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2010-01-17 あこがれのランドナーが! [長年日記]
_ 先ほどトップページをやっと更新したんですけどね。ふた月ほっときましたね。
それはそうとして。この間の伊豆の山行にいろいろ思うところあって、山の服とか山のシェルターとか山の靴とか物色に行こうと思ったのですよ。とはいえ鶴見のIBS石井スポーツはお店を立たんじゃったし、あとを引き継いだ関内のICI石井スポーツも品ぞろえさほどあらず、東急ハンズも縮小気味で、やはりここはカモシカスポーツ@桜木町かなと思ったのだけど、フェールラーベンのお店がみなとみらいにあるのを知って、訪ねてみました。
途中、スポーツオーソリティなる店を発見、特に期待もなく店内を見回してみました。
「ふむふむ、ここにも自転車置いてるな。クロスが多いのか」みたいな感じで眺めてると、他とは一風変わったアイツが何気なく立っている。タイヤのサイドが肌色、細身の黒いフレームはクロモリ?ドロップハンドルの下側がちょっと開いてるこいつはもしや…?
なんと!あろうことかここには今や入手困難なランドナー、その名も目黒エンペラー…ちがった、丸石エンペラーツーリングマスターが置いてあったのだった。
何度か書いてるけどランドナーはホントにほしかった。安かったマリーンのMTBも嫌いじゃないけど、のんびりロングライドをするんならやはりランドナーが良い、とずっと思ってた。
しかしランドナーを作り続けているところ自体が沢山はなくて、丸石エンペラーは4月ごろの新作を待つよりなさそうな状態。実は10万円を切る低価格でこの製品を作り続けることは大変な努力と言えるらしい。深谷のDAVOSなんてのもあるけどこれは前のギアが2段なので坂道がつらそう。と言って東叡のフルオーダーは20万を超えてしまう。パナソニックのオーダーメイドだと16万ほどで、タイヤも入手しやすい型でフレームの色も豊富に選べる。
私の心は千路に乱れていたのだった。4月を待つか、パナソニックを注文するか…
そんなときに「なんだ、やっと来たのか」みたいな感じでこの黒いクロモリ野郎がここにいる!もう迷う必要はなかった。
初めてのドロップハンドル、初めてのクロモリ、初めての仏式バルブ…何もかもが今乗ってるMTBとは違う。一部小さな部品が欠損してたのと、備え付けの空気入れがへこんでたのでこれは後日取り寄せていただくこととして、即購入。今年はボーナスが出てて良かったな、なんて思いつつ。それにどう考えても安い買い物なのだ。しばしお店で調整していただいている間にくだんのフェールラーベンの店を見てみた。隣のモンベルの店も見た。しかし、いいウェアその他が見つからない。スポーツオーソリティに戻る途中、広場では高い1輪車に乗ってリンゴと剣と棍棒をあつかうジャグラーを見かけた。この芸人はわたしが横浜に来たころからやっていて、昔は山下公園でやってたんだが今はここにいたんだな。ちょっと腕が鈍ってるようだったが、元気そうだ。おひねりを奮発して500円。自分としてはかなり奮発した方。
エンペラーを受け取っておっかなびっくり乗って帰る。ドロップハンドルを使うと姿勢がかなり前傾的になっていつもと違う筋肉が痛い。が、快適だ。ギアチェンジに慣れたらかなりいい感じでロングライドが楽しめることだろう。そういうわけでこの名機を幸運にも入手できたことを祝って祝杯の酒を買うべく寄った酒屋にて撮影。ごめんね、エンペラー。最初の写真が酒屋の前なんて。でも酒屋のエンブレムが、エンペラーという名前に妙に似合ってるよ。