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けいりう堂日記

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2005-02-01 タブコントロール/正規分布/メール吹っ飛ぶ/奥州道中の予習/バリュースターがとうとうお亡くなりに…? [長年日記]

_ [コンピュータ] タブコントロール

VC.netでアプリケーションを作っている。タブコントロールと言うのを実装していてあまりのめんどくささに嫌気が。

_ 正規分布に従う二つの確率変数の線形結合で表される新たな変数がやはり正規分布に従うことを示せ。示し方を忘れた。命題自体が正しいことにもなんか自信がない。

_ 会社から、自宅で調べておくことをこまごまメールにして送ることがある。今日メーラーを起動したら受信中に意味不明の強制終了が起こって再起動後には受信中のメールがすべて消えていた。くくぅ…

_ たまにはウォーキングの話を。今年の歩き旅のひとつの区切りは、五街道行脚最後の奥州道中歩き。徳川幕府の宿場制では白河が終点。そのあと東に分かれれば仙台松前道、西に分かれれば会津越後道となる。日本橋から宇都宮までは日光道中と共通で、そのあと宇都宮から白河宿までの道筋と見所を1/25000地図に書き込みつつ距離を測ると84.5km。これなら年末の姫街道歩きと同じか少し短いくらい。5日もあれば歩き通せる。名高い白河の関は、奥州道中を白河の南の寄居というところから5.5kmほど東だった。今月三連休があるから、鹿島発ちと行きたいのだが…

_ 1999頃に買って初めてネットにつないだNECのVALUESTAR VE30H/5がうちにはあって、数年前にLASER5LINUXを入れたきり、ずっとCRTの置き台になっていたのをどうなってるのかなあと思って動かしてみた。このHDDにはちょっと大事なデータが入っている。起動時に、「システムRAMエラー…システムを停止しました」と出た。CPU Celeron300というのはなんとなく気に入っていたし、以前ピクリとも動かなくなったときに電源ボックスを交換して復活させたり、ネットワークにつなぐときにいろいろ苦労したもので愛着があるのだが、どうやらとうとうお陀仏か?HDDだけはずしてデータを読むと言う手はあるが、できればCPUを生かして再起させたいもんだ。こういうマシンはダメもとでいろいろ遊べるところがいいといえば良いんだが。


2005-02-02 [長年日記]

_ [統計学] 正規分布続き

正規分布に従う集団の平均値の信頼区間がサンプリングプランによってどう変わるか。わたしは区間推定の式からがちゃがちゃ計算して、同僚Aは構造モデルからいともたやすく計算する。結果は同じだが悔しい感じが否定できない。とまれ、もっと一般化できたらうれしい。

_ [食べ物・飲み物] 鍋・ほうとう同時作成

寒くて風邪引きそうだったのでほうとうを作ろうと思った。ToeQストアで煮ぼうとうと言う名前の麺を見つけたので、かぼちゃ(これは絶対欠かせない)と「けんちんセット」(里芋と大根と人参を切ってある)を買い込む。ほうとう食べる前に肉鍋を食べてその出汁で煮込もうと思ったが、面倒くさかったので鍋の材料の野菜とほうとうの材料を一度に鍋に入れて煮る。煮ながら肉を出し汁にくぐらせてしゃぶしゃぶのようにして肉を食べながら、煮えたものを適当につまんで食べる。

味噌を溶かしてほうとうを煮込んでいるうちにおなか一杯。

_ [コンピュータ] 液晶ディスプレイ

長年使っていた14インチCRTから15インチ液晶ディスプレイに変更。画面の文字がちょっと大きくなった。文字は幾分がたついた感じになったがじき慣れるだろう。思い切って17インチにすれば良かったかな。

_ [読書] ディック『ドクター・ブラッドマネー』

2/3以上を読んで、いよいよディック節が炸裂している。萌えますね。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』に見られた、現実か虚構か/実在か幻影かという問い。『ユービック』に見られた、死んでいるのに存在している/存在しているのに生きている気がしないという気の狂いそうな存在不安。これらは全てわたしたちが今生きている世界そのものでありまたそのシミュラクラである。世界はどうしようもなく絶望的だが、そんな世界の中で瀕死になりながらも力を振り絞ってそこから脱出しようとする登場人物たちがいる。そんな英雄的行為こそが自作のクライマックスだ、というようなことをディック自身語っていたというようなことを『ユービック』の訳者あとがきの中で読んだ記憶がある。活性を失った世界が好ましい世界へと一転する図式は、世界そのものが変わったと言うより世界の中に存在している者が世界の捉え方・見方をがらりと変えたというべきで、そのことが世界そのものを物理的にもがらりと変えてしまうことになってしまうという大きな詭弁。しかしそれが詭弁なのかどうかを判別する術がない。S.ライヒ『6台のピアノ』の旋律が転調した瞬間与える感動に例えられるかもしれない。ほとんど機械的にフレーズを繰り返すことで構成されるミニマル・ミュージックが、どういうわけか聞く者に感動を与えるその瞬間に。

_ 今日の日記の語りっぷりはいつもに倍して確かにオタクのそれだなあ。栗山千明も自分をオタクだと言っていたからそれはそれでイイ。でも千明ちゃんは今後はオタクを卒業してマニアになるって「トップランナー」で言ってたっけ。そういうわけで今日の日記のカテゴリは「栗山千明」になってしまいました。「MAIL」DVDあちこちで探したけど見つからなかった。アマゾンで買いましょうかねえ。本日駄弁多し。「今くっちゃべりたいだけなので流してください」(by斑目)「こんな話なら何時間でも続けられますから」(byコーサカ)「げんしけん」BOXもいよいよ欲しくなってきた。

