっているのだが、乾す前に開いておけばその手間も省けるのではないかと思う。干物に比べると一夜干しは安い。また見つけたら開いてから干してみるつもりだ。先日の塩だれで味付けしたジャーキーは全く申し分のない旨さだ。胡椒を効かせて塩漬けで十分だと思う。保存食にするつもりがくちゃくちゃ噛んでるうちにあっという間になくなってしまうので、梅雨に入る前に量産体制にもって行き、数の経済効果を実現したい。そのためには網と吊り具などの設備投資が必要だ。ベランダへの出入り口前に物品を不適切に置いているのもなんとかせねばならない。
買い物から帰ってきて、家の裏に今年もドクダミがびっしり。1/5ほど刈り取って一部を煎じて冷やしてるとこ。残りは洗濯ネットに入れてお風呂にどぼん。いくつになっても殿方の欲望の対象であるために美肌を心がける。こういうこと書くから他人からアニキとか呼ばれるんだな、きっと。買い物してるうちにだいぶ曇ってきた。まあ予想はしてた。もうすぐ夕方だが干肉づくり開始。
_ [テレビ・ラジオ] 「平清盛」第20話「前夜の決断」
大河ドラマを見るときはいつもWikipediaを調べながら見るのだが、1972年の「新・平家物語」と比較するといろいろ面白い。従来「奢れるもの」の筆頭として描かれがちだった平清盛が「新・平家物語」では革新者として描かれている。この役、仲代達也。他に忠盛 | 17代中村勘三郎 | ミキプルーン |
祇園女御 | 新珠三千代 | 松田聖子 |
常磐御前 | 若尾文子 | 武井咲 |
頼朝 | 清元延寿太夫→高橋 幸治 | 中川大志→岡田将生 |
義経 | 志垣太郎 | 神木隆之介 |
北条政子 | 栗原小巻 | ベラ |
北条義時 | 池中玄太(総集編にワンシーンのみ登場、西田の大河デビュー) | ? |
木曽義仲 | 林与一 | ? |
鳥羽上皇 | 七世野村万蔵(万作さんの兄) | 三上博史(いい演技だったねー!) |
待賢門院 | 久我美子 | 檀れい |
美福門院 | 小山明子 | 松雪泰子 |
崇徳院 | 古畑任三郎 | ARATA(このひとモデルだったのか) |
信西 | 小沢栄太郎(あまり悪くて『新・平家』のときは視聴者から『早く殺してくれ』という助命嘆願ならぬ殺害嘆願があったそうな^^;) | 阿部サダヲ(君にジュースを買ってあげる) |
悪左府・藤原頼長 | 成田三樹夫(故人・名悪役) | 山本耕史(悪役少ないかもしれないが悪い人なのでは…『新選組!』のとき三谷幸喜がそんなこと言ってたらしい) |
西行 | なんと蜷川幸雄(そういえば日経の私の履歴書で若いころは役者だったって書いてあった) | 藤木直人 |
とまあこんな感じだ。
「新・平家」においては、義経や敦盛・熊谷二郎直実なども登場する。これを見たいと思うのだが、DVDは総集編のみが出ており、総集編のほかは46話の映像だけが残存しているということだ。これは吉川英治の小説を原作としている。溝口健二監督で映画化もされている。これの録画が手元にあるので、サトエリの「キューティーハニー」見てから見ようかなと思ってる。
2012-05-21 [長年日記]
2012-05-23 [長年日記]
_ [テレビ・ラジオ] Dlifeってなんだよ。
気がつくといつの間にかBSで258チャンネルというのができている。最初はスター・チャンネルの無料サービスかなとか思ったがそうではない。海外ドラマをずっとやっている。ザ・ファッション・ショーとかなかなかシビアな番組。ドキュメンタリーっぽいドラマだなーと思ってたらオーディション番組らしい。すごくやらせっぽい感じなんだけど。これはあれだよ。アダムスキーの「空飛ぶ円盤搭乗記」が最初SFとして出された時には全く売れなかったのにドキュメンタリーとして売ったらものすごく売れたという、ああいうビジネスなんじゃないのか?まあでも「マネーの虎」を外人が見たらやはりやらせっぽく見えちゃうんじゃないかなとも思う。海外ドラマまで範疇に含む余裕はたぶんない。今だって新聞読む時間をもっと短くして少しは小説なんかも読みたいんだよ。でも小説読む余裕ができたとしても、きっと「平家物語」とか「太平記」とか「ガルガンチュワ」とか「ドン・キホーテ」とか、志だけは立てて最初の数ページだけ読んでほったらかしのやつらに取り組むことになるだろう。恩田陸の小説とか手元にあるのにこれこそは生涯かかっても読む機会が無いんじゃないかと思えてきた。
2012-05-24 [長年日記]
_ どうもやはり今作ってる干し肉はヤバい。でもなんか捨てられなくて干すだけ干しているという難儀な状況。豚肉でやってるんだが、山下達郎並みに甘く危険な香りがしている。脂肪分のせいかお陀仏になってるのかわからない。結局干すだけ干して土曜のごみの日に捨ててしまうんだと思う。食中毒の季節が始まっている。気をつけましょーね。
2012-05-25 [長年日記]
_ 実は日付が変わってるけど、タモリ倶楽部空耳アワード2012の続き。こんなのやってたっけというくらい新鮮。「あああああああ…パンツがー!」だめだw ←おお、アワード受賞したよこの作品w
2012-05-26 [長年日記]
_ 晴れたね。今週は仕事でちょっと空回り気味な感じがあったので土日はストレスコントロールを心がけたいところ。
