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2012-06-24 [長年日記]
_ 昨日東急ストアで北海道物産を多数売っていて、雪印の6Pチーズのホタテ味とスープカレー味というのを買ってきた。ホタテはともかくスープカレー味なんてゲテモノだろうと思ってたらこれが意外にうまいし。お昼はマルちゃん焼きそば弁当だよー。
_ 焼きそば弁当あまりうまく感じなかった。弁当たるゆえんである中華スープもしかり。胃もたれしながら手塚治虫の「プースケ」とか「ひょうたん駒子」のようなけしからん作品を読みつつ午睡。
買い物に出かけてから食事。玄米、とろろ、しじみとあさりに海苔を浮かせた味噌汁、秋刀魚。うまし!NHKラジオ第二聞いている。カルチャーラジオでは今月は「ロビンソン・クルーソー」。武田将明という先生の講演で、この方は2011年に河出書房からロビンソン・クルーソーの新訳を出している。作者デフォー(1660-1731)と言う人はスウィフトの同時代人で、前者は「ロビンソン・クルーソー」、後者は「ガリバー旅行記」でそれぞれ有名だが、どちらもそれほめ言葉ねといわんばかりにおかしな言動を残している。デフォーは非国教徒を擁護しようとするあまり、痛烈に皮肉なパンフレットを書いた結果つかまってさらしものとされ、スウィフトはアイルランド人の窮乏を救う画期的な方法として新生児の肉を食用に供する"穏健な提案"をしたり(ちなみにこの"提案"を読んだ夏目漱石は、こいつ狂ってるとつぶやいたらしい。スウィフトもそれに対して『それほめ言葉ね』って返したとか。。。)、スカトロ臭満載の「淑女の化粧室」など書いたりもしている。文学者がこういう人の作品を取り上げてさまざまなことがらを読み解く講演というものには名人と呼ばれる咄家の語り口に通じるものがあって大変面白い。ただこの番組はテキストを出していないようなのでそれが残念だ。まあデフォーのような人物であれば研究書は山ほどあるに違いない。それにしても、と思う。この番組でもロビンソン・クルーソーとの比較(ライオンと戦うシーンの比較)で出されていた「ドン・キホーテ」でも、ガリバーでも、あるいは因幡の白ウサギでも、良く知られた物語ということになっておりながら、本当はどんな物語なのかと問われたらなかなか答えられるものではない。まず原作を読むということ自体が簡単でない。その作品の成立した環境や時代の知識を持たなくてはならない。まして原文を読もうとするなら、そこに語学上の大問題が立ちはだかる。訳本を読むとしても誰の訳ならば信頼できるかということもある。そうやってあるテキストを選択できたとしても、それが現在も出版されていることはそう多くない。出版業界においては悪書が良書を猛烈な勢いで駆逐している。しかもこのような学究的情熱に付け込むかのように、絶版の図書には、古典的な経済学では説明のつかないような高値がつけられているのである。
そんなわけだから、名作を、そして原作を読もうとすることを一度志したなら、もう新刊の小説なんて読んでいるゆとりなんてあるものではない。まして細やかな読み解きなど始めようものなら…。
a---!焼きそば弁当いいなぁ~
そう思ったんだけどどうやら長い内地暮らしのせいで、自分の体には今やペヤングや一平ちゃんの方がうまく感ずるようになってしまったらしいです。ちょっとまじめに食べ比べてみるかな。
長い内地生活はうにゃもだが、やはりぺヤングや一平ちゃん・UFO、カップやきそばどれもおいしいが、やきそば弁当のあの味はやはり一番!スープの味もいいよね~ 食べ比べしてみて