_ -

日記書いているうちに『十二国記』始まった。オープニングから見るのは始めてかも。ついで先週終わった「プラネテス」に続いての「ふたつのスピカ」始まる。以前から書店で単行本を見かけていてちょっと気になっていた。キャラクターの背景を説明する必要があったせいだろうか?なんだかサスペンス劇場の中盤辺りを見ているような感じだ。鈴成先生のお墓参りの辺りとか。サスペンス劇場は事件が始まり、登場人物が一そろい現れて、中盤辺りに彼らの背負っているものが説明されるくだりがある…というのが割りと多いパターンだと思う(サスペンスドラマはあまり熱心に見てないけど)。母の遺骨を持ち歩くアスミちゃんはかなり屈折してますね。神社の古びた鳥居を見てホッとしてしまうのはわたしが街道行脚オタクだからなのか昭和生まれだからなのか、答えは小さき神の如く壷の中に潜んでいる。アスミちゃんはこれから宇宙飛行士を目指すらしい。ネタが『プラネテス』とつながっていてなかなかいい感じですね。

…語り疲れた。寝る。


2005-02-03 [長年日記]

_ [読書] 『ドクター・ブラッドマネー』

読了。

夕方ごろ会社で気分悪くなり、定時に退社。昨夜作ったほうとうを暖めなおして食べる。風邪気味か。

ほうとう食べながらP.K.ディック『ドクター・ブラッドマネー』読了。他の作品ほどにアッと驚くトリックがあったわけでもないけれど、なかなか面白かった。SF読んだのも久しぶりだったし。年明けてからかなりオタク度が増してきている。


2005-02-04 [長年日記]

_ [コンピュータ] CGAL

計算幾何学ライブラリCGALを仕事で使っているが、これを使ったプログラムを書き直す必要が生じたので、どうせ書き直すならCGAL最新バージョンを使おうと思った。最新版はVC7に対応しているので、.netで動くだろうと信じていたら、全然ダメ。そもそもわたしはVC7=VC.netだと思っていたのだった。どこでこんな誤解が生じたんだろう?かくして会社では大量のビルドエラーを生んだだけの一日となってしまった。

_ [読書] 「更級日記」

ディック読み終わったので角川ソフィア文庫で『更級日記』読み始めた。大それた望みかもしれないが、神秘的な風情を持った紀行文をいつか書いてみたいと思っているので、参考に古今の紀行文を読んでみようかとぼちぼち思い始めたのだった。作者菅原孝標娘は千葉で生まれ、うわさに聞く「源氏物語」のような物語をこんな田舎では思うさま読めないから、いつか京に上りたいと夜中にこっそり自分で刻んだ薬師如来に祈るような文学少女だ。

瑠璃光如来の霊験か、13歳のとき家族ともども京都に向かうこととなる。たどる道はその頃(1020年)の東海道であって、近世と違い足柄山を経由して遊女に出会ったりしている。在原業平にちなむ八橋の名所を通ったときには「名所とは名ばかりで何も無い」とこぼしている。98年に私も同地で同じ思いを抱いた。八橋町などという名が付いていてそればかりが往時を偲ばせたのだった。更級日記の旅程をたどるのも楽しそう。隅田川や太井川など国境の川に関する誤記?と言われている辺りを検証するのも面白いことだろう。

_ [漫画] 「銭」

極悪漫画家早見純の漫画を貸してあげた会社の同僚が、お返しに、と鈴木みそ『銭』という漫画の1・2巻を貸してくれたので読んだ。読み始めなんとなく絵面が気に食わなかったし、世の中の何でも(とはいえアニメだったり漫画だったり同人誌だったりで、ちょっと偏ってはいる)お金に換算するとさあ幾ら?という内容は好きになれそうも無いな…と思ったのだったが、どうもこれは結局世の中お金じゃないんだよ、ということを述べたいのかなと。単位の違う物事は、お金という共通の単位で書き直せば比較が出来る、というようなことも書いている。タグチメソッドの損失関数と共通だ。今まで自覚することが無かったけれど、何でもお金に換算すれば損得を比較しうる、というのは経済というものの前提なのだろう。それが世界を動かしているとはいまだに信じがたいのだが。


2005-02-05 [長年日記]

_ [コンピュータ] ValueStarは生きていた。

先日火を入れてみたら動かなかったValueStar。PCIバスに挿していたネットワークアダプタが悪かったようで、外したらなつかしいLASER5Linuxの画面が現われた。アダプタを交換すれば使えるのかな?今使っているPCには一個10ベースのアダプタが付いているので、これを新調するつもりで一つ買ってみますかね。

_ [漫画][アニメ] 『グレネーダー』

『グレネーダー』今宵も御一緒しました。紅桃華のようなキャラは好きっ。次回も御一緒します。


2005-02-06 [長年日記]

_ [コンピュータ] CGAL

CGAL3.1が.netで使えないので、一つ前の3.0.1をダウンロードしてインストールしてみた。ためしにexamplesからひとつ選んでビルドしてみたら”cgal.libが見つかりません”と言われた。こんな大事なlibが無いなんて嘘だろ?と思って検索してみたが確かにどこにも無い。しょうがなくてさらに一つ前の3.0をビルドしたらそこにはMSVC7用のcgal.libが居た。これを借りてきたら一応ビルドできるようになったけど、ちょっと不安。CGAL使ってる人って日本にどのくらい居るんだろうか…