土曜の朝はラジオ聞きながら朝食取ってることが多い。8時になるとNHK1では「ラジオ文芸館」というのをやっていて、短編小説などをアナウンサーが朗読する。今日は中島らも「お父さんのバックドロップ」。登場キャラに、ウィリー・ウィリアムスを思わせる空手の達人と、上田馬之助を思わせる下田牛之助。子供から尊敬できないと言われた父・牛之助は世界的な空手家に挑戦。あろうことかバックドロップで勝利する。1・2・の三四郎の2だか3だかで、ブレンバスターなんてかけられる相手の協力なしにできないインチキ技だと豪語する天才格闘家・赤城をブレンバスターで破る東三四郎が思い出されてちょっと涙ぐんじゃう。
NHKスペシャルでは、オウムはなんだったのか的な番組をやってる。大変面白く視聴した。麻原役が物まねしながら演技してて面白し。サリン事件当日、同僚の一人が「これはどうみてもショッカーの仕業だな」と言ってたのを思い出す。今思うと、そんなに間違ってなかったんだな、と思うんである。
2012-05-27 ヨーコ「お…おやつ…」バタ [長年日記]
_ [特撮] 「特命戦隊ゴーバスターズ」Mission14
戦隊ヒーローの世界においては過去のエピソードにおける行動をすべて未来のエピソードと関連付けることは通常なされない。ここは現実の世界との大きな違いのひとつであり、このことが、戦略といえば場当たり的なものにすぎないというように展開を制限するもととなっている。だからときおり過去のエピソードを反映した戦略をとった場合に、それは大変知略に富んだもののように見えるんである。今回は先回との2話構成になっていて、先回の内容をそのまま引き継ぐ形となっていたため、そういうことに気づくきっかけとなった。そういうわけで、闘いを中心に据えるストーリーでありながら戦略とあまり関係のない戦いの世界という日曜朝的なぬるさや敵との慣れ合いをひきづりつつ、続く。次回、4人目登場でぬるさに活が入る予定。
【引っかかったことなど】
・音で音を消す?→ソニーのヘッドホンのノイズキャンセルってどんなしくみなんだっけ、。すべての音を消そうと思うと逆位相の音で打ち消せばいいんだろうか。位相がそろってない多くの成分がある場合にはそれなりに膨大な計算の必要があると思うんだけど。→消音スピーカー に原理的な説明がある。番組で使われていたのはアクティブノイズキャンセラー、ということになる。攻撃に使われた音波のうちパワーの強い成分に対して逆位相の音波を発して打ち消した、ということなんだろう。
・エネトロンの形態:バディロイドへのお誕生プレゼントとして缶入りエネトロンが供される。エネトロンは都市のあちこちにタンクで貯蔵されているんだが、クリーンエネルギーなのだそうだ。ゴーバスターズの設定自体が、パラレルワールドのひとつのなかの”もうひとつの日本”とういことらしい。オイル状のものを想像しておけばいいんだろうか。
・モーフィング:CGで異なる画像を滑らかにつなぐ技術なのだが、これを変身の時の掛け声に使うのは新しいな、と思っていたら、アメリカ版戦隊ヒーローのパワーレンジャーからの逆輸入なんだって。
2012-05-28 「今の俺に占部のよだれをなめる資格はない」 [長年日記]
_ 会社についてから、部長に技術説明をしようとしたら、モバイルPCのチェーンロックのカギがない。というか鍵の束が一切ない。仕方なく資料を印刷して説明した。こんなの何年ぶりなんだと思いつつ、これはまたしても玄関のカギ穴に刺したまま来てしまったのかと思って帰宅すると、そうではなくて、そもそもカギを持たずに外出したということらしかった。らしかったというかそういうことだった。普通なら、まず玄関に出て鍵をかけようとしたときに違和感を感じ、さらにカギを持たずに歩いていてポケットがちゃらちゃらしないことに違和感を感じるはずだった。どちらも気づかなかったのは、いつもより早く家を出たこととビニル系のごみを出す日だったことなどが重なったせいと思う。まあ刺しておくよりも一見カギがかかって無いと見えないだけ良かったと思う。
2012-05-29 [長年日記]
_ ここのところ天候はずっと不安定。また干し肉をかびさせてしまったよ。やはり冬のうちにつくるべきものだ、これは。骨の本数の多い傘を購入。これで少しは捗るんだろうか。
2012-05-30 [長年日記]
_ 早上がり。ロケみつ見た程度であまり捗ることはしてない。なんか少し熱っぽい感じがするが、知恵熱だろうか。
_ うにゃにゃ [顔ほてってないですか? 睡眠時間十分にとってくださいね。兄貴。]
2012-05-31 [長年日記]
_ たぶん自律神経が疲れてるんだと思う。そうなると香水のような幻臭を感じて気分が悪くなる。最近そうなった。疾く休むべし。ほんとはこんな日こそヨガに行くべきなんだがな。
_ うにゃにゃ [晴れてよかった^^その前に無事でよかった 写真が横なので、首も曲げて写真みてます(^^ゞ]
_ けい [iPhoneからだと画像ちゃんと表示されてんだけどなー。調整面倒かも。]
_ うにゃにゃ [ハドリアヌスタケ・・・なんか違うものにみえましたby中2男子。]
_ けい [標本見たわけですが、大きさもそんなもんでした。]