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2005-01-28 [長年日記]
_ 昨日悩んでいた分散分析の問題はあっけなく氷解してスッキリ。2元配置が基本だな、やっぱり。
家で食事しながらNHK『華岡青洲の妻』を始めて見た。原作有吉佐和子。ギャグですね、これは。
_ [音楽] アンナ・プリュクナル
週末と言うこともあって杯ならぬコップ酒を干す事幾度(近頃の私は一頃ほど怠惰な大酒飲みでなくなっている)。ふと10年ほど前見つけた、ポーランドの歌手アンナ・プリュクナルのCDを聞いてみようかと思いケースを手にとって、「はてこの人は今も生きているのか?」と思い、ググって見たら、加藤登紀子さんのHPにこんな記述。
「アンナは今、どうしているだろう。モンパルナスの「シェ・マリア」で泥酔していた姿が今も気になる。「アンナはアルコールなしには歌えない。」と批判するプロモーターもいた。アンナ、頑張れ」
私の持っているCDはConcert88というので、東欧の体制が激変する少し前のもの。クルト・ワイルやジョルジュ・ムスタキ、パルチザンの歌、ポーラ・ネグリというポーランドの女優(だと思った)のアリア、子守唄のような「愛しかないとき(Quand on a que l'amour)」…彼女は声で世界を作ろうとしていてそのために喉を痛めているようだ、と言った人もいたっけ。プリュクナルとバルバラとカトリーヌ・ソバージュのCDはここ何年も聞いていない。フランス語は良くわからないが重みがひしひし感じられてしまってうかつに聞くと立ち直れないような気がするのだった。「暗い日曜日」を歌って何人もの人を悲観させて自殺させたと言う伝説のあるダミアの歌は、それらよりもむしろ少し軽いくらいだ。
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プリュクナル聞きはじめてから30分近い。すばらしいなあ、でもなんだかパワー吸い取られるような疲れを感じる。フランス語英語ポーランド語ドイツ語入り乱れた歌詞カード読みながらきいてるせいかもしれない。中には"La Luna"なんていう優しげな曲もあるのだが、全体に激しい。なるほど、パンクより激しいシャンソンと言われる所以。そろそろ寝るか。