_ 午後、天気良かったので横浜まで1時間ほど徒歩で行く。青木橋から旧街道を歩いた。東海道の旅で歩いてから5年以上経つ。久々にお散歩したので気持ち良い。

等級ハンズで服の修繕のためのファスナー、猫があちこちの扉を開けないための金具を買う。ついでHMVで探し物。P.メセニーの「スティル・ライフ」は品切れ、ライヒの「ドラミング」も無く何も買わず。ついで今日のお出かけの本命、ネットワークカードを物色する…つもりが、今やネットワークは無線LAN全盛で、ほとんど選択の余地が無い。已む無くLinux動作確認済みとあるcoregaのCG-LAPCITXを購入。セットは明日以降かな。結構面倒くさいと見た。

_ NHK大河『義経』は、五条の橋の上の弁慶との対決に加え上戸彩や石原さとみが出てきていよいよ盛り上がってきたというところ。義経・弁慶の対決はまるで童謡の牛若丸そのままでギャグ。上戸彩の役はははまっている。遮那王と再会して河原で語らうシーンの膝小僧の撮り方が「うつぼちゃん、いやらしいわねっ!」って感じ。石原さとみはもう少しいい声だと思ってたんだけどなあ。

『黒バラ』始まるまでの間に今日買ったLANカードをValueちゃんにくっつけて起動してみた。すると、Kudzuが自動的にこれを認識してくれて、何の苦労も無くインストールできた。ケーブルつないでhostsファイルにちょこちょこと書き込みしたら、あー!やった。ValueちゃんがApacheサーバーとして復活したのでした。いやー、まだまだ捨てられませんな、NEC VE30H。今はまだ自宅ネットワークサーバーに過ぎないが、大事に使っていればこの先インターネットに公開できるようになるかもしれないな。3年位前にValueちゃんにアップしたHTML(公開してないけど)がIEで表示できたのですごく幸せな気分。

今日の『黒バラ』は島津機械製作所のおむすび・のり巻きの機械の紹介。おむすびのネタにナルトが出てきたのには笑った。

_ [音楽] メアリ・ブラック、ジャン・リュック・ポンティ。

おねむの時間に、珍しくわたしはCDを聞いている。メアリ・ブラックのSpeaking with the Angel.10数年前にケルティックミュージックに出会って、爾来わたしはカパーケリー、ジューン・テイバー、エンヤ、コルノグなど少しづつ聞いてきている。うん、確かに今日みたいな日はジューン・テイバーの諧謔的ではあってもあくまでズシンと来る曲よりはメアリの曲の方が合っているかもしれないな。

Valueちゃんに入っていた3年ほど前の文書を読み直している。わたしは街道を歩いた経験をネットワークゲームにしたいと思っていたのだった。PerlもJAVAもXMLも、そのためなら学ぶに躊躇は無いと思っていたのだった。

今もあまり変わっては居ない。けど、旅に対する想いは幾分変わっているようだ。

_ 眠れぬ夜の書き込みは続く。学生時代に聞いていたj.L.ポンティのテープを見つけたので聴いている。さして取り上げられなかった作品。「Fables」。わたしは昔バイオリンをひいていたことがあったから、ポンティのエレクトリックバイオリンの音楽がどんなもんだか気になっていたのだった、Fablesの頃。こういう気持ちが思い起こされるたびにAmazonで注文してしまうのはどうかと思う…けど、その後の「チョコラ」なんて、なかなか聞かせるのですよ。

_ 言ってる間に『まほらば』なんてアニメが始まってしまった。夜中のアニメはなるべく控えたほうがいいなって思ってたのにねー。最近この手のアニメを良く見てしまうのは、バックグラウンド知らないで見ると何か楽しいことが無いかなあという期待と、一日の最後をアニメと言う比較的好ましいものに触れて終えるのがなかなかよろしい、ということ。

さらに眠れなくてジャン・リュック・ポンティの『チョコラ』というCDを聞いている。Amazonで探してもこれは見つからない。アフリカ音楽とエレクトリック・バイオリン。ポンティの音楽は結構引用されてたのに。隔世の感否めず。でもこの髭男は信用していいと思う。


2005-02-07 [長年日記]

_ 昨日は久しぶりに夜更かししてしまった。ワインも一本開けてたし、ちょっと気分悪かった。仕事はまたしてもグラフ理論で行き詰まる。思考の泥沼状態?

_ [音楽][栗山千明] メセニー、栗山千明。

帰りにタワーレコードに寄る。P.メセニーのニューアルバムを視聴。これはいい。「買いー!」とか思ってふとDVDコーナーを見ると角川ホラーの『MAIL』がある。ヒロインは栗山千明。しかし夕べもアマゾンでお買い物しちゃってるからなあ、うーん買おうかなあどうしようかなあとしばし迷った末、とりあえず1日2日考えるという結論に。ついでにメセニーも買わないで帰った。

_ [コンピュータ] グラフ。

グラフのアルゴリズムをつらつら眺める。わたしの解くべき問題はどうやら超難問である”巡回セールスマン問題”ではなくて、最小木と呼ばれるものを求める、もう少し簡単な問題である模様。どうも物事を難しく考える癖が付いていてシャープな答えを出せないのが困る。

最小木のアルゴリズムは割合実装が簡単なようだ。クラスカルのアルゴリズムというのが、行けそう。

_ [漫画][アニメ] 「ファンタジック・チルドレン」

というわけで『ファンタジック・チルドレン』見た。懐かしい感じがするのは、王宮付近の背景がけぶった感じで未来少年コナンとかホルスの大冒険のそれと感じが良く似ているせいもあるようだ。コミックスも探してみようかな。

しかしこれ見るとそのあとの”ネコミミモードで〜す”もつい見てしまって寝不足になる…良くないなあ。


2005-02-08 [長年日記]

_ [コンピュータ] グラフ

グラフの最小木を見つけるクラスカルアルゴリズムと言うのを実装中。CGALの供給元にも何か良い方法なあい?ってメールでたずねるとそれならCGALのこのクラスを使うと良いよと教えてくれたので調べているところ。union-findという方法論が鍵になる。まずはくっつけてみて、それでダメならあきらめる、というところかな?

_ [漫画][アニメ] 「ファンタジック・チルドレン」

『ファンタジックチルドレン』の漫画単行本を買って夕食のタンタンメン食べつつ読んだ。雰囲気はアニメとは全然違って悲壮感が無いのが良いかもしれない。登場する女性キャラ全て巨乳で無駄にパンチラが多いのは編集部の意図かと。作画、宮野将一。


2005-02-09 [長年日記]

_ [コンピュータ] 最小木

最小木の実装のサンプルがCGAL供給元から届いた。よってまたしてもCGALに依存する開発になってしまった。しかし実装は非常に簡単。しかし最小木を計算したあとどうするかが気になって仕事は意外にはかどらず。

_ [読書] 「ラピスラズリ」

こないだAmazonで衝動買い(というか、カートに入っていた商品をついうっかりレジに持っていってしまったと言う言い方もある)した、山尾悠子『ラピスラズリ』が届く。国書刊行会。手に入れただけでもう読まなくても満足してしまうような贅沢な装丁。表紙の絵はG.F.ワォッツという画家の「希望」という、球体の上で竪琴のようなものにもたれ掛かっている端正な女性の絵で、山尾さんの物語に普遍的に漂う雰囲気をシンボライズしているかのよう。8800円で買った『作品集成』もまだ読んでいないどころか寝床の積読集合の一要素に含まれている始末だけど。まずはその前に『更級日記』を読んでしまおう。

_ [漫画][アニメ] 「十二国記」「ふたつのスピカ」

『十二国記』。「東の海神 西の滄海」に入って二回目。わたしはこの世界のことを全く分かってないなあと痛感する。HP「十二国記データベース」にいろいろ載っているが、こうなったら小説読むか。ああ、また積読の種が…

『ふたつのスピカ』第二回。なんと申しましょうか…何回も三回もバンクを使ってオヤジの苦労話を語られると悲しくなってしまう。一瞬『巨人の星』かと思った。BEGINの「見上げてごらん…」も安易な組み合わせと感じてしまうのは已む無し。次回は登場人物が増えて面白くなることを期待するかと。でもいきなり「十二国記」並に登場人物が増えたらとてもついていけないですね。それは無いか。


2005-02-10 [長年日記]

_ [コンピュータ] グラフ

クラスカルにはまってなんやかや一週間。会社で終わらずに3連休にお持ち帰りとなった。プログラミングの基礎が出来ていなくて参照渡しとかすぐやり方忘れたりして。VC.netにも慣れてないところが少しあって効率著しく悪い。自分のためにTips作りながらのんびりやるかと。とりあえず明日は奥州道中の鹿島発ちに出掛けてしまうつもり。

_ [読書] 『更級日記』(角川ソフィア文庫)

読了。晩年の菅原孝標女の暮らしは寂しいことこの上なく、物語に憧れる他愛無さを度々恥じたり、きっかけがありながら不信心に過ごしてしまったことを悔いたり、身に迫る思いで読む。次は、もう3年ほど読みさしにしてほったらかしてたコードウェイナー・スミス『ショイヨルという名の惑星(人類補間機構シリーズ)』。

_ [漫画][アニメ] 「ああっ女神さまっ」

女神が真摯に祈る姿、というのはなんか奇妙な気分。というわけで『ああっ女神さまっ』初めて見る。栗山千明さんも公式HPで「ベルダンディに癒されてます」なんて日記に書いてた。これで一週間の深夜アニメのメニューは月水木土となった。


2005-02-11 [長年日記]

_ [日光街道][奥州街道] 東照宮&&宇都宮から白沢まで。

奥州道中の鹿島発ちの前に未だ詣でていない東照宮に向かわんとて早朝家を出たものの、浅草駅での乗り換えに失敗して着いたら10時過ぎ。東照宮の建築は余りにもキラキラしく、神ならぬ身を神たらんとしてかくなり果てたる、と思っていたら、どこかで愛用の万歩計を落とした模様。その後JR日光線で宇都宮に出ようとしたら、鹿沼の辺りで事故が起きていたらしく東武線で東武宇都宮駅に出る。結局鹿島発ちは15:00スタートとなったため宇都宮から一つ目の宿場白沢で日が暮れる。近くに電車駅も無くバス路線はあれども時間が合わず、4km離れた岡本駅に出るのに手間取る。

宇都宮に戻り東口宇都宮餃子館にて餃子30個食べてきた。ほとんどこのために出かけたようなものか?帰りは湘南新宿ラインで。

_ [読書] 「ショイヨルという名の惑星」スミス

今日は電車の時間が多かったので、コードウェイナー・スミス『ショイヨルという名の星』を読了。わかりにくい設定が、読み進み「ああこういうことか」とわかってくるとハマる。不幸な状態を強制的に”補完”される人類は果たして幸せなのか、というなかなかに聞かせる問いがある。


2005-02-12 [長年日記]

_ [読書] 「ショイヨルという名の惑星」

昨日宇都宮で買ってきた餃子を肴にして昼間から一杯機嫌で寝たり本読んだりして過ごしてしまう。昨日コードウェイナー・スミスの『ショイヨルという名の星』を読んで、以前読んだ同著者の『鼠と竜のゲーム』を読み返した。が、内容は全く記憶に無かった。このハヤカワ文庫には以前通っていた居酒屋の箸袋が栞代わりに挟まっている。飲みながら読むことが多くて内容を覚えていないということだろうか?しかし、記憶から消えてしまうには余りにも印象的な作品。残酷な描写が多いのは、作者が毎年のように大手術を受けていた病人であったことによるらしい。

_ [漫画][アニメ] 「グレネーダー」

『グレネーダー ほほえみの閃士』見た後で、ネットラジオ(リターンズ)聞いてる。高橋さんはアニメの天道琉朱菜と同じくらい天然な感じですね。


2005-02-14 かなり欝な日 [長年日記]

_ 会議のあったせいか、日曜からずっと鬱々。日記もつけなかった。まあそれでも持ちこたえた。

_ [漫画][アニメ] 「ファンタジック・チルドレン」

夜中『ファンタジックチルドレン』。丸っこくて動きの良いメカもなかなか良い。次回予告、不親切(笑)


2005-02-15 [長年日記]

_ [コンピュータ] mapをつかわなくちゃ

Union_Findアルゴリズムの実装。カスタマイズしているうちに、STL::mapを使おうということに。おおむねコーディングできてさあビルド、、、するとmapのキーに<演算子が定義されていないと言われてエラー。あれあれ?ちゃんと定義しているつもりなんだけど…。全く基礎が無いから困ってしまう。シルトさんの本の演習を一日一つとかやるようにしますかねえ…

_ [読書] 「シビュラの眼」

電車の待ち合わせ時間などに読むのに、P.K.ディックの『シビュラの眼』という短編集を読み出した。大半は60年代の作で、最後だけはディックが神学にカブレた頃の作とのこと。物語の背景は明るいものではないが、それでもコードウェイナー・スミスよりは救いのある話のように見えてしまう。ディックの描く世界も異様ではあるが、スミスのそれほどではないな、と思う。ショイヨルのような地獄絵図を、ディックは描かなかったと思う。

ところでディックの神学四部作というのがある。『ヴァリス』『アルベマス』『聖なる侵入』までは出てくるのだがもう一つはなんだったろうか…と思ったらどうもそれは『ティモシー・アーチャーの転生』だったようだ。全て一度は読んでいるが、内容かろうじて覚えているのは『ヴァリス』くらい。機会作って、四作まとめて読むか。とりあえず手元に『ヴァリス』(なんとサンリオSF文庫版)と『ティモシー…』がある。他の二冊も探せば出てくるだろう。


2005-02-16 [長年日記]

_ 明け方に震度4くらいの地震。いつも本にうずもれて寝ている私だが、幸運にも本たちが崩れ落ちることはなかった。がその後眠れず今日は少し寝不足。会社に出る直前、実家の親から見舞いの電話があった。

_ [コンピュータ] 最小木できた。

結局一週間ほどかかったが、グラフの最小木を計算することがやっとできるようになった。ついでに最短経路を計算する良い方法はないかとCGALさんに尋ねてみたが、こちらは少々面倒くさいようだった。

_ [音楽] J.L.Ponti"Enigmatic Ocean"

以前Amazonで衝動買いしてしまったJ.L.Ponti”Enigmatic Ocean”というCDが届いた。ジャケットは懐かしい髭面のフランス男。聞いてみるとなるほどフュージョンにしても謎めいた音楽だが、その感強すぎるせいか、印象に残るフレーズがない。ポンティかなり初期の作品で、気負いと遠慮が見えるような気がする。一番好き、ではないけれど大事にしたい音楽ではある。

_ [漫画][アニメ] 「十二国記」「ふたつのスピカ」

夜中にむくむく起き出して『十二国記』(アニメ)。オープニング音楽はまるで大河ドラマだな、と思う。やっとこの世界に慣れてきたのにそろそろお仕舞なのだよな。小説読むか、もう数冊「積読」を消化してから。

『ふたつのスピカ』。久しぶりに「ヤー・チャイカ」という言葉を聞いてちょっと驚いた。「私はカモメ」。ソ連の女性宇宙飛行士テレシコワのコールサインと言っていたが、『ウルトラQ』で人工生命M1号が宇宙に放りだされたときに言った台詞でもある。『スピカ』のアイキャッチはちょっと野暮ったいが、今回からキャラが沢山出てきて期待大。アスミちゃん萌えは無いってことか。ま、主人公=狂言回しで全然良いんですけどね、私は。

_ そして今宵も「ハッチポッチステーション」が始まった。グッチさんの洋楽パロディは元ネタわかんなくても面白い。先週はKISSのパロディで「指から血がデトロイト♪湿布シティ」と歌ってた(デトロイトロックシティ)。今夜はビージーズ「ステイ・イン・アライブ」で「壊れたおんぼろクラリネット捨てーなさいー♪パッキャマラノパッキャマラノ捨てーなさいー」ですってよ、奥さん。裏声で。


2005-02-17 [長年日記]

_ [コンピュータ] グラフ

久しぶりに『わかば』見てから会社に。リージョングローイングで色塗りをするときにスタックを使ったのと同じような方法でグラフのグルーピングをしようと思ったらなんかうまくいかなかった。コードのSTL依存度がどんどん増えていく。DLLのメモリリークチェックのコードも今イチ。

_ 同僚が、私の見たことの無いCamelの使い捨てライターをくれた。半年ほど前にあまり売れていない小売店でもらったという。うれしかったけど、もしや新たにキャンペーンをやっているのでは。しかも以前のキャンペーンみたいに全部で10種類とかだったらまた必死に集めなくてはならない…

_ [読書] 「シビュラの眼」

『シビュラの眼』2/3くらいまで読み進む。初の黒人アメリカ大統領候補を扱った作(カンタータ百四十番)が少し長くてネタ満載。

_ [漫画][アニメ] 「ああっ女神さまっ」

少し寝て『ああっ女神さまっ』を見た。思わせぶりなクシャミで、次回に続く。


2005-02-18 [長年日記]

_ [漫画][アニメ] 「Zガンダム」「からくりサーカス」

早帰り。映りの悪い民放で『起動戦士Ζガンダム』をやっているのを見た。興味出てきたのでそのうち通しで見たい。

『からくりサーカス』36巻が出た。離散と集合の第36巻。ドレスアップしたエレオノールがたった一箇所だけ出てくる。わたしは半永久的にエレオノール=しろがねのファンだ。


2005-02-19 [長年日記]

_ [コンピュータ] C++レッスン、TeXインストール、JBuilder

H.シルト『標準講座C++』のコードをこのところ毎日少しづつ書いてはビルドしてみている。今更ながらプログラミングの基礎知識をちょっとづつ身に着けたいという切ない思い。でもすぐに忘れるから、自分のためだけのプログラミングチップスを作りながら。

式の多い文書を作るのにはやっぱりTeX。今のPCには入っていなかったので、久し振りにダウンロードしてインストールした。これで業務発明の明細書でも書こうかと思ったが、数秒後にやめる事にした。ちょっとフォローされているが、やっぱり会社の仕事は会社でやるのが良いだろう。

「エンタ」見ながらBorland JBuilderXをインストールしてみた。2002年の初めに、ネットゲームをJavaAppletを使って作ろうとしていて、ある程度形になっていたのだが、また手を入れてみようと思った。しかしどうもソースファイルが無くなっている模様。

_ [食べ物・飲み物] 石狩鍋

夕べ、鮭のアラを買ったので、今晩は石狩鍋とした。「ごくせん」見ながら食べた。しかし、信州味噌とカクキュー味噌の合わせが今一合わない。味噌の選択は難しい。


2005-02-20 妖怪道五十三次 [長年日記]

_ [漫画][アニメ] グレネーダー

単行本には出てきていないが、天子様は連載の方では登場しているのかしらん。「戦わずして勝つ」の教えは漫画版にはありえないのでは?漫画では流朱菜は戦うの大好きだもんな。

_ [読書] 「シビュラの眼」

夜明け前、ディック『シビュラの目』読了。収録の同題の作はディックが神学に傾倒しはじめたころのもの。ローマ時代と現代アメリカを行き来するビジョン。やはりそのうちヴァリス4部作をまとめ読みしよう。

_ 久々にHPの記事を書き始める。調べごと多くてはかどらない。

_ 水木しげるが妖怪道五十三次と称して広重のパロディの如きをやっている。今日横浜で見た。木版刷りの版は額縁付で19万ほど。蒲原宿に出てくるのは当然のように雪女。ネットで調べたらポストカード55枚組みで14000円ほど。高いなあと思ったが1枚260円ほどになる。東海道を行脚したときに買い求めた1/25000地図も一枚これくらいして、全部で丁度53枚あった。歩き旅するのに地図だけで1万円以上かかっていたとは思わなかった。

HP作成をしばし停めてNHK『名探偵ポワロとマープル』と『義経』見ながら夕食。今日は豚汁。夕べの石狩鍋に食材を継ぎ足して作った。鍋物は一晩置くに限るな。

ところで『ポワロとマープル』だが、ここで扱われる事件のトリックというのは、原作に忠実なのであろうか?とふと疑問に思ってNHKのサイトを見ると、FAQにこうあった。

Q:原作と違いはありますか。

A:基本的には、ストーリー、トリックなどは原作に基づいています。「メイベル」「オリバー」のオリジナルキャラクターと、多少の話の筋については、アニメ独自の世界を作り上げています。

さすがNHKと思った。公共放送による極生真面目なネタバレ。

『義経』は視聴率結構好調らしい。キャストも豪華だし、なんと言っても義経は日本史最大の人気者だからなあ。反っ歯だったらしいけど。それにしても中井喜一の頼朝は軟弱すぎないか?まあこれもネタだな。

どうでもいいことだが、この番組見るときにはいつもKOEIの『チンギスハーン 蒼き狼と白き雌鹿IV』のキャラを思い出してしまうのです。北条時政がそっくり。


2005-02-21 STL/『発掘を科学する』/『ファンタジックチルドレン』第21話/山尾悠子作品集成 [長年日記]

_ [コンピュータ] STL。

mapとfindの使い方にまごつく。自分用Tipsの記事がどんどん増える。

_ [読書] 「発掘を科学する」

読みさしになっていた『発掘を科学する』(田中琢・佐原真著:岩波新書)をやっと最後まで読んだ。遺跡捏造事件以前・インターネット浸透以前の著作。トイレの遺跡から寄生虫の卵をさがす第3章が特に面白い。このころGISの利用が途に付いたばかりで、今はGISを使うアプリが国土交通省のHPからダウンロードできるようになっている。いくつか落としてみたのでこれから遊んでみる。街道行脚の助けになるといいなあ。

_ [アニメ] 「ファンタジック・チルドレン」

『ファンタジックチルドレン』第21回「デュマ」。やっぱり面白い。最初から見てぇー、だが近頃珍しくDVDが出ていない模様。

_ [読書] 「山尾悠子作品集成」

分厚い『山尾悠子作品集成』を夕べから読み始めた。扉に著者の写真が載っていて巻末にはデビューの頃別冊新評という今は無い雑誌に載っていた山尾氏へのインタビューを含む解説など、ネタバレ満載。最初の作は余りにも懐かしい『夢の棲む街』。住む、ではなく棲む。町、ではなく街なのが山尾悠子。世界は言葉で出来ている。


2005-02-22 中野美代子『西遊記の秘密』/GIS [長年日記]

_ [読書] 「西遊記の秘密」中野美代子

今日から中野美代子著『西遊記の秘密』(福武文庫)を読み始める。これもまた積読の中の一冊。幸運なことに、中野先生が大学で教鞭を取られていた頃わたしは一学生としてその講義を受講することができた。先生の講義の最初の言葉は「わたしの講義は皆さんの頭の中を一度ぐちゃぐちゃにかき回すためのものです」といった意味のことばだった。受験でカチカチになっていたわたしの頭は、中国の奇書のみならず古今東西の博物誌的知識でしっかりとぐちゃぐちゃにかき回され、今に至る。

_ [コンピュータ] GIS

昨日の夜、GISのデータをいくつかダウンロードしてみた。

これをパースできるようなアプリケーションを作ってみようかと思っている。線データ・点データ・メッシュデータなどあって、データの最後の方に台帳なんていうのがついている。線データは細かいポリラインのようなものを創造していたが、5点くらいの座標で与えられているみたい。この手のデータならXMLで書いてあってもよさそうなものだが。まあまずはヘッダを読んで属性を返すところから作るのだろうな。


2005-02-23 まだグラフ/『蒼天航路』第33巻/夕食はチャーハン/『十二国記』第44話/『二つのスピカ』第4話 [長年日記]

_ [コンピュータ] まだグラフで悩んでいる。

開いて小骨を外して並べる。魚料理か…。デバッグ中に初めて見るエラーメッセージが出た。「…意図した記述でしょうか。」意図してねえよ。

_ [漫画] 「蒼天航路」

『蒼天航路』新刊出てたので帰宅途中買って電車の中で読んでしまう。夏候淵妙才死亡。涙がこみ上げそうになった。

_ 久し振りにチャーハンを作る。飯が硬くなっていたのは失敗。グリンピースを山ほど入れるのが好み。

_ [漫画][アニメ] 「十二国記」「ふたつのスピカ」

夜中、『十二国記』第44話。次回でおしまい。後番組は『今日からマ王』(マは本当は○にマ)だそうな。

『ふたつのスピカ』第4話「遠い日の記憶」。わたしの夢の朗読は毎回やるのか?デブリという言葉が出てきて『プラネテス』を思い出す。懐かしい。


2005-02-24 なんか調子が。 [長年日記]

_ 風邪引いてるわけでもないのになんだか調子悪い。

どこがどう痛いとかいうのでもないのだが。

早帰りしてたっぷり寝る。


2005-02-25 『サトラレ』第8巻(ネタバレ)/『ふたつのスピカ』第1巻/Cマガジン2月号/「おてちょ(Drop Me A line)」/Lambert [長年日記]

_ [漫画][アニメ] 「サトラレ」「ふたつのスピカ」

『サトラレ』第8巻出てた。巻を追う毎に自分がサトラレと知ってしまうサトラレが増えていく。この巻で第一部完。再開は夏になるらしい。山田教授がサトラレを保護する立場に宗旨替えしていた。西山君死亡。

『ふたつのスピカ』第1巻、NHKのアニメ見ていて先の話が知りたくなってとうとう買ってしまった。放映と合わせながら少しずつ読んでいこうと。近江圭ちゃんは漫画ではメガネっ娘。アニメのほうがらしい感じで良い。

_ [コンピュータ] Cマガジン2月号買う。

「プログラミング今昔」という記事が面白い。マシン語は慣れると高級言語よりデバッグしやすいんだそうな。この境地はわたしに訪れることは多分無いだろう。ダイクストラはAlgolの開発者。今でもアルゴリズム関連の文献にはPigin Algolという言語でアルゴリズムが記述されている。バグという言葉は、ハーバード大で使っていたMarkIIというコンピュータのリレーに挟まっていた蛾をグレース・ホッパーが取り除いた(デバグした)ことから始まると。ホッパーはCOBOLの母。

_ 仕事の関連で「一筆書き」を英語でなんと言うか調べてたら、一筆啓上のことをdrop a lineと言うのを知った。矢野顕子の曲に「おてちょ Drop Me A Line」というのがあるが、「おてちょ」とは「お手紙ちょうだい」という意味だったのかと、曲を知って5年も経った今知った。

もう1つネタ。光の反射や透過で有名なLambertはカントの前駆と呼ばれる哲学者だった。


2005-02-26 国会図書館/『ふたつのスピカ』第2巻/『西遊記の秘密』(続)/遅い夕食 [長年日記]

_ 国会図書館に行った。歴史の道調査報告書をコピーしてきたが、著作権のシバリで1つの著作につき半分しかコピーが出来ない。まあそれはしょうがないとしても、目次に筆者とその所属などが明記されている場合には、それがたとえ1ページであっても1つの著作とみなされてしまうと言うのには驚いた。「半ページしかコピーできませんがそういうサービスはしておりませんので…」已む無くそこだけ書き写してきた。

_ [漫画][アニメ] 「ふたつのスピカ」

『ふたつのスピカ』第2巻を読む。圭ちゃんは入学後メガネからコンタクトにした。

_ [読書] 『西遊記の秘密』中野美代子。

煉丹術や五行思想など、ちょっと難しい。

夕方少し寝た。風呂に入って、国会図書館で書き写した文書をTeXで打ち込んで、夕食は1:00になった。久し振りの真ガレイの煮付け。どうも薄味になってしまうなあ。けど"コッコ"(魚卵)結構入ってたので良かった。

_ [漫画][アニメ] 「グレネーダー」

カレイ食べながら『グレネーダー』(アニメ)見る。藍前鉄破、ファスナーでっかいなあ。今見ているアニメの中では『グレネーダー』が一番面白い。『ファンタジックチルドレン』も良いけどまだ良くわかってないし。


2005-02-27 GIS→G-XML/『ポワロとマープル』/『義経』第8回/天竺浪人『繭』/おまけライター [長年日記]

_ [コンピュータ] GIS→G−XLM

地図情報データGISがXMLフォーマットであってもいいのに、と数日前に書いたが、やはりG-XMLという形になっていた。国際標準を狙っているらしい。コンバーターがすでに存在しているが、使うための手順はちょっと面倒。(1)GIS形式をG-XMLに変換するコンバータ(日本ラッド提供:メアドと名前の登録がいる)を使いG-XML2.0形式に変換(2)G-XML2.0→3.0にVer.Up(「実用化連絡会」に入会しなくてはならない。氏名・メアドのほか所属・住所・Telなどの登録必要。さらにコンバータの利用申請も必要:フォーマットをDLしてメールで送る)。以上やってみたけど、個人使用ゆえ企業名等開示しなかった。実用化連絡会の寛大さに期待したい。

DLした日本ラッドのツールを使ってみようとしたが、パーサー関係でいくつかjavaファイルが要るみたいでうまく動かない。まあぼつぼつやるかと。

_ いつもの日曜のようにNHK『ポワロとマープル』を見ながら夕食(そういえば今日は昼食も食べ損ねていた)。本編よりも番組最後にやっている「アガサ・クリスティ紀行」のほうが楽しみ。ローストビーフがイギリスの伝統料理だとは認識していなかった。はるか昔、初めての女性がクリスマスの日にローストビーフを作ってくれたのを思い出した。爾来そういった類の想い出は無い。

_ 『義経』第8回「決別」。まだ動き出さない。第1回に鵯越やって以来ここまで、ほとんど義経なる語の感じさせる歴史的な活躍が無く、ここまで伏線なのかって感じさえする。やはり『新撰組』と比べてしまっているのだ。タッキーは今や美少年などではない。ここ数年でかなりムクツケキ男になってしまうように見えて仕方ない。ともかく、うつぼと遮那王は絶対やってる…遺憾、酒が効いてきた。

_ [漫画][アニメ] 天竺浪人「繭」

天竺浪人というエロ漫画家さんがいて、私はずっと彼のファンである。近頃はプレイボーイのエロ小説の挿絵も描いている。新刊が出たので近所の本屋で購入。去年の10月に『Dress Moon』が出て以来で、結構マメに描いてる。カバーが水彩画用の紙でできている。天竺さんは美大出身者ではないかとずっと思っていた。本書はお尻嗜好で満ち溢れていて、退廃的な芸術家の描く歪んだ女性の絵を思わせる。「こびとさん」、ステキな話。買った本屋に「ご自由にお持ちください」と書かれた箱にポスターが丸められて入っていた。黄色い地がちらりと見えるのを良く見ると、キルビルのポスターだったのでもらってきた。

 おまけライターを捨てられない性格だが、ガスが入っているままコレクションするのは危ないのでなるべく使うようにしている。中でも一番下品なのはこれ。 画像の説明

_ 天竺浪人を買った本屋で5本2000円のDVDを買った。一本は及川奈央ので、見てみるとなかなかいい作品だ。キルビルのポスターといい、今日は得したなあ。


2005-02-28 『あずみ2』前売り/G-XML/『あずみ』第34巻/『あいこでしょ!』第7巻(最終) [長年日記]

_ [栗山千明] 「あずみ2」

というわけで『あずみ2』前売りを買った。封切り3/12。学割で見るより安くつくのね。1300円。もちろんお目当ては栗山千明さんさっ

_ [コンピュータ]G-XMLの使用許可、事務局から返事きた。これからまたXMLパーサーとの格闘が始まる。

_ [漫画][アニメ] 「あずみ」「あいこでしょ!」

『あずみ』第34巻今日発売。仲間を失ったあずみの号泣に、電車の中でおもわずもらい泣きしそうに。そして千代蔵と仲良しになる。真性サディストの小山ゆうさん(と信じている。だっていつも暴力シーンがあまりにも容赦ないんですもん)には珍しくキツいシーンが少ない。

『ひまわり幼稚園物語あいこでしょ!』大井昌和。最終巻出た。悲劇&悲劇&のあとに、なかなかのハッピーエンドで大変楽しめた。最初の方の水明くんは幼稚園児にドキドキするちょっと危ないヒトという感じだったが、今もあまりその印象は代わっていない。しかし時はロリコンを純愛に変える。